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雑記ブログと特化ブログの違い、特徴とは?メリットとデメリットを解説

WordPressでブログを開設する際に考えることであり悩むこと、それは「ブログで扱うテーマやジャンルを決めること」ではないでしょうか。

テーマを決めずにブログを開設してしまうと、ジャンルがあやふやで見てもらいづらいブログになってしまいます。
また、テーマ選択に慣れていないまま始めてしまい、記事ネタに困ったり記事すら書けなくなって、止めてしまうということもありがちな一例です。

そこで初心者におすすめしたいのが「雑記ブログ」「特化ブログ」といったジャンルです。

ここではブログを「雑記ブログ」と「特化ブログ」の2つに分け、双方の違いや特徴、メリットとデメリットについて詳しく説明します。

雑記ブログと特化ブログの違い・特徴

ブログは大きく分けてテーマやジャンルを決めずに記事を連ねる「雑記ブログ」と、逆にテーマやジャンルを決めて記事を連ねる「特化ブログ」の2つに分けられます。

雑記ブログはその名の通り、テーマやジャンルを持たない記事、例えばその時に流行っている映画、ドラマの感想や、時事問題についての見解など、自身が気になったこと、好きなことを記事として書くブログです。

雑記ブログはその性質上、タイムリーな話題について書かれることが多い傾向にもあり、そのようなブログはトレンドブログとも言われます。

特化ブログはこちらもその名の通り、テーマやジャンルを絞った記事が書かれるブログで、違う話題については記事にしないブログでもあります。
(もちろんテーマやジャンルに関係が深いものであれば、少々ズレていても記事として取り上げることはあります)

また、初めてブログを開設する人の多くが「雑記ブログと特化ブログだと、どちらのほうが自分に向いているのか?」という疑問を抱きます。

結論から言ってしまえば「自分がやりたい方で始めましょう」なのですが、「それが分からない、決められないから教えて欲しい」という本音を抱えた人が大多数でしょうから、次の節より雑記ブログと特化ブログのメリット、デメリットを詳しく解説します。

メリット・デメリットを踏まえて、自身に合うブログはどちらかを考え、決めてみてください。

雑記ブログのメリットとデメリット

雑記ブログのメリット

雑記ブログのメリットは大きく分けて3つあります。

  1. 書きやすいから続けやすい
  2. 時事ネタを扱いやすい
  3. 需要を知ることができる

では、順に説明していきます。

1. 書きやすいから続けやすい

まず1つ目は、雑記ブログのメリットにおいて最大のメリットでもある「記事を書きやすい」ことです。

テーマやジャンルを絞っていないのですから、自身が書きたいこと、好きなことを書けばよいからです。

また、書きたいことや好きなことを書くと、楽しむこともできるため「ブログが続きやすい」というメリットもあります。初心者にありがちな早々に飽きてしまうことが少なくなります。

2. 時事ネタを扱いやすい

2つ目のメリットは、「時事問題や世の中のトレンドについて記事を書くとアクセスが集まりやすい」ことです。

流行とはそれだけ多くの人が注目、関心を持っていることであり、情報を欲しがっている、それも即時に手に入れたいと願っている人が多いため、アクセスを集めやすいのです(但し、これは一時的なことでもあります。詳しくはデメリットにて説明します)。

3. 需要を知ることができる

3つ目のメリットは、「自分の強みや世の中の需要を知ることが出来る」、場合によっては雑記ブログだけでなく後の特化ブログの開設のヒントも手に入れられることです。

雑記ブログで色々な記事を書いていると、最初は見えなかった自身のブログの記事の傾向や、世間で求められている情報が次第に見えてきます。

自分が書きやすいテーマやジャンルの記事はもちろん、特定の記事にアクセスが集まることで、そのテーマやジャンルの記事を増やせば雑記ブログを徐々に特化ブログにシフトすることもできます。

場合によっては雑記ブログとは別に特化ブログを立ち上げて記事を移動するのも良いでしょう。
自分では気が付かなった得意な事、世間の意外な需要などを見つけることが出来るのは雑記ブログならではのメリットだと言えます。

雑記ブログのデメリット

メリットが多い雑記ブログですが、デメリットもあります。
雑記ブログのデメリットも大きく分けて3つあります。

  1. 差別化が難しい
  2. 検索流入が伸びにくい
  3. 収益化が難しい

こちらも順に説明していきます。

1. 差別化が難しい

まず1つ目のデメリットは、雑記ブログは記事を書きやすい、裏を返せば誰でも書ける記事だからこそ「個性が出にくい、差別化も難しい」ことです。

雑記ブログは時事問題やトレンド、そして自身の日記が主な記事となる傾向のため、名前も顔も知られていない人の書く記事はどうしても軽視されてしまう(例えば自身が読者となって考えると、何処の誰が書いたか分からない記事を真に受けることはない)のです。

リアルな生活でも知らない人の話はあまり真剣には聞かない、話半分で聞くことと同じです。

残念ながら実績や肩書きはもちろん、個性も特徴もない雑記ブログは世の中には溢れていて、更に個性も特徴も出しにくい雑記ブログではブロガーとしての専門性、権威性、信頼性をも構築しにくいのです。

雑記ブログでも個性や特徴を出して成功しているものもありますが、それは各分野の有名人や元々名が知れている人など、他の分野での肩書きや実績が既にある人だからこそ成り立つものでもあります。

2. 検索流入が伸びにくい

2つめのデメリットは「検索流入(SEO)の面で伸びにくい」ことです。

GoogleやYahoo!などの検索エンジンは基本的に検索ユーザーの検索意図に則した記事ページを検索結果の上位に表示させます。

そもそも個人的な日記は人に読んでもらうことを前提に書かれていません。

検索ユーザーの意図まで考慮して書かれる雑記ブログの記事はとても少なく、時事問題、トレンドも人が興味を持って検索し、アクセスが集まる時間もほんのわずかな期間でしかありません。

さらに検索エンジンは前述の専門性、権威性、信頼性を重視している(各項目の頭文字を取ってE-A-Tと呼ばれている)ため、検索の評価も上がりにくい、引いては検索順位も上がりにくいのです。

3. 収益化が難しい

3つめのデメリットは「収益化が難しい」ことです。

これも前述のように雑記ブログは専門性、権威性、信頼性を構築しにくいだけでなく、記事のテーマやジャンルがバラバラな雑記ブログだからこそ集まってくる読者の属性もバラバラになりやすいからです。

属性がバラバラで「時事問題やトレンドについて知りたい」という人に、特定の商品購入やサービスの申し込ませようとするのは難しいです。なぜならば、その記事を見た理由が特定の商品が欲しいのではなく、サービスに申し込みたいわけでもないからです。

やたらと広告が多くて記事が読みにくく、途中で記事を読むのを止めた。なんてことがあなたにもありませんか?

むしろ記事に関係のない商品やサービスを不自然に薦めたり、広告の露出を多く挟みすぎると逆に嫌悪感すら与えてしまいます。

メリットデメリット
記事を書きやすい、ブログが続きやすい個性が出にくい、差別化も難しい
時事問題や世の中のトレンドについて記事を書くとアクセスが集まりやすい検索流入(SEO)の面で伸びにくい
自分の強みや世の中の需要を知ることが出来る収益化が難しい

特化ブログのメリットとデメリット

特化ブログのメリット

特化ブログのメリットは大きく分けて3つあります。

  1. 専門性、権威性、信頼性を得やすい
  2. 検索流入が伸びやすい
  3. 収益化し易い

では、順に説明していきます。

1. 専門性、権威性、信頼性を得やすい

まず1つ目は、特化ブログのメリットにおいて最大のメリットでもある「専門性、権威性、信頼性を得やすい」ことです。

テーマやジャンルを絞っている、特化している時点で専門性があると言えますし、専門性は権威性も信頼性も一緒に構築されやすいのです。

例えば保険会社に勤めている社員やファイナンシャルプランナーが保険に特化した記事を書けば、記事内容も間違いはないだろうと判断されて一定の説得力も生まれて信頼を得やすいでしょう。

逆にそうではない、素人に分類される一般人が保険について記事を書いても、情報が不足しているのではないか、間違っているのではないかと懐疑的に感じてしまいやすいものです。

また、その記事が掲載されたブログも保険に特化したブログなのか、他のことも書かれた雑記ブログなのかで読者(ユーザー)に与える専門性、権威性、信頼性も大きく変わります。

誰もが前者のほうが専門性も権威性も信頼性もあると感じるのは言うまでもありません。

特化ブログだからこそ専門性、信頼性が担保されて権威性も生まれるのです。

2. 検索流入が伸びやすい

2つ目のメリットは「検索流入(SEO)の面で伸びやすい」ことです。

前述の通りGoogleやYahoo!などの検索エンジンは基本的に検索ユーザーの検索意図に則した記事ページを検索結果の上位に表示させます。

また、専門性、権威性、信頼性(E-A-T)も重視しているため、それが適う特化ブログは検索の評価も上がりやすい、つまり検索順位も上がりやすいのです。

3. 収益化し易い

3つめのメリットは「収益化し易い」ことです。

特化ブログは専門性、権威性、信頼性を構築しやすいだけでなく、テーマやジャンルを絞っているからこそ集まってくる読者の属性も一貫しているので読者のニーズも意図も掴みやすいのです。

読者のニーズも意図も掴めれば、例えば読者の悩みや問題の解決方法、ヒントとなる情報を提示し易く、解決を早期かつ容易に導くための商品やサービスを一緒に紹介し易いとも言えます。

また、テーマやジャンルを絞っているからこそ読者も他の記事を読みやすく、何度も訪問してくれるリピーターにもなりやすいのです。

こうして見ると、雑記ブログのデメリットがそのまま特化ブログのメリットになると言えます。

ただし、特化ブログであったとしても関係のない商品やサービスを紹介したり、広告の露出を多く挟みすぎたりすると嫌悪感を与えてしまうのは雑記ブログと同じですので注意しましょう。

特化ブログのデメリット

こうして見ると断然特化ブログの方が良いと思えるかもしれませんが、特化ブログにもデメリットはあります。

特化ブログのデメリットも大きく分けて3つあります。

  1. 専門知識が必要となる
  2. 書きにくいから続けにくい
  3. 世間の需要と一致しにくい

こちらも順に説明していきます。

1. 専門知識が必要となる

まず1つ目は、記事を執筆するあなた自身に「専門知識が充分にあるか」ということです。

特化ブログはただ単にテーマやジャンルを絞れば良いというわけではありません。

テーマやジャンルを絞っても、それについての専門的な知識がなければ記事を書けないのはもちろん、書いた記事の内容も説得力も薄くなってしまいます。

2. 書きにくいから続けにくい

2つ目のデメリットは専門性が必要だからこそ「記事を量産しにくい、記事を書き続けることが難しい」ことです。

記事内容の真偽の裏取りや独自の見解はもちろん、読者に専門知識を分かりやすく噛み砕いて説明するにも文章を推敲しなければならないため、1つの記事にかける時間も手間も大きくなってしまいます。

また、テーマやジャンルを絞っているからこそ必然的に記事に書くネタも狭いものになりがちであり、そもそも情報が少ないため定期的な更新すらも難しい状況に陥ることもあるでしょう。

ブログは雑記であれ特化であれ、定期的に記事を更新することが読者を集めるための大切な工夫です。

情報の新鮮さよりも専門性や正確性が求められる特化ブログは、記事をストックしておくのはもちろん、同じテーマの記事であっても視点や条件を変えて書いた記事を定期更新、投稿することを心がけてみてください。

3. 世間の需要と一致しにくい

3つめのデメリットは「世間のニーズ、意図と専門性が一致しているかでアクセス数が大幅に変わる」ことです。

テーマやジャンルを絞っているからこそ集まってくる読者の属性は一貫しています。

読者のニーズも意図も掴みやすいのは特化ブログのメリットではありますが、あまりに絞りすぎるとそれを望んでいる読者自身が少なすぎて、場合によっては世間のニーズは全くないことでアクセスが伸びないこともよく起こります。

また、特化ブログのメリットとして収益化し易いことを挙げましたが、マネタイズのポイントがアフィリエイトによる商品の紹介やサービスの申し込みであった場合、自身のテーマやジャンルに沿うアフィリエイトがなければ紹介料を得ることすら出来ません。

どんなテーマ、ジャンルを選ぶかを決めかねているならば、難易度と収益性を纏めた以下の記事を参考にしてみて下さい。

【ブログジャンル一覧】初心者におすすめアフィリエイトジャンルの選び方

メリットデメリット
専門性、権威性、信頼性を得やすい専門知識が充分にあるか問われる
検索流入(SEO)の面で伸びやすい記事を量産しにくい、記事を書き続けることが難しい
収益化し易い世間のニーズ、意図と専門性が一致しているかでアクセス数が大幅に変わる

ちなみに最近はアフィリエイトを介さずに自社の商品やサービスを提供するためにブログ(オウンドメディア)を自前で始める法人、企業も増えています。

オウンドメディアは自社の商品、サービスはもちろん、それに関する情報を提供することが主な目的ですので、正に特化ブログと言えますね。

あなたにおすすめなのは雑記ブログか?特化ブログか?

ここで最初の質問である「雑記ブログと特化ブログだと、どちらのほうが自分に向いているのか?」という質問の答えをまとめます。

メリット、デメリットを読んでもピンと来ない方は「雑記ブログ」をおすすめします。

ピンと来ないのは具体的なイメージを持てないぐらいに圧倒的に書く経験が足りないからであり、そういう方はまずは何でも良いのでブログを書きましょう。

最初から収益を出したい、アクセスを増やしたいという気持ちがあると思います。
しかし、いきなり結果を出したり収益やアクセスが増えるというのは非常に難しいです。

まずは記事を書くことを始めましょう。
自分の得意なことが具体的に分かっている人や専門的な知識を持っている人は「特化ブログ」をおすすめします。

世間のニーズ、意図を踏まえつつ、ブログの定期的な更新が行えればアクセスは順調に伸びていくでしょう。

特化ブログは続ければ続けるほど専門性、権威性、信頼性も増すので、ブログ以外での仕事の依頼チャンスも広がる可能性も含んでいます。

あなたの傾向おすすめは…
自分の書きたいように書きたい雑記ブログ
メリット・デメリットを読んでもピンと来ない雑記ブログ
特化ブログを書くには知識も経験も乏しい雑記ブログ
自分の得意なことが具体的に分かる雑記ブログ
専門的な知識を有している特化ブログ
自身のブランディングを兼ねたい特化ブログ

まとめ

以上が雑記ブログと特化ブログのメリット、デメリットです。

そして、どちらのブログにも共通することは定期的に記事を更新することが読者を集める、リピーターを増やすための工夫でもあります。

例えば雑誌と一緒で毎週〇曜日、毎月〇日など発売日が決まっているからこそ読者はその日に合わせて購読するように、ブログも更新するタイミングが予め決まっている、知られていれば読者もそのタイミングに合わせてブログに訪問するようになります。

また、どちらのブログも読者を意識して記事を書くこと、読みやすさや分かりやすさはもちろん、読後感を意識して記事を書くだけでも記事の質がかなり上がります。

それだけで雑記ブログの日記が誰にも読めるコラム記事に、特化ブログの専門記事が誰にも理解できるレポート記事に昇華されるのです。

最後にあなたの自己実現、自身の目標をブログで適えることを心から願って、締めの言葉といたします。

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WordPressの使い方・記事ページの書き方から公開までをじっくり解説

WordPressにてWebサイトやブログを開設し、実際に記事(コンテンツ)の作成を始めてみたものの、特に初心者の方はWordPressの使い方がイマイチ分からなくて戸惑っている方も多いのではないでしょうか。

エディター画面は同じでも、投稿ページや固定ページでメニューが別になっていたり、WordPress5.0から実装されたブロックエディターの使い方や機能が分からなくて肝心の記事作成が滞っていたり…なかなか前に進めない方もいるでしょう。

この記事ではWordPressの投稿ページと固定ページの違いや使い方、ブロックエディターによる記事の書き方、機能について解説します。

さらには他にもあるWordPressの設定方法についても解説しますので、この記事を読んでWordPressの使い方、書き方をマスターして、あなたのWebサイト、ブログを充実させましょう!

WordPressの投稿ページと固定ページの使い方

まずは投稿ページと固定ページの違い、主な用途について説明します。

投稿ページとは、主にブログ記事(コンテンツ)やお知らせとして作成、使用するページです。

複数の記事ページで構成されるため、カテゴリーやタグで分類分けを行うことができ、その分類別に記事を一覧で表示することも出来ます。

一方、固定ページはブログ記事のように複数あるページと言うよりは単体で成り立つページであり、プロフィール(会社概要)やお問い合せフォーム、プライバシーポリシーなどが作られ、使用されるページです。

また、上記のような使い方に限らなくても良いのですが、自身はもちろんWebサイトやブログの構造、構成をユーザー(読者)にも分かりやすく伝えることを考えれば、その通りに使用することをおススメします。

(最近では企業、法人のコーポレートサイトに新着情報をブログ記事として公開したり、ブログサイトに自身のプロフィールを掲載することも増えています。どちらにも使われる機能として備わっていると言えます。)

ページの追加・編集・削除方法

WordPressの投稿は、新規追加ボタンをクリックして記事を作成し、最後に公開ボタンをクリックすればページが追加されて公開されます。

また、一度公開した投稿ページや固定ページを後に編集・削除を行う事もできます。

ここではページの追加・編集・削除の方法を説明します。

ページの追加

早速、ページの追加を行ってみましょう(ここでは投稿ページを例に説明します)

WordPressにログイン後、左横に表示されているメニューの「投稿」にオンマウスするとさらにメニューが表示されるので、投稿一覧をクリックします。

すると、現在投稿されている記事の一覧が表示されますので、上の「新規登録」ボタンをクリックすると、エディター画面に遷移します。

(メニューにて投稿一覧でなく新規登録をクリックすると、一覧表示をスキップしてエディター画面に直接遷移します)

エディター画面にてタイトルを追加し、公開ボタンをクリックすれば(記事はなくても)ページが追加、生成されて公開となります。

記事およびタイトルは後に編集できますので、まずは好きなタイトルをつけて、投稿ページを追加してみてください。

新しい投稿ページが追加されているはずです。

ページの編集

次は投稿したページの編集を行ってみましょう。

ページの追加と同じように、左横に表示されているメニューの「投稿」にオンマウスするとさらにメニューが表示されるので、「投稿一覧」をクリックします。

すると現在投稿されている記事の一覧が表示されますので、先ほど追加した記事のタイトルをクリックします。

クリックするとエディター画面に遷移しますので、タイトル、および記事の編集を行えます。

また、記事一覧にてタイトルにオンマウスするとタイトルの下にメニューが表示され、メニュー内の「クイック編集」をクリックすると、簡易的な編集を行うこともできます。

ページの削除

もちろん投稿したページは削除が可能です。

ページの編集と同じように、左横に表示されているメニューの「投稿」にオンマウスするとさらにメニューが表示されるので、「投稿一覧」をクリックします。

すると現在投稿されている記事の一覧が表示されますので、記事のタイトルにオンマウスするとメニューが表示されます。

メニュー内の「ゴミ箱」をクリックすると該当の記事はゴミ箱に移動し、記事の一覧からは削除されます。

ただし、これは完全に記事が削除されたわけではなく、該当の記事は非公開かつゴミ箱に移動した状態です。

さらに「ゴミ箱」をクリックすると、「ゴミ箱」にある記事一覧が表示され、削除したい記事のタイトルにオンマウスすると「復元」や「完全に削除する」などメニューが表示されます。

ここで「復元」をクリックすると、ゴミ箱に移動する前の状態に戻ります(該当記事は記事一覧に戻ります)。

記事そのものを削除してしまいたい場合は「完全に削除する」をクリックしてください(これを実行すると記事は完全に削除されるため、「復元」することも出来なくなります)。

ブロックエディターの基本的な使い方

以前のエディターはクラシックエディターが標準でしたが、WordPress5.0以降はブロックエディターが標準となりました。

ブロックエディタでは文章や画像をブロックという単位で管理するもので、レイアウトの変更や位置調整をしやすいのが特徴です。

よってここではブロックエディターの基本的な使い方について説明します。

(※ クラシックエディターとはWordPressが提供していた旧エディターです。クラッシックエディターを使って記事を作成したい場合は、プラグインの「Classic Editor」をインストールして有効化すればクラシックエディターを利用することが出来ます)

ブロックエディターを開くと、以下のような画面が表示されます。

1.タイトルを作成する

まずは記事のタイトルを入力します。

灰色で「タイトルを追加」と書かれている部分をクリックして、記事のタイトルを入力します。

2.記事を作成する

次に+が書かれているアイコン(画面上もしくは画面右横に表示されている)をクリックしてブロックを追加します。

追加できるアイコン一覧が表示されますので、ここではテキストを入力する「段落」を選択します。

これでテキストが入力できるブロックが出来ましたので、実際にテキストを入力してみてください。

3.見出しを作成する

テキストを読みやすくするために、適度な文節で見出しを作成しましょう。

+アイコンをクリックするとアイコン一覧が表示されますので、「見出し」を選択します。

後は段落と同じです。実際にテキストを入力して見出しを作成してください。

4.文字を装飾する

さらにテキストを読みやすくするために、重要な単語、文節を太字で強調したり色をつけて読みやすくしましょう。

強調や色をつけたいテキストを選択するとツールバーが表示されますので、太字の場合は「B」を、色を変える場合は「Aのテキスト色」をクリックして色を選択します。

他にも「I」を選択するとテキストがイタリック表記に、下矢印ボタンを選択すると、その他の機能が表示されてフォントサイズの変更や下線を引くこともできます。

5.リストを作成する

テキスト内容を分かりやすく伝える工夫として、箇条書きにしてリスト表示を行うのもひとつの方法です。

リスト表示には番号付きのものと番号無しのものの2種類があります。

リスト表示を行いたいテキストを選択するとツールバーが表示されます。

記事内容に応じて適切なものを選んで使いましょう。

6.画像を挿入する

記事にはテキストだけでなく、画像を添付することも出来ます。

+アイコンをクリックするとアイコン一覧が表示されますので、「画像」を選択します。

貼り付けたい画像ファイルを選択して貼り付けるだけでなく、画像をドラッグ&ドロップすることで簡単に張り付けることもできます。

7.テキストの引用

記事には自身のオリジナルテキストだけでなく、記事内容の根拠や元となった他のWebサイトの記事を引用して紹介することもあるでしょう。

+アイコンをクリックし、「すべて表示」をクリックするとアイコン一覧が表示されますので、「引用」を選択します。

また、引用を行う場合は引用したテキストだけでなく、引用元(Webサイト名やリンク)も明記しておきましょう。

8.リンクを挿入する

記事にはテキストリンクを貼ることも出来ます。

リンク化したいテキストを選択するとツールバーが表示されますので、「鎖のアイコン」をクリックします。

すると入力欄が開きますので、URLをペーストまたは入力してリターンキーをクリックして設定します。

以上が、ブロックエディターの基本的な使い方です。

全ての入力、設定が終わったら画面右上の「公開」ボタンをクリックして完了です。

ブロックの挿入・削除などの機能

記事を作成していると新しいブロックを挿入することでテキストや画像を追加したりするのはもちろん、いらないブロックを削除することも起こるでしょう。

これもブロックエディターでは簡単に行うことが出来ます。

ブロックの挿入

ブロックの挿入を行うには、新しくブロックを挿入したい箇所のブロックとブロックの間にオンマウスします。

すると「+」ボタンが表示されますのでボタンをクリックするとブロックを選択するツールバーが表示されます。

挿入したいブロックを選択することでブロックが挿入されます。

ブロックの削除

ブロックの削除を行うには、削除したいブロックを選択します。

ブロックを選択後、ツールバーから「…」の詳細設定アイコンをクリックするとメニューに「ブロックを削除」が表示されますのでクリックします。

これでブロックの削除は完了です。

ブロックの移動

ブロックは挿入や削除だけでなく、ブロックの場所を移動することも出来ます。

ブロック選択後、ツールバーの上下のボタンをクリックすることでブロックの移動が行われます。

(上を押せば選択したブロックが一つ上に、下を押せば選択したブロックが一つ下に移動します)

また、ブロックは一つだけの選択ではなくshiftキーを押しながら複数のブロックを選択することで、複数のブロックを一緒に移動することも出来ます。

以上の機能を使えば、記事の修正もよりスムーズに行えるでしょう。

他にも使えるWordPressの設定方法

記事の作成におけるブロックエディターの基本的な使い方は以上ですが、ブロックエディター以外にも記事を充実させる機能がWordPressには実装されています。

是非、こちらも実装してあなたの記事をさらに充実させてみましょう。

アイキャッチ画像の設定

記事を一覧表示した際に画像があると読者も記事を読む前にイメージを掴みやすく、また、SNSなど他のメディアでリンクを引用した際に画像があると興味を引きやすいです。

(SNSにてアイキャッチ画像を表示させるにはOGP設定を行わなければなりませんが、ここではその説明は割愛いたします)

WordPressは記事ごとにアイキャッチ画像を設定することが出来ます。

まずはアイキャッチ画像を入れたい記事を開き、ブロックエディターの右上にある投稿ボタンをクリックしてメニューを開きます。

メニューにある「アイキャッチ画像」をクリックすると「アイキャッチ画像の設定」ボタンが表示されます。

クリックして画像ファイルを選択、設定を行いましょう。

カテゴリーの設定

WordPressでは投稿した記事をジャンル分けするためのカテゴリー機能と、投稿記事にタグを付けるタグ機能があります。

特にカテゴリー機能は複数あるブログ記事をグループ分けすることでカテゴリー別に記事一覧を表示することも出来ますので極力設定しておきたい機能です。

まずはカテゴリーを設定したい記事を開き、ブロックエディターの右上にある投稿ボタンをクリックしてメニューを開きます。

メニューにある「カテゴリー」をクリックするとカテゴリーの一覧が表示されるので、該当するカテゴリーにチェックを入れて設定を行います。

また、「新規カテゴリーを追加」をクリックして新しいカテゴリーを作成、設定することも出来ます。

記事のURL(パーマリンク)の設定

WordPressでは投稿した記事に固有のURL(パーマリンク)が自動で割り振られます。

この自動で割り振られるURLを変更することも出来ます。

まずはURLを設定したい記事を開きます。

ブロックエディターの右上にある投稿ボタンをクリックするとメニューが開きます。

メニューにある「パーマリンク」をクリックするとURLスラッグという入力欄が表示されるので、ここに変更したいURLを入れて設定を行います。

URLは分かりやすい文字列にするのが望ましいですが、日本語URLではSNSなどでパーマリンクをシェアした場合に文字列が変換されてしまうため、極力半角英数字にすることが望ましいです。

下書き保存、非公開、パスワード設定

記事がまだ作成途中で公開したくない場合には下書き保存を行いましょう。

ブロックエディターの右上に「下書き保存」ボタンがありますので、これをクリックします。

また、一度公開したページを非公開に戻すことも出来ます。

非公開にしたい記事を開き、ブロックエディターの右上にある投稿ボタンをクリックします。

メニューにある「ステータスと公開状態」をクリックすると表示状態が「公開」になっていますので、これをクリックして「非公開」を選択します。

さらに、記事ページを閲覧できる人を限定するパスワード設定も行う事ができます。

同じくパスワード設定したい記事を開き、ブロックエディターの右上にある投稿ボタンをクリックします。

メニューにある「ステータスと公開状態」をクリックすると表示状態が「公開」になっていますので、これをクリックして「パスワード保護」を選択し、パスワードを入力、設定します。

これでパスワードを入力しないと閲覧ができないページになりました。

まとめ

以上がWordPressの使い方・記事ページの書き方から公開までの一連の設定です。

この記事を見ながら実際に手を動かしてみると理解も早まり、操作にも慣れることが出来るでしょう。

これらの設定をしっかり行うことであなたのWordPressの記事作成が容易になるのはもちろん、読者(ユーザー)にとっても読みやすい記事を提供することに繋がりますので、是非マスターしてくださいね!

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複数人でメールアドレスを共有するときの注意点

ロリポップCRチームのmochikoです。今回は、会社の代表メールアドレス、部署内で共有しているメールアドレスなど、複数人がひとつのメールアドレスを使う際に起こるよくある問題とその対策についてご紹介します。また、知っておくと便利なメールの仕組みについても詳しく解説します。

複数人での共有メールアドレス運用のトラブル

会社の営業所でinfo@example.comというメールアドレスを複数人で使っているケースを思い浮かべてみてください。このメールアドレスを営業所の全員で共有している場合、各々のパソコンでメールを確認閲覧できたり、営業チームは外出先からスマートフォンで確認することもありそうです。

そんなとき、次のようなトラブルが発生することがあります。

  • 誰に聞いても削除した形跡がないのに、メールサーバーにあるはずのメールが見当たらない!
  • 営業所のパソコンでは確認できたメールが、外出先でスマートフォンから確認できなかった
  • 削除したはずなのに、同じメールが復活している?

上記のようなケースは、メールを受信する際の接続方式の違いと、その設定によって発生する可能性があります。

今回は、メールの送受信の仕組みを説明しながら、大切なメールのデータを失わずに、できるだけ安全に運用するための注意点についてまとめていきます。

メールのしくみ

メールのしくみを理解するために、まずは専門用語の説明をします。この記事では以下の用語を次のような意味で使います。

  • クライアント
    メールソフトが動いている機器のことや、そこで動作しているメールソフトのことを指します。サーバーとの対比で「クライアント」というキーワードを使用していますが、難しく感じる方は、この後の説明ではおおむねメールソフトと同じ意味として読み替えてもらっても構いません。
  • メールソフト
    クライアント上でメールの送信や受信、閲覧を行うためのソフト(OutlookやThunderbird、Macやiphoneの標準メーラーなど)
  • メールサーバー
    メールを送信したり受信したりするサーバー(本記事では受信時と送信時のサーバーを区別せずにメールサーバーと表記します)

まずは、実際にメールが送られる時の流れを簡単に見てみましょう。

例)ロリポップのメールサービスを使っているAさんがBさんあてにメールを送る場合の図
  1. Aさんが自分のPCからBさん宛にメールを作成して送信する
  2. Aさんのメールソフトからロリポップのメールサーバーにメールのデータが届く(SMTP)
  3. Bさんが使っているメールサーバーにメールのデータが届く(SMTP)
  4. Bさんのメールソフトがメールをメールサーバーに取得しにいく(POPまたはIMAP)
  5. Bさんがメールソフト上でメールを確認する

かっこの中に書かれているSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)やPOP(Post Office Protocol)、IMAP(Internet Message Access Protocol)などは「プロトコル」と呼ばれるものの種類を表しています。プロトコルとは、通信するときの約束事やルールのことです。
メールにはメールの、WebにはWebのルールがあって、メールソフトなどのアプリケーションが通信をするときは、そのルールを守る決まりになっています。

ここではひとつひとつのプロトコルに対する詳しい解説は割愛しますが、SMTPはメールを送信する時に使うルールで、POPとIMAPはメールを受信する時に使うルールであるということだけ覚えていただければ大丈夫です。

なんとなく全体像を把握したところで、Bさんのメールサーバーにメールが届いてからBさんが実際にメールを確認するまでを、さらに詳しく見てみましょう。

Bさんから見ると、Aさんからのメールは自分のスマートフォンまで自動的に届いているように感じるのですが、実はそうではありません。
スマートフォン上で動いているメールソフトはメールサーバーからメールが送られてくるのを待っているのではなく、自らメールサーバーにアクセスしてデータを取得しにいっています。

つまりメールサーバー側がクライアントに「メールが届いたよ」と送ってくれているのではなく、クライアント側からメールサーバーに「メールはありますか?」と問い合わせをしているのです。

POPとIMAPの違い

メールソフトでメールを受信する方法は、POPとIMAPの2種類があります。 それぞれクライアントからメールサーバーにアクセスするという点は共通していますが、 以下のような違いがあります。

POP

  • メールデータをダウンロードしてメールソフト上で閲覧することが前提の方法
  • 基本的にメールサーバーにメールが残らない(※1)

IMAP

  • メールサーバーにあるメールデータをメールソフト上からそのまま閲覧、管理する方法
  • メールサーバーの容量を気にする必要がある

※1 メールサーバーにデータを残す設定も可能です。

スマートフォンなどのモバイル機器で動くメールソフトやWebブラウザ上で使うメールソフトなどは、 メールデータをダウンロードできないため、IMAPが使われています。

共通メール運用のトラブルの原因と対処方法

ここで最初に出てきたケースについて、改めて考えてみましょう。何が起こったと考えられるのでしょうか。

  • 誰に聞いても削除した形跡がないのに、メールサーバーにあるはずのメールが見当たらない!
  • 営業所のパソコンでは確認できたメールが、外出先でスマートフォンから確認できなかった
  • 削除したはずなのに、同じメールが復活している?

メールを受信するときのPOPとIMAPの違いを踏まえて、順番に見ていきましょう。

誰に聞いても削除した形跡がないのに、メールサーバーにあるはずのメールが見当たらない!

考えられる要因

  • 新しいパソコンAで新たにメールソフトの設定を行った際の設定ミスが考えられる
  • POPにてメールサーバーにデータのコピーを残さない設定にして、メールを受信した

メールデータをパソコンAでダウンロードしてしまうと、別の時にパソコンBでメールを閲覧しようとしてもメールサーバーにメールデータがないので、メールを閲覧することができません。

ただし、パソコンAでメールデータをダウンロードするよりも前に、パソコンCでPOPで接続しメールデータをダウンロードしていた場合は、パソコンCではメールの内容を確認することができます。

対処方法

  • POPでメール設定をする際に「メールデータのコピーの残す」という設定にチェックが入っているか確認する
  • POPを使わずにIMAPで設定する

POPでは基本的にメールデータをダウンロードするため、メールサーバーに残しません。メールソフトによっては「メールデータのコピーの残す」という設定がデフォルトで有効になっていないケースがあるので、必ず確認するようにしましょう。
また、POPを使う理由が特にないのであれば、メールソフトの設定をIMAPで統一することで防ぐことが可能です。

営業所のパソコンでは確認できたメールが、外出先でスマートフォンから確認できなかった

考えられる要因

  • 営業所のパソコンのメールソフトをPOPでメールサーバーにデータのコピーを残さない設定にして、メールを受信した

最初の例でも説明したとおり、メールが確認できた営業所のパソコンは、メールサーバーからデータが削除される前にメールをダウンロードしていたと考えられます。
もしかしたら、このパソコンのメールソフトの設定がメールサーバーにデータのコピーを残さない設定になっているかもしれません。

スマートフォン上で動くメールソフトはほとんどがIMAPを使っています。IMAPでは、メールサーバー接続した時点でそこにデータがなければメールは確認できません。

対処方法

  • 該当のメールが閲覧できるパソコンのメールソフトの設定を確認する

POPでメールの設定を行う場合は、「メールデータのコピーの残す」という設定に必ずチェックが入っているか確認を行います。

こちらも、POPを使う理由が特にないのであれば、メールソフトの設定をIMAPで統一することで防ぐことが可能です。

削除したはずなのに、同じメールが復活している?

考えられる要因

  • 削除したのはPOPでダウンロードしたパソコン上にあるメールのデータであり、メールサーバーからは削除されていなかった
  • メールサーバーにメールデータが残っている状態なので、別のクライアントには同じメールが届いた

POPは基本的にダウンロードしかできないので、メールソフトでメールを削除してもメールサーバー上のデータを削除することはできません。

そのため、別のパソコンやスマートフォンがメールサーバーにアクセスすると、メールサーバーにはメールのデータが残っているので、パソコンで消したはずのメールが復活したようにみえてしまいます。

対処方法

  • メールのPOP設定を見直す

POP接続であっても、メールソフトの設定で削除操作と同時にメールサーバー上のメールデータを削除することが可能です。また、IMAPでメールを削除すると、メールサーバーのデータを削除することになるので、同じメールが再び届いてしまうということがありません。

複数人でのメール管理の落とし穴

POPによる接続であっても、設定さえ正しくしておけばメールサーバーにメールデータを保持しておくことは可能です。
しかしPOPの基本的な考え方は、「クライアントにメールデータをダウンロードして管理する」というものでした。
複数人でメールアドレスを共有する場合、メールサーバーにはメールデータを残しておく必要があるので、POPの基本的な考え方とは少し異なる使い方をすることになります。

また、POPを使ってメールソフトの設定をする際には、メールアドレスを共有する人全員が設定を正しく行う必要があります。
1台でも設定を誤ると、メールサーバーからメールのデータを削除してしまう事態になる危険性があることが先程あげた例でお分かりいただけたと思います。

こういったことを起こさないためにも、普段はメールのデータをメールサーバー側で管理する、IMAPによる接続を使うのが安全かもしれません。

ただし、残しておきたい大切なメールは、必ず定期的にメールサーバーからダウンロードしてメールデータのバックアップを取るようにしましょう。
メールサーバーにデータを残し続けることで、データ容量やメールの数が増えすぎてしまうケースもあります。メールサーバーの上限を超えないようにデータを整理しながら利用することが大切です。

共有メールアドレスでのよくあるトラブルと、POPとIMAPというメールを受信する際のルール(プロトコル)の違いについて簡単に説明してきました。
最後に、POPとIMAPにはそれぞれメリットとデメリットがありますので、利用用途に応じておすすめなケースを紹介します。

POPがおすすめなケース

  • メールの送受信をひとつのクライアントのみで行う場合
  • インターネット接続ができない環境で過去のメールを確認する必要がある場合
  • メールサーバーのディスク容量が少ない場合

IMAPがおすすめなケース

  • 複数人で管理する共有メールアドレスを使う場合
  • 外出先と自宅など、複数のクライアントからメールを使う場合
  • メールが到着し次第、新着メールとして常に確認しておきたい場合(一般的にPOPより早く確認ができます)
  • モバイル機器などクライアントのディスク容量が少ない場合
  • パソコンを買い替えた時にメールデータの移設をせずにそのまま使いたい場合

まとめ

  • 基本はIMAPで利用してサーバーのデータを複数クライアントから閲覧するのがおすすめです
  • 新しくメールソフトを設定する時は設定に間違いがないか特に注意しましょう
  • 定期的にメールサーバーのデータの容量やメールの数をチェックして、バックアップを取るなどメールデータを適切に管理するようにしましょう

メールの設定内容を理解して、正しく安全に共有メールアドレスを運用しましょう。

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アフィリエイト初心者が月に1万円の報酬を得るまでにやるべきこと

アフィリエイトを始めたばかりだけど報酬を得られない…。アフィリエイトで月1万円の報酬を得るにはどうすれば達成できるのか分からない。と悩んでいる方はいませんか?

実際にアフィリエイトで月1万円稼げない人の割合は65%以上いると調査結果が出ています。

引用:アフィリエイトマーケティング協会

この調査結果によると、アフィリエイトで月1万円以上の収入がある人の割合は、全体の35%(2020年7月)程度です。この結果を見ると月1万円の報酬を得るのは難しいように思えますが、実態は知識が全くない状態でアフィリエイトをしていることが原因です。

アフィリエイトで月1万円の報酬を得るためには、以下の5点をしっかりと理解し、実行する必要があります。

  1. アフィリエイトとはなにか
  2. どんな人の悩みを解決させたいか
  3. 検索順位を上げるためには何をすればよいか
  4. 「収益記事」と「集客記事」の役割を理解し、使い分けられているか
  5. 報酬を得るために必要な期間はどれくらいか

この記事ではアフィリエイト初心者のために、理解しておきたい5つのことと、よくある失敗に関して詳しく解説していきます。

アフィリエイトとはなにかを理解しよう

アフィリエイトの仕組みについて、しっかり理解をした上でブログを運営している人は多くはありません。

アフィリエイトの基本的な仕組みは「商品を紹介すると紹介料がもらえる」ということです。

アフィリエイトの始め方を詳しく知りたい方は【アフィリエイト初心者向け】アフィリエイトの始め方をわかりやすく解説をご覧ください。

アフィリエイトの種類

実際にアフィリエイトで報酬を得る場合、どのような種類があるかを理解しておきましょう。

アフィリエイトは種類がたくさんあるのですが、主に使われるのは3種類です。

  1. ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)
  2. 物販アフィリエイト
  3. クリック型報酬アフィリエイト

この3つを抑えておけば十分です。

これらは記事に合わせて同時に使用することができるので、しっかり登録して使えるようにしておきましょう。

1. ASP(アフィリエイト ・サービス・プロバイダ)

ASPとは、アフィリエイト広告を管理し、広告主とメディア(私たち)を繋げてくれる企業のことです。

ASPに登録すると様々な企業の広告をブログに貼れるようになります。アフィリエイトをするためには、必ずASPに登録しておく必要があります。

ここでは代表的なASPを紹介します。

アフィリエイトを初めた人が必ず登録しておくべきASPです。

ブログ開設した直後にも登録ができ、審査がないのでブログ初心者におすすめです。
既にブログ運営していて記事を書いているという場合は、下記のASPもおすすめです。

ASPによって使うことができる広告の種類が変わってきます。複数登録することで、使いたい広告がなくて困ったという状況を防ぐことができます。

ただし、それぞれ審査がありますので、ブログを20記事程度書いてから申請しましょう。

2.物販アフィリエイト

物販アフィリエイトとは、「楽天」や「Amazon」にある商品を紹介できるアフィリエイトプログラムです。

この2つは登録するだけで、それぞれのショッピングモールに掲載されている商品全てを紹介することができます。

Amazonアソシエイト:紹介料率 2%〜10%

Amazonで販売している商品及びサービスを紹介することができます。
料率について詳しくは「アソシエイト・プログラム紹介料率表」 をご覧ください。

楽天アフィリエイト:紹介料 2%~4%

楽天サービスで販売している商品を紹介することができます。Cookieの保持期間が長いのが特徴です。
料率について詳しくは「楽天アフィリエイト ジャンル別料率一覧」をご覧ください。

Amazonアソシエイトも楽天アフィリエイトも特別紹介料など、日々変更があるのでチェックしてみてください。

Amazonアソシエイトの登録はこちら

楽天アフィリエイトの登録はこちら

3.クリック型報酬アフィリエイト

クリック型報酬アフィリエイトは広告をクリックされるだけで報酬が発生するもので、収益化が最も簡単です。

広告を貼るだけで一定数の報酬が見込めるので、特に初心者の雑記ブログにおすすめです。

クリック型報酬アフィリエイトで有名なのが、「Google Adsense」です。

Google Adsenseは審査が厳しく、ブログに記事がないと合格しないので、記事を10本程度書いてから申し込みましょう。

GoogleAdsenseを設置するまでの手順については、「ブログにGoogleアドセンスを設置するまでの手順【審査のポイントと申請方法も詳しく解説します】」をご覧ください。

どんな人の悩みを解決させたいかを理解しよう

アフィリエイトをしても報酬に繋がる記事とそうでない記事には大きく違いがあります。それは以下の2つです。

  • ペルソナを設定しているか
  • 読者の悩みを解決しているか

順に説明していきます。

ペルソナを設定しているか

アフィリエイトに関する記事でよくある間違いは「誰に対して紹介しているのか」を想像せず、売れたらラッキーだなと思ってブログを書くことです。

あなたは、報酬を得られそうという理由で知り合いに何かを紹介しますか?相手のことを知っているなら、その人が興味もないものを紹介したりはしないはずです。

インターネット上での紹介は、相手の姿・形が見えないので想像しにくいですが、実際に知り合いに紹介するのと同じように考えブログを運営する必要があります。

例えば、高級チョコレートを販売する時を考えてみましょう。世界中の全員に対して高級チョコレートを販売するよりも、「24歳の会社員が自分へのご褒美として、普段よりちょっと贅沢したいときに食べるチョコレート」とした方がどんな言葉遣いでどんな訴求をすべきか想像しやすいですよね。
このように記事を書くときは「購入する人はどんな人か」を想像し、ペルソナを定義することが重要です。

ペルソナで定義する項目の一例を紹介します。

  • 名前
  • 性別
  • 年齢
  • 職業
  • 学歴
  • 収入
  • 既婚・未婚
  • 同居家族構成
  • 休日の過ごし方
  • 趣味

項目を細かく定義していくことによって、紹介する商品を購入したいと思う人を特定して考えることができるようになります。

ペルソナを、細かく設定してしまうと該当する人がいなくて誰も買わないのではないかと思うかもしれません。しかし、1人の悩みを解決する商品やサービスでも、実は世の中に似たような境遇の人はたくさんいます。その人の悩みに深く入り込みやすいので、むしろ購入されやすくなります。

読者の悩みを解決しているか

ブログの記事に、何も考えずアフィリエイト広告を貼ってみてもほとんど場合、報酬を得ることができません。それは「その記事で人の悩みが解決されていない」ことが原因です。

実際にインターネットで何かを検索する時を思い出してください。ほとんどの場合「何かを調べたいとき」ではないでしょうか。

ブログ記事に必要なことは、その人の悩みを解決できるような「情報」を提供することです。ブログに「今日の日記」を書いても誰も興味ないですし、悩みを解決していないので読まれません。

あなたが、今なぜこの記事を読んでいるのかというと「アフィリエイトで月1万円の報酬を得る方法」知りたいからです。

この記事の様に「アフィリエイトで報酬を得る方法が知りたい」という悩みを解決している場合は、必要な人にしっかりと読まれます。

必ず「何かの悩みを解決する」というのを心がけてブログを運営するようにしましょう。

検索順位を上げるためには何をすればよいかを理解しよう

SEOについて

人の悩みを解決する記事を書くといっても、ただがむしゃらに書けば良いというわけではありません。ブログを運営していく上で必ず理解する必要があるのがSEOです。

SEOは「検索エンジン最適化」の略で、人が言葉を検索した際に自分のブログ記事を上位に表示させるための対策のことをいいます。

例えば「風邪 治し方」と検索した場合、下記の画像のようにたくさんページが表示されます。

検索結果の中でページがクリックされる確率は、掲載順によって大きく変動し、4番目以降の結果がクリックされる確率は10%もありません。

検索順位クリック率
1位28.5%
2位15.7%
3位11.0%
4位8.0%
5位7.2%
6位5.1%
7位4.0%
8位3.2%
9位2.8%
10位2.5%

引用:Why (almost) everything you knew about Google CTR is no longer valid (SISTRIX)

この結果を見ると、人が知りたいことを検索した際、最低でも1位~3位に書いた記事が表示されてければ、あなたの書いた記事に来ることはほとんどないことがわかります。

そのためにも、SEOを理解して上位に表示させる記事を書く必要があります。

ビッグワードとスモールワードについて

SEOが大事なことは理解したと思いますが、どうやって上位表示させるのでしょうか。私は「スモールワード」を狙って記事を書くことをおすすめします。

スモールワードとは、「あまり検索されないけども悩みを解決できるキーワード」の事を指します。逆によく検索されるキーワードの事を「ビッグワード」と言います。

ビックワードは、1語か2語であることが多いです。

バスケットボール            →ビッグワード

バスケットボール 上達 公園 練習方法 →スモールワード

スモールワードでは、バスケットボールうまくなるための練習方法を調べていることがわかります。

このように「調べる人の悩みを細かく」することにより、ピンポイントで悩みを解決できる記事を書けるというメリットがあります。また、同じ内容の記事を書く人が少なくなるので、競合が減ります。

「競合が少なく」「悩みを的確に解決」することができる情報であれば、検索順位を上げることは難しくありません。

キーワード選定について

では、スモールワードはどのように調べたら良いのでしょうか。それは「キーワード選定」のツールを使用します。

キーワード選定ツールは、ビックワードを入力するとよく検索されているスモールワードが一覧となって出てくるツールです。

それでは具体的に見ていきましょう。

まずはラッコキーワード開き、調べたい単語を入力します。

今回は例として「英語」と入力しました。

そうすると大量に結果が出てきます。ここに書かれているキーワードがよく検索されているキーワードになります。

左側にある「サジェスト」と書かれている部分は収益が発生しやすいキーワードです。簡単に言うと「○○ おすすめ」のような「誰もがよく調べそうなキーワード」です。ただし、本当に調べたい情報が何かが分からないので「ビッグワード」と考えてください。

右側や下の方にスクロールすると出てくる「単語+単語」に表示されているキーワード「スモールワード」です。

この中には「単語+単語」の2つの組み合わせしか表示されないことが多いです。そこで検索欄にその2語を入力してさらに空白を入れてみましょう。するとより詳細なキーワードを探すことができます。

このようにして、自分が悩みを解決できるというキーワードを探していき、このキーワードをタイトルにして記事を書いていきます。

※サジェストキーワードの全てがビッグキーワードで、その他はスモールキーワードというわけではありません。よく検索されそうなキーワードは、最終的に自分で想像して判断しましょう。

「収益記事」と「集客記事」について

キーワード選定の項で「収益が発生しやすいキーワードはサジェストされたビッグワード」と書きました。しかし一方で「スモールワードを狙って記事を書きましょう」と解説をしています。

なぜこのような言い方をしたのかというと、記事の種類には「収益記事」と「集客記事」の2種類が存在するからです。

  • 収益記事:「サジェスト」の部分のビッグキーワードを狙う記事
  • 集客記事:「単語の組み合わせ」で絞っていくスモールキーワードを狙う記事

スモールキーワードで検索上位を狙っていきアクセスを集め、ビッグワードに移動させて収益を発生させるという方法がオススメです。

この時に重要なのが「収益記事」と「集客記事」は記事の書き方です。

どちらの場合も必ず「キーワードを記事のタイトルに含めて」書いていきますが、その書き方は異なります。

それでは、それぞれの記事の書き方を理解していきましょう。

収益記事の作り方

収益記事では、悩みをすぐ解決できる記事を書く必要があります。

よく「英語勉強 おすすめアプリランキング」などの○○ランキング形式を見かけると思いますが、このランキング記事が収益記事に当たります。

【収益記事の例】(キーワード:英語 勉強 おすすめアプリ)

タイトル:英語勉強おすすめアプリランキングTOP5
記事内容:英語勉強におすすめのアプリを5つ紹介します。
5→○○
理由:
4→○○(アフィリエイト商品を紹介)
理由:
3→○○
理由:
2→○○
理由:
1→〇〇(アフィリエイト商品を紹介)
理由:
まとめ:費用を押さえたい場合は2位がおすすめですが、総合では1位の〇〇がおすすめです。

このような感じで、商品を紹介していきます。

この時に重要なことは、アフィリエイト商品でなくてもランキングに含めて問題ないということです。

アフィリエイト商品だけで全てを紹介しようとするのは難しいので、あくまでも検索した人の悩みを解決するということだけを考えて配置してください。

収益記事はこのようなランキングだけではなく、今読んでいるこの記事のように「アフィリエイトで月1万円の報酬を得る方法」というタイトルで、その中にアフィリエイト広告を貼り付けても流れで購入できるので問題ありません。(ちなみにこの記事にはアフィリエイト広告はありませんが…)

あくまでも「収益に結びつきやすい記事」を収益記事と考えてください。

収益記事はブログ全体の1割を目安に書くようにしましょう。

残りの9割は「集客記事」です。

集客記事の書き方

集客記事はアクセスを集めるための記事を書きます。

アクセスを集めるためには競合とかぶらないようにスモールワードを使って記事を書いていきます。

集客記事の書き方は主に次の4つを意識して書いていきましょう。

  1. タイトル
  2. リード文(問題提起&共感・結果)
  3. 本文作成
  4. まとめ

記事を書くときは上記の内容を当てはめて書くと書きやすいのでオススメです。中でも重要なのは「リード文」です。

リード文とは、文の最初に「何について書いてある内容なのかを解説する」部分です。このリード文で記事の文章が読まれるかどうかが決まるくらい重要です。

リード文の書き方としては、

  • 問題提起→どのような悩みを抱えて検索してきたかを再度確認する
  • 共感→その悩みについて理解をする
  • 結果→この記事では悩みを解決できると伝える

この3つの順番で書いていくようにしましょう。

【集客記事の例】(キーワード:海外旅行 ホテル チェックイン フレーズ)

タイトル
海外旅行でホテルチェックインを英語でするときのフレーズ
リード文
初めての海外旅行で英語を使ってホテルにチェックインする時はどのようなフレーズを使っていいか悩みますよね。 そんな時はこの記事に書いてあるフレーズを覚えていくと、旅行の当日チェックインをする際に焦らずに済みます。
本文
チェックインのフレーズ
まとめ
今回は海外旅行の時のホテルにチェックインする時に必要なフレーズを紹介していきました。 海外旅行に行くときにスラスラと英語が喋れるようになりたいなと思っている方は、こちらの記事からおすすめの英語アプリを紹介しているので参考にしてみてください。

初心者の方はこの記事の構成を真似して組み立ててみてください。

今あなたが読んでいるこの記事も「集客記事」に分類されますので、上記の流れで全て組み立てています。

タイトルでは「アフィリエイト 1万円 報酬」などのキーワードで検索

リード文では「アフィリエイトで1万円の報酬を得るのは大変ですよね(共感)→この記事を読めば達成できます(結果)」

本文「1万円の報酬を得る具体的な方法」

という流れです。

そして、集客記事の役目としては「アクセスを集める」ことです。アクセスを集めることにより収益記事に移動させて、収益記事で商品を紹介するという流れです。

また、必ずしも集客記事は収益記事に移動させる必要はありません。アクセスを集めるだけでも相乗効果で他のキーワードの記事も検索結果の上位表示がされやすくなるからです。

見出しの使い方

本文を作成する際に必ず使用をおすすめするのが「見出し」です。見出しとは「ひと目見て内容が分かる項目」いわゆる「目次」です。

項目が無いとどこに何が書いてあるのかが分からなくなるので、文章が読みづらくなります。必ず見出しの項目を記事上部に付けるようにしましょう。

報酬を得るために必要な期間はどれくらいかを理解しよう

アフィリエイトで必要なこといくつか紹介してきました。報酬を得るためには、これらを意識して地道に継続していく必要があります。

そして記事の数ですが、まず50記事を目安として書いてみてください。もちろん記事の内容や書くジャンルによっては、もっと少なくても報酬を得られる場合や、もっと多く必要な場合もあります。

また、報酬を月1万円得るようになるには、一般的に半年から1年はかかる場合が多いです。

月1万円で1年もかかるのか・・・。と思う方も多いかもしれません。しかし、月1万円を達成したあとは月5万円にするには難しくはありません。

実は最初の達成が一番大変で、始めた人が最も多く辞めていくの壁なんです。そこを乗り越えると、月10万円も夢ではありません。

よくある失敗について

アフィリエイトで月1万円の報酬を得ることができない人は、以下のような失敗に陥りがちです。

  • 簡単に稼げる方法を探す(特別な手法があると思う)
  • 色々な事に手を出す
  • 継続できない

「簡単に報酬を得る方法」というものはありません。そして特別な手法も基本的に存在しません。

アフィリエイトの報酬をえる方法を解説している私も、約7000文字のこの記事を数時間かけて、ここで解説した手法を用いて書いています。

つまり、コツコツ継続して記事の数を増やし、人の悩みを解決していく事が一番の近道です。

まとめ

アフィリエイトで月1万円の報酬を得る方法は、この記事を参考にブログを運営していけば達成に大きく近づきます。

何度も読み返し、意識して実践してみてください。

アフィリエイトはすぐに結果が出るわけではありませんが、時間をかけて着実に進めればきっと報酬につながります!

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【WordPressとの違いを解説】無料ブログでのアフィリエイトはおすすめできない?

「アフィリエイトを始めるには無料ブログでもいいかな?」

「WordPressはお金もかかるし難しそうだから、最初は無料ブログで始めて、後でWordPressにに変えてもいいよね…」

このようにアフィリエイトを始める際、無料ブログで始めようと考える人も多いですが、無料ブログでアフィリエイトを始めるのはおすすめできません。

この記事では、以下の項目で「WordPressを使ったアフィリエイトをおすすめする理由」を解説していきます。

  • 無料ブログでアフィリエイトがおすすめできない理由
  • アフィリエイト初心者でも最初からWordPressでブログを開設する必要性
  • アフィリエイト稼ぐために必要なこと

無料ブログでアフィリエイトを始めようと考えていて、今後膨大な時間を無駄にしたくないと思う方は、ぜひ最後までお読みください。

無料ブログとWordPressブログの大きな違い

無料ブログとWord Pressブログの大きな違いは、「デザインを自由にできるのか・できないのか」ということです。


家に例えると、このような感じです。

  • 無料ブログ    :賃貸マンション
  • WordPressブログ:一軒家

賃貸マンションは、オーナーから部屋を借りているだけなので、壁を壊して、勝手に間取りを変更したりすることはもちろんできません。

このように無料ブログは、サービスを提供している会社が決めた、限られた自由度の中でブログ運営をすることになります。

逆にWordPressブログは、一軒家と同じで、壁を壊しても誰かに何かを言われることはありません。

無料ブログでのアフィリエイトがおすすめできない理由

無料ブログでアフィリエイトがおすすめできない理由は5つあります。

  • 広告を自由に貼れない
  • 独自ドメインが設定できない
  • デザインが決められている
  • ブログが突然削除されることがある
  • SEOが難しい

広告を自由に貼れない

自分がこの位置がベストな広告の位置だと判断しても、無料ブログを使用している場合はルールに沿った場所にしか広告を貼ることはできません。

そのため、本来であれば広告を貼って得ることのできた紹介料も、広告が自由に設定できないことによって逃す可能性があります。
また、無料ブログによっては、アフィリエイトができないという場合もあります。

独自ドメインが設定できない

独自ドメインとは、簡単にいうと「自分の住所」です。

無料ブログは、賃貸マンションに住んでいるのと同じです。そのため、マンションの住所が設定されています。

そうすると、大勢の人で同じ住所を共有してしまうため、検索で表示されにくくなってしまいます。

有料プランにすることにより、独自ドメインを設定できるケースもありますが、有料プランに加入するのであれば、最初からWord Pressを使用して独自ドメインを設定したほうが自由度も増します。

デザインが決められている

ブログのジャンルよって、ブログのデザインを変更したいと思う人も多いです。しかし、無料ブログではあらかじめ決まったデザインから選ぶことになります。

この機能は便利ではありますが、ブログのデザインが商品やサービスによって、細かく変更できないとアフィリエイト報酬にも大きく影響します。

例えば美容に関するアフィリエイトを始める場合、清潔感のあるグリーンを使用したいのに用意されたデザインになければ希望のデザインにすることはできません。自分が始めたいジャンルによって、細かくデザイン調整したい場合には、無料ブログでは細かなデザインの変更ができないので注意しましょう。

ブログが突然削除されることがある

無料ブログでは突然ブログが削除されることもあります。これは、ルールを守っていた、守っていないという訳ではなく、無料ブログ運営の判断が全てになります。

アフィリエイトをずっと頑張ってきたのに、ある日突然ブログが削除されてしまったら困りますよね。

WordPressでは、全てが自分の責任で管理しますが、無料ブログは運営者が全てなので、どのような事情があっても一瞬で終了してしまうことががまれにあります。

SEOが難しい

無料ブログでは、記事を書いた時に検索に表示されるようにするSEOが難しいです。

無料ブログはマンションと例えた通り、同じマンションからは表示できる人数が限られています。そのため、制限をかけられ自分のブログが表示されないという結果になってしまうこともあります。

本来WordPressでブログを書いていたら読まれていたはずなのに、無料ブログで書いたために読まれる機会がなくなってしまったというケースもあります。

詳しいSEOに関しては、ブログを開始した後に「アフィリエイト初心者が月に1万円の報酬を得るまでにやるべきこと全てを公開(4月公開)」を実践しながらお読みください。

無料ブログでアフィリエイトをするなら

デメリットは多いものの、会員登録が簡単で、費用もかからずブログを始めることができるのが無料ブログの最大のメリットです。

どうしても、無料で始めたいという方には「はてなブログ」をおすすめします。

はてなブログは、アフィリエイト掲載の制限がかかっておらず、ブログの運営に重要な機能が備わっているので、初心者向きです。

また、有料プランに切り替えることによって、独自ドメインなどの機能も使うことができます。

WordPressでブログを作成するメリット・デメリット

WordPressでブログを作成するにもメリットとデメリットがあるのでしっかり理解しておきましょう。

WordPressのメリット

WordPressでのメリットは主に3つです。

  • ブログが削除される恐れがない
  • 広告が好きなように貼れる
  • デザインの選択が自由

この3つはアフィリエイトをする点において、とても重要です。

ブログが削除される恐れがない

無料ブログでは、管理者の規約に違反していたり、管理者が設定する広告のポリシーにそぐわない場合、ブログの停止または削除されることがあります。しかも、削除された場合、申し立てをしても復活することは難しいです。

WordPressであれば、記事の管理はすべて自分自身が行います。そのため、急にブログが削除されるという心配をしなくて大丈夫です。

ただし、レンタルサーバーの規約に反している場合、アカウントが利用できなくなる場合もありますので、レンタルサーバーの規約はしっかり確認しましょう。

広告が好きなように貼れる

アフィリエイトとは、広告を貼ってその紹介料を頂くシステムです。広告が、自由に貼れないというのはアフィリエイトでは致命的です。

無料ブログではアフィリエイトの広告が制限されていて貼れなかったり、広告を貼る位置が固定されていたりなど自由に設定することができませんでした。

逆に、WordPressは広告の位置は制約はなく、自由に貼れます。

WordPressを使用すれば、自分がベストだと思う位置に広告を貼ることができ、アフィリエイトの収益も最大限に上げることができます。

デザインの選択が自由

WordPressは、WordPress用のデザインを世界中の人が作り公開しているため、幅広いジャンルに対応したデザインから自分のブログにあったものを自由に選択することができます。

デザインは、無料だけでなく、有料のものもあります。無料のデザインでも高機能なものはありますが、より高機能なデザインが欲しい場合は、有料のものを選びましょう。

有料のデザインの価格は様々ですが、通常1万円程度で入手できます。

書いているブログの内容に合わせたデザインにする事によって、ブログに統一性が出るため、アフィリエイトの収益も上げやすくなります。

WordPressのデメリット

WordPressは無料ブログに比べて良いことばかりですが、デメリットがないのかというとそうではありません。

WordPressのデメリットとして、3点紹介します。

  • 費用がかかる
  • 無料ブログと比べて自由度が高すぎる
  • 無料ブログより設定が難しい

という3点あります。

費用がかかる

WordPressを利用するためには、レンタルサーバーを借りる必要があります。
費用は、「ロリポップ!レンタルサーバー」であれば、月275円〜 必要になります。

そのほか、独自ドメインの取得費用として、年間1,500円〜2,500円が必要です。

無料ブログでも独自ドメインを利用する場合は、月330円ほどは必要になるので、独自ドメインを利用する場合、結果的にWordPressで始めるより高くついてしまいます。

WordPressは、開設に費用が発生してしまいますが、その費用を取り戻すぞという感覚で、ブログを始めていただくほうがおすすめです。

無料ブログと比べて自由度が高すぎる

無料ブログと比べてデザインが変更できたり、広告が自由に貼れたりなど自由度が高いという点はメリットに挙げました。

しかし、自由度が高すぎるあまり、デザインがなかなか決まらなかったり、広告を貼る位置に拘ってしまって中々決まらなかったりと、自由度が高い分、悩んでしまうポイントも多くなります。

WordPressは、自由度が高く自分の思い通りに設定できますが、あまり設定に拘り過ぎると始めるまでに時間がかかってしまうというデメリットがあるので注意しましょう。

無料ブログより設定が難しい

無料ブログではメールアドレスを設定するだけでブログを作成できるので、誰でも簡単にブログを作ることができます。

しかし、WordPressはサーバーにインストールし、初期設定を自分で行う必要があるため無料ブログより作成が難しいです。

レンタルサーバーによっては、WordPressをワンクリックでインストールできる機能もあり、簡単にできるようになっています。

詳しい開設方法は「【初心者向け】WordPressの使い方、始め方を徹底解説」でご紹介しています。これを見ながら順番に作成すれば、初心者でも問題なくブログを開設することができるので安心してください。

まとめ

アフィリエイトを始める時は無料ブログで始めた場合、検索結果にブログが載らなかったり、突然ブログが消されてしまったり、アフィリエイトができなかったりと、あとで後悔してしまう可能性があります。

そのような事態を避けられるWordPressでブログを作成して、アフィリエイトを始める事をおすすめします。