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WordPressに無料でカート機能をつけるには?プラグインとネットショップ作成サービスそれぞれのメリットとデメリット

メーカーの公式サイトやクリエイターのホームページには、オンラインで買い物ができるショッピング用のページがあるのをよく見かけますよね。これはカート機能と呼ばれるものですが、実は自分のホームページやブログにも無料で簡単に追加できるのをご存知でしょうか。

カート機能があると自社製品を気軽に販売することや、副業で物販を行って稼ぐことも可能になります。この記事では、WordPressにプラグインでカート機能を追加する方法と、人気のカートサービスについて紹介します。

カート機能とは?

「Amazon」や「楽天市場」、「ZOZOTOWN」などをはじめ、インターネット上のショッピングサイトには「カートに入れる」というボタンが設置されています。このボタンを押して、気に入った商品を「カート」という場所に集めておき、あとでまとめて精算するのがよくあるネットショッピングのやり方です。そして、「カートに入れておいて後で精算」という一連の流れを可能にする機能を「カート機能」と呼びます。

スーパーマーケットなどで使用するショッピングカートと同じ仕組みなので「カート」と呼ばれ、アイコンもショッピングカートを模したものが一般的です。

カート機能はどんな時に必要になる?

ホームページやブログで何かを販売したいと思ったら、カート機能の導入がおすすめです。商売を目的として作成されたホームページで、オンライン上でも販売を行いたい場合は必須とも言えるでしょう。

また、クリエイターの方が自分の制作した原画や造形物、デジタルコンテンツを販売したい場合にも、ホームページやブログにカート機能をつけておくと便利です。

WordPressにカート機能を導入する方法

ホームページやブログをWordPressで作成している場合、カート機能はプラグインで追加するだけで簡単に導入可能です。

たとえば、日本のWordPressユーザーに人気のプラグインに「Welcart」があります。WordPress専用かつ日本製のショッピングカートなので使い勝手がよく、国内EC(電子商取引)プラグインではシェアNo.1です。

他にも人気のECプラグインはいくつかありますが、いずれもプラグイン検索で探せるので、好みのものを見つけたらインストールすれば準備は完了となります。

WordPressのプラグインでカート機能を導入するメリット

メリットはWordPressの管理画面でECの管理も行えるので、いくつも管理画面を立ち上げる必要がない点が挙げられます。規模を広げて販売する必要がない場合や、扱う商品が限られるなど、シンプルに使う場合は運営の手間が省けてよいでしょう。

また、導入時にコストがかからないことに加え、後述のネットショップ作成サービスと比較すると決済手数料が安価で抑えられる場合があります(プラグインや決済方法によりますので、詳しくは導入するプラグインの公式サイトなどでご確認ください)。

WordPressのプラグインでカート機能を導入するデメリット

一方のデメリットとして、WordPressはECに特化したプラットフォームではないので、どうしてもECの機能としては必要最低限のものになってしまう点が挙げられます。

加えて、ブログのプラットフォームとして世界中でもっとも使われているのがWordPressなので、その分セキュリティ面のリスクにも対応していかなければなりません。ECは顧客情報なども扱うので、ネットショップとしての機能をWordPress内に持っておく必要があるかどうかは、慎重に検討する必要があるでしょう。

ネットショップ作成サービスを利用してリンクで飛ばす方法

ECプラグインを導入する以外に、ネットショップ作成サービスを利用してショップ部分をリンク先としてしまう方法もあります。

ネットショップ作成サービスとは、文字通りネット上にショップを開設するサービスで、ECに特化した機能やサポートが充実しています。ショップ開設は非常に簡単で、FacebookやInstagramに登録するのとさほど変わらない手触りでお店を開くことができるでしょう。

ショップにはそれぞれ個別のドメインが割り振られますので、自分のホームページやブログにショップのリンクを貼れば、カート機能を導入するのと同等の環境が作れます。初期費用や月額費用が無料で利用できる人気サービスは「BASE」や「カラーミーショップ」などです(決済手数料はかかります)。

ネットショップ作成サービスでカート機能を導入するメリット

ネットショップ作成サービスには「売る」ためのノウハウが詰まっており、決済方法なども随時新しいものが追加されていくので、ECを行う上で販売・集客以外のことに頭を悩ませることが少ないでしょう。

顧客情報などはネットショップ作成サービス側のサーバーに蓄積されていくので、セキュリティも常に最新の状態に保たれることになります。

しっかりECを行っていきたい方には、ネットショップ作成サービスの導入がおすすめと言えるでしょう。

ネットショップ作成サービスでカート機能を導入するデメリット

管理画面がWordPress側とネットショップ側で2つになるので、その辺りを煩雑と感じられる方もいると思います。

また、ドメインが別になりますので、ネットショップ側のSEOが効きにくいという点はデメリットです。ただ、WordPress側の記事(商品紹介など)から、ネットショップ側の商品ページへの導線を作れば、SEOに強いWordPressの強みを保持したまま、EC特化のサービスも利用するという運用が可能になるので、どこに比重を置くかが検討のポイントになるでしょう。

ECプラグインとネットショップ作成サービスはどっちがおすすめ?

限られた商品を手軽に販売したい、最低限の機能があればよい、という場合はプラグインECを導入すると管理がすっきりとしていて便利です。

一方、商品(コンテンツ)販売にしっかり取り組みたい、という場合はECに関する機能が充実しており、セキュリティの懸念が少ないネットショップ作成サービスを利用するのがおすすめです。

ネットショップとホームページの違いとは?

ネットショップ作成サービスを利用しているショップには、一見、ホームページのように見えるものも多数存在します。自由な体裁で作れる「フリーページ」が用意されているので、ホームページのような見た目に調整することも可能だからです。

実際、ホームページを持たないショップが、ホームページ代わりに使用しているケースも見られます。

そうなると、「ネットショップをつくるならホームページはいらないのでは?」と思う方も出てくると思います。しかし、本来の目的から考えると、ホームページとネットショップは分けて作った方がうまく機能します。

ネットショップのターゲットは、あくまでも商品やコンテンツを購入しにきたお客さまです。一方、ホームページは商品以外の情報を求めてくるユーザーもたくさんいます。ターゲットが異なるので、情報は整理されていた方が良いのです。

たとえば、ネットショップに会社や団体の採用情報や投資家への情報などがあると、余計な情報が目に入りショッピング体験の質が落ちてしまいますよね。

ホームページは多様なユーザーが必要な情報にアクセスする窓口として機能させ、ショップページはお買い物に集中できる環境を整えるのが理想と言えるでしょう。

また、SEOの観点から言えば、WordPressで作られたホームページやブログは集客力が高いので、集客に苦労しがちなネットショップの弱点を補完することができます。

ネットショップを作成しても結局ブログやSNSで集客をすることになるので、WordPressで作られたホームページやブログを持っているのであれば、一本化しないほうが効率が高くおすすめです。

無料のネットショップ作成サービス「BASE」と「カラーミーショップ」を比較

最後に、初期費用と月額費用が無料のネットショップ作成サービスの中から、「BASE」と「カラーミーショップ」を比較紹介します。まずは下記比較表からご覧ください。

 BASEカラーミーショップ (フリープラン)
初期費用0円0円
月額費用0円0円
販売手数料0円0円
決済手数料3.6%+40円6.6%+30円
サービス利用料3.0%
ディスク容量無制限200M
商品登録数無制限無制限
登録画像数〜20枚/1商品〜4枚/1商品
デザイン テンプレート数50種類以上80種類以上
機能数70種類以上200種類以上
独自ドメイン
電話サポート
メールサポート

「BASE」は無料のネットショップ作成サービスとして、現在(2021年6月時点)もっとも知名度の高いサービスです。ネットショップの開設数ではNo.1の実績を誇っています。

一方、「カラーミーショップ」が無料の「フリープラン」を提供し始めたのは2021年5月で、それまでは月額有料プランのみのサービスでした。無料のサービスとしては後発、ネットショップとしては「BASE」より歴史があるという関係性になります。

「カラーミーショップ」の機能数が多いのは、有料プランで開発してきた機能の多くをフリープランでも利用できるからという背景があります。サービスの開始時期がそのまま数の差になっているわけです。

「BASE」と「カラーミーショップ」お得なのはどっち?

無料でネットショップを作成するにあたって、もっとも重要なのは決済手数料です。決済手数料とは商品がひとつ売れるたびに発生するコストで、たくさん売れれば売れるほど、運営元に支払う金額が多くなります。

「BASE」は決済手数料が3.6%+40円、「カラーミーショップ」は6.6%+30円なので一見「BASE」が3%程度お得です。しかし、「BASE」は決済手数料の他にサービス利用料が3.0%発生するので、実質6.6%+40円となり、「カラーミーショップ」が1回の販売ごとに10円安いという計算になります。

試しに、月商5万円、客単価2,000円のケースで試算してみましょう。

例)

50,000円(月商)÷2,000円(客単価)=25回(決済回数)

2,000円(客単価)×6.6%(手数料率)=132円(決済1回あたり)

BASE:

132円+40円=172円(決済1回あたりの合計手数料)

172円×25回=4,300円(月の手数料)

カラーミーショップ:

132円+30円=162円(決済1回あたりの合計手数料)

162円×25回=4,050円(月の手数料)

決済回数は客単価に左右されますので、以下に月商・客単価ごとの違いもまとめてみました。

【月商5万円のケース・客単価ごとの比較(月額)】

客単価BASEカラーミーショップ (フリープラン)
2,000円4,300円4,050円
1,000円5,300円4,800円
500円7,300円6,300円

【月商10万円のケース・客単価ごとの比較(月額)】

客単価BASEカラーミーショップ (フリープラン)
2,000円8,600円8,100円
1,000円10,600円9,600円
500円14,600円12,600円

客単価が小さくなり、月商が増えるほど、支払うコストに差が出てくるのが分かります。なお、月商10万円というのは、無料のサービスより月額有料のサービスの方が得になる分岐点でもあります。

「BASE」には有料プランがないので、カラーミーショップのフリープランと有料プランを比べてみたのが下の表です。

【月商10万円:カラーミーショップのフリープランと有料プランを比較(月額)】

客単価カラーミーショップ (レギュラープラン<有料>)カラーミーショップ (フリープラン)
2,000円7,300円8,100円
1,000円7,300円9,600円
500円7,300円12,600円

※レギュラープランの月額費用3,300円(税込)を加算。
※レギュラープランの決済料金は4.0%で計算。

カラーミーショップの有料プランは決済手数料が4.0%で、フリープランのような「+30円」という部分がないため客単価(販売回数)に左右されません。シンプルに月商×決済手数料となり、かかるコストは一律です。

「BASE」や「カラーミーショップ・フリープラン」では、販売回数が増えるほどコストが増えていくため、有料プランの方が手数料が安いこともあり、月商10万円あたりを境に損得が逆転します。

これらを踏まえた上で整理をすると、無料プランだけを比べた場合、「BASE」より「カラーミーショップ」のほうが費用を安く抑えられて機能が多いことがわかりました。また、月商10万円あたりを境目にして月額制の有料プランがお得になります。

では、月商が10万円に満たないものの、近い将来には達成見込みという場合はどうすればよいでしょうか。

「BASE」には月額制のプランがなく、「カラーミーショップ」も現時点(2021年6月)ではフリープランから月額制プランへのアップグレードを受け付けていません。ただし、2021年秋ごろにはアップグレードが開始される見込みとなっています。

月商が10万円以下と仮定して「BASE」と「カラーミーショップ」を費用面のみで比較した場合、「カラーミーショップ」のフリープランで申し込み、ゆくゆくは月額制に移行するというのがもっともお得な方法になりそうです。

もちろん、サービスの魅力は費用だけではないので、テンプレートのデザインやサポート体制なども踏まえ、魅力を感じたサービスを選んでみてください。

まとめ

カート機能とは何か、WordPressで作ったホームページやブログにカート機能を導入する場合、プラグインの利用とネットショップ作成サービスの利用ではどのようなメリット・デメリットがあるのかを解説しました。

ホームページやブログに簡易的なECの機能を付属させたい場合は、管理画面がひとつで完結するECプラグインが便利です。しっかりネットでの販売に取り組む場合は、ネットショップ作成サービスを利用し、WordPressと併用して各プラットフォームの利点を最大化させましょう。

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収益化しよう

稼ぐだけじゃない。収益を確保しつつ、ブランディングも適えるブログの作り方

ブログの目的はさまざまで、アフィリエイトサービスを利用すれば広告による収益化も可能です。しかし、収益化だけを目的にしてしまうのは少しもったいないです。

特にテーマやジャンルが固定された特化ブログであれば、読者には専門的な情報が掲載されたブログとして周知、認識されます。それだけでなく記事の筆者であるあなた自身も専門知識を備えた「その道のプロ」として認識され、信頼されることにもなります。

個人ではない企業、法人のオウンドメディア(ブログ)であれば、自社の商品やサービスを紹介するだけでなく、業務に関する話題や知識を提供することは読者の信頼を得ることにもなります。すぐに収益に繋がらなくても長い目でみればプラスとなることが多いのも事実です。

とはいえ、収益がまったくない、あったとしてもかなり少ない状態のままでブログを続けて運営していくのも難しいもの。

この記事では日々の広告収益を確保しつつも、それ以外の目的を適える、特にブランディングも適えるブログの作り方について解説します。

目的が1つではなくて複数になりやすいブログだからこそ、続けることで恩恵を受けるブログ運営を目指しましょう。

収益以外に得られるもの

ブログで収益を得るためにアフィリエイトやGoogleアドセンスなどの広告を導入する方は多くいます。しかし、導入してはみたものの思うように収益が上がらずにブログを運営するモチベーションを失ってしまう方は多いものです。

また、広告収入が目的でないブログであったとしてもPVが思うように増えず、ブログを運営するモチベーションを失ってしまう方もいます。

モチベーションを失わないためにも、ブログにおいて得られるもの、副次的な効果を知っておきましょう。

収益以外にも副次的な効果を得やすいのは特化ブログです。

特化ブログを収益化する10の方法」の記事でも説明しましたが、特化ブログは掲載する情報に専門性も正確性も求められます。また、読者(ユーザー)は、記事を書いた人、そしてそのブログを運営している企業、法人に注目する傾向が強いです。

実生活でも誰だか分からない、知らない人の話はまともに聞かない、その話も信憑性が薄いと感じるように、その記事を書いた人にどんな専門的な実績や知識があるのか、そしてそのブログはどんな企業が運営しているのかを明示することは情報の信頼性に繋がります。

この信頼性こそがブログで収益以外に得られるものです。

ブログで得た信頼性はネット上だけで有効なものとはならず、実生活においても有効に働きます。

ブログのテーマ、ジャンルに大きく依存するとはいえども、ブログによって得た信頼から講演を頼まれたり、書籍の執筆を依頼されたり、企業、法人のブログなら仕事と直結する相談なども起こります。

また、雑記ブログは専門性が薄いため特化ブログよりは信頼を得にくくはありますが、決して信頼を得られないというわけではありません(詳しくは次の節で説明します)。

収益だけがゴールになるとは限らない、他にもメリットがあることを認識すれば、ブログの運営にも柔軟かつ臨機応変に対応できるでしょう。

ブログを「1つのサービス」として考える

特化ブログも雑記ブログも、ある1つの考え方を持って運営を行えば収益や信頼性を得やすくなります。

それはブログを1つのサービスとして考える、ブログを通して価値を提供することを考えることです。

ブログを情報提供するだけのツールとして運営すると本当にそれだけになってしまいますが、情報提供した上で何を提供するのか、その価値を使って読者にどう動いてほしいのかまでしっかり考えれば、ブログは1つのサービスとしても機能します。

たとえば雑記ブログ、特化ブログについては次のように考えて運営しましょう。

1.雑記ブログ

雑記ブログは専門性が薄くなりがちであり、他のブログとの差別化も難しいため、具体的な価値を与えにくく信頼性も得にくいデメリットがあります。

そんな雑記ブログで信頼性を獲得するには、専門性はなくとも正確な情報を発信することが大切です。

専門的な知識もなく、言っていることが噂レベルでしかない人の話は信用しないように、嘘偽りのない、読者を騙すような表現を使わないよう真摯にブログを運営しましょう。

また、正確性に加えて独自の目線や切り口で情報を伝えることが出来れば、少しずつではありますが信頼性は増していきます。

雑記ブログはブログよりも筆者であるブロガーそのものが評価される傾向にありますので、自分自身の人となりを評価してもらう、「自分自身がサービスだ」という気持ちでブログを運営すると良いでしょう。

インフルエンサー的な立ち位置が雑記ブログと相性が良いのは、インフルエンサーが言ったこととして雑記ブログが評価されるように、個人としてブランディングされているからです。

2.特化ブログ

前述のように、特化ブログは掲載する情報に専門性も正確性も求められます。

ただし、その専門性と正確性こそが他との差別化となり、特化ブログのメリットにもなるのです。

そんな特化ブログで信頼性を獲得するには、情報の即時性と独自の見解を発信することがポイントとなります。

特化ブログは「その道のプロ」として認識されているからこそ、情報をキャッチして公表する速さと専門性を活かして独自の見解を発信することが出来れば、雑記ブログ以上に信頼性は増します。

(もちろん急いでいるからといって正確性を欠いた情報を発信するのはダメですよ)

また、専門性があるからこそ(自社、他社に限らず)読者に適切な商品、サービスを紹介することもできますし、ブログで得た信頼性によってブログ以外の場所での活動も可能になります。

特化ブログは専門性を充分に活かすことを考えて情報を発信する、ブログを使ってもらうことで読者の悩み解消や行動を促すサービスを提供すると考えて運営すると良いでしょう。

特化ブログは企業、法人がオウンドメディアとして活用していることも多く、個人ではなく運営会社としての信頼性とブランディングにも繋がります。

収益以外のコンバージョンポイント

ブログの目的が広告収益である場合は、アフィリエイトのリンク先で商品の購入やサービスの申し込みがコンバージョンポイントとなるのですが、広告収益以外の目的があるならばコンバージョンポイントも別に設定する必要があります。

目的が数値として表わしにくい、設定しにくい指標は、ブログの種類はもちろん取り扱うテーマやジャンルによっても変わってくるため、目的に伴うKPI(Key Performance Indicators)とKGI(Key Goal Indicator)を含めてしっかり考えましょう。

KPIは重要業績評価指標であり、目標を達成するための要素かつ、達成度を測るための要素でもある効果指標です。

KGIは重要目標達成指標であり、目標を数値として定量的に評価する指標であり、ここでは目的の達成であるコンバージョンポイントの数として見ると良いでしょう。

たとえば雑記ブログ、特化ブログにおいて目的に準じたKGI、KPIを設定するなら以下の表のように設定できます。

目的KGIKPI
情報周知・拡散ブログ全体とブログ記事単体のPV数ブログ全体とブログ記事単体のセッション数、ユーザー数
ファン(リピーター)の獲得ブログのTOPページのセッション数、読者登録数(RSS登録)、SNSアカウントのフォロワー数、リピーター(2回目以降の訪問セッション数)、SNSのエンゲージメント数
見込み顧客、お問い合せの
獲得
資料のダウンロード数、お問い合せ数資料のダウンロードページのPV数、お問い合せページのPV数

それでは、この目的を上から順に説明していきます。

情報周知・拡散

雑記ブログ、特化ブログとも情報周知・拡散が目的の場合は、まずはユーザーに知ってもらうことが目標となるため、ブログ記事を閲覧してもらうこと(ブログのPV数)をKGIに設定します。

そして、そのKGIの要素となるPVを分解して、実際にブログ記事を閲覧したのべ人数であるユーザー数をKPIとして設定します。

この2つを設定することで、KPIから自身のブログでよく閲覧されている人気記事(需要がある情報)や、逆にあまり閲覧されていない記事(需要がない情報)も把握できます。

ファン(リピーター)の獲得

雑記ブログ、特化ブログともブログを閲覧したユーザーの中から、また再びブログを見てくれたユーザーがどのくらいの数なのかを把握するため、ファン(リピーター)の数を確認しましょう。

Googleアナリティクスではリピーター(2回目以降の訪問セッション数)がそれに当たります。これをKPIとします。

そして、そのKPIからどのくらいのユーザーがブログのTOPページに移動しているかの数をKGIとします。

(ブログのTOPページに移動するユーザーの意図は、「最新のブログを読む」「ブログの管理者の情報を探している」などであると考える事もできます。)

「読者登録」や更新情報を送信する「RSS登録」などを使っているブログであれば、それをKGIにするのも良いでしょう。

また、ブログとSNSを並行して使用しているのであれば、SNSのエンゲージメント数(いいねやリツイートなど)をKPI、新規フォロワー数をKGIに設定するのも一つの方法です。

但し、これは厳密に言えばブログのコンバージョンポイントというよりはSNSのコンバージョンポイントなので、あくまでブログとは相関関係のKPI、KGIとして捉えておいて下さい。

見込み顧客、お問い合せの獲得

特化ブログはブログ記事で全て完結するものばかりではなく、別に資料を作成して提供するためにダウンロード出来るようにすることや、ユーザーからの質問に応じるためにお問い合わせフォームを設置することも少なくありません。

そのような場合は資料のダウンロード数、お問い合せ数がKGIとなり、必然的に資料のダウンロードページのPV数、お問い合せページのPV数がKPIとなります。

特化ブログでは、この見込み顧客とお問い合わせがブログのブランディングに大きく関わると言っても過言ではありません。

特化ブログは「その道のプロ」として信頼されることでブログ以外の場所での活動に繋がるからであり、そのきっかけであり成果として見る数字が「見込み顧客とお問い合わせ」の獲得だからです。

そしてブログ以外での活動実績を重ねることで更にブログの信頼度も上がり、ブランディングにも繋がる相乗効果を生み出すのです。

これは雑記ブログにはあまり当てはまりませんが、記事の質や行動のヒントにもなりますので知っておくことをおススメします。

このように広告収益以外にも目的に準じたKGI、KPIを設定してさらに分析も行えば、ブログの目的の達成に限りなく近づくのはもちろん、自身のブログの強みや弱みを把握し、それに伴うブログの改善点も明確になります。

また、ブログの使いやすさ(ユーザービリティ)の向上はブログの信頼性を上げて好印象を与える助けにもなり、引いてはブログの知名度や権威性など、ブランディグとしても機能するのです。

これは同じ人やモノに接する頻度が増えれば増えるほど、その人やモノに対して好印象を抱くようになる心理現象(単純接触効果、ザイオンス効果)によるものです。もちろんブログも例外ではありません。

まとめ

ブランディングの良いところは、もう1つの目的である広告収益を上げることにも貢献することです。

信用できない人の話はまともに聞かない、信用できないお店の商品は買わないように、広告も信用できるブログに掲載されているからこそクリックされ、そこから商品の購入やサービスへの申し込みも行われやすくなるのです。

つまり、広告収益が目的ではなくても、ブログを1つのサービスとして考える、ブログを通して価値を提供することを考えてブログを運営し、信頼性を獲得すれば広告収入もそれにともなって伸びてくるのです。

いかに広告をクリックさせるか、いかにアフィリエイトから商品を買わせるかばかりを考えると、上記の考え方を忘れてしまって、こちらの都合ばかりを押しつけるブログ記事を書いてしまいます。

そのようなブログでは信用を得てブランディングを行うことが実現できないどころか、逆に信用を失うだけでなくしだいに読者は離れていき、広告収益も上がらない悪い連鎖が起こりやすくもなります。

何事も長く続けるには信用が欠かせません。それを続けることで恩恵を受けやすくもなることを頭に置いて、日々あなたのブログを運営していただけると幸いです。

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収益化しよう

Google AdSenseを導入して収益を得られるWordPressブログを実現しよう!

ブログを始める目的や理由の1つとして、収益を得たいという方は意外に多く存在します。

ブログによる収益化といえば広告掲載によるものが主な方法ですが、広告収入にはいろいろな種類があり、ブログに適しているもの、適さないものがあります。

そんな広告収入でブログに適しているものといえばGoogle AdSense(以下「Googleアドセンス」と表記します)やアフィリエイトサービスが挙げられます。ただ、どちらもただ掲載すればよいわけではなく、掲載すれば簡単に稼げるようになるものでもありません。

この記事では、Googleアドセンスをブログに導入して収益を得るための工夫やヒントについて解説します。

ぜひ、あなたのブログにもGoogleアドセンスを導入して、収益を得るきっかけにしてください。

Google アドセンスとは

Google アドセンスとは、自身のブログに主にバナー広告を掲載し、読者(ユーザー)がその広告をクリックorタップすることで、メディア運営者のあなたに報酬が支払われるクリック型報酬広告です。

通常のアフィリエイトサービスは広告リンクをクリックorタップしただけでは報酬は発生せず、広告のリンク先で商品の購入やサービスの申し込みが行われる(コンバージョンする)と報酬が発生します。

一方、Googleアドセンスは広告をクリックorタップした時点で報酬が発生します。

さらにGoogleアドセンスの優れている点は、ブログの記事に関連する広告が自動で選ばれて掲載されるため、自分で掲載する広告を選ぶ手間がないことです。

掲載したいページ、場所にタグを埋め込むだけで、すべて自動で広告を表示してくれます。

これにより広告掲載の手間がほぼ省略されるため、記事を書くことだけに集中することができる広告サービスだといえます。

また、自動で広告が選ばれるということは、ブログ記事に関連する広告を探しにくい(選ぶことが難しい)雑記ブログには適した広告サービスでもあるのです。

雑記ブログに関して詳しく知りたい方は【初心者向け】雑記ブログの始め方・書き方から公開まで、じっくり解説をご覧ください。

逆に、テーマやジャンルが決まっている特化ブログでは、適した広告を探しやすいため、Googleアドセンスよりもアフィリエイトサービスのほうが適した広告を選びやすいというメリットがあります。

特化ブログについては【初心者向け】特化ブログの始め方・書き方から公開まで、じっくり解説で詳しく説明しています。

Googleアドセンスを導入する前の注意点

Googleアドセンスの広告を掲載するにはGoogleへ申請を行い、承認される必要があります。

また、承認されるにはいくつかの条件があります。主な条件は以下の4つです。

  1. 独自ドメインで運用しているか
  2. アダルトやアルコールに関する記事でないか
  3. オリジナル記事はあるか
  4. ある程度の記事数、文字数があるか

それぞれについて解説していきます。

1.独自ドメインで運用しているか

まず、ブログのドメインは独自ドメインでないといけません。

以前は無料ブログサービスの共有ドメインでも承認されていましたが、2021年6月現在では独自ドメインでないと承認されないようになりました。

よって、今はレンタルサーバーを借り、独自ドメインを取得してブログをつくる必要があります。

(この記事ではWordPressにてブログを制作したとして説明します)。

2.アダルトやアルコールに関する記事でないか

次に、アダルトやアルコールに関する記事、他にも暴力的な記事やタバコ、ドラッグなどの記事はGoogleアドセンスを掲載することは出来ません。

また、審査時にNGな記事はなくても、承認後にNGな記事をアップしてGoogleアドセンスを掲載した場合、規約やポリシーに違反したとみなされます。広告の配信停止、最悪の場合はアカウント停止などの措置がなされます。

一度アカウントが停止、無効にされたユーザーは再度のGoogle アドセンス参加はできなくなります。充分に注意してください。

3.オリジナル記事はあるか

Googleアドセンスの公式ヘルプページにも記載があるように、「他にはない魅力があるか」「ユーザーの興味を引く独自のコンテンツ(記事)があるか」が問われます。

つまり、あなた自身のオリジナルの情報を記事にする必要があるということです。

他のサイトやブログに掲載されていることをただ引用するのではなく、あなた自身の体験や知識を交えた記事を書くことでオリジナル記事をブログに掲載しましょう。

4.ある程度の記事数、文字数があるか

Googleアドセンスの審査は、ある程度の記事数を揃えた後に申請しましょう。

なぜならばブログに広告を掲載するに値するかどうかを審査するための記事がなければGoogleは審査すらも出来ないからです。

また、記事があったとしても極端に少ない、記事一つ一つの文字数も少なくて内容が薄い記事であれば、審査する側も内容が乏しいと判断します。

審査に通るための記事数(文字数)はハッキリしていません(公式でも発表されていません)が、記事数は30程度、記事の文字数も1,000文字以上は揃えておきたいところです。

ただし、この数はあくまで目安であり、これよりも少ない数で審査に通ることもありますし、これより多くても審査に通らないこともあります。

その他の条件を満たしているかをしっかり確認して申請を行いましょう。

実際に申請、導入してみよう

上記の条件を満たしたところで、実際にGoogleアドセンスを申請してみましょう。

Googleアドセンスの公式ヘルプページより「ご利用開始」ボタンをクリックします。

すると以下のお申し込みフォームに移動しますので、申請するブログのURL、および審査結果を受け取るメールアドレスを入力します。

また、「こちらのメールアドレスにアドセンスの有益な情報をお届けします」の項目は、「自分のアカウントに合わせたヘルプや提案に関するメールを受け取る」を選択することをおすすめします。

「保存して次へ」ボタンを押すと、GoogleアドセンスとGoogleアカウントを連携する設定画面になります。

ここではすでに所持しているGoogleアカウントと連携もできますし、新しいGoogleアカウントを作成することもできます。

国または地域を選択後、利用規約を読んで問題が無ければチェックを入れて「アカウント作成」をクリックします。

次は、報酬の入金先である支払先情報を入力します。

(すでに所持しているGoogleアカウントで連携した場合は、登録している名前や住所が表示されています)

「送信」をクリックします。

すると「サイトをAdSenseにリンク」の画面に遷移され、あなたのブログ専用のアドセンスコードが表示されます。

このアドセンスコードをWordPressのブログに貼り付けます。

コードは基本的にはHTMLの<head>タグと</head>タグの間に貼り付けます。

WordPressのブログの場合も同様ですが、分からない場合は「AdSenseコードの追加について詳しくはヘルプをご覧ください」のテキストリンクを押すと下記のヘルプページが表示されますので、参考にしてコードを貼り付けてください。

貼り付けた後は「サイトにコードを貼り付けました」にチェックを入れ、「完了」をクリックすれば、Googleアドセンスの申請の完了となります。

申請の結果、掲載可否の返信は早い時は1日で、遅い場合は一ヵ月以上かかる時もあります。

承認が通れば、Googleアドセンスの登録は完了です。

また、非承認になったとしても再度申請できるので、返信内容を確認してそれに沿った修正を行った後に再度申請しましょう。

見られやすい場所に広告を表示させよう

Googleアドセンスが承認されたら、いよいよ自身のブログに広告を表示させましょう。

広告による収益を上げるには、読者に広告を見てもらった(認識してもらった)上でクリックorタップしてもらうことが肝心です。

ここではクリック率が上がり、クリック単価も上がるGoogleアドセンスの運用についてポイントを2つ説明します。

クリックされやすい記事をつくる

Googleアドセンスは広告を掲載する記事に則した広告が表示されるため、しっかりと書かれた記事であればあるほど表示される広告の精度も上がります。

たとえば自身の旅行の経験を詳しく書いたブログ記事ならば、表示される広告は「ツアー予約の広告」や「ホテル予約の広告」などでしょう。

しかし旅行記事とは全く関係のない広告、たとえば「マンガの広告」が表示されてもクリックされることはあまりありません。

旅行記事を読んでいるユーザー(読者)が興味を持つ広告は「旅行の広告」だからです。

また、クリックされやすい記事の特徴の1つに、悩みを解決する記事があります。

なぜならば検索流入する多くの読者は知りたいことがあるから検索を行い、そして、その情報が掲載された記事に悩みを解決するきっかけとなる広告が表示されているならば知りたいと考えるからです。

自動で広告が選ばれるGoogleアドセンスだからこそ、読者の欲しがる情報を掲載する、悩みを解決する記事を書くことを意識してみてください。

クリック単価が高くなる仕組みを知る

Googleアドセンスではジャンルやテーマが決まっている特化ブログのほうが、クリック単価が高い広告が表示される傾向にあります。

その理由は、特化したブログは記事単体だけでなくブログ全体に関係した(マッチした)広告が表示されやすいため、クリック率も高くなるからです。

また、クリック率が高いということは、広告主にとっても周知、集客が増える(広告の効果が高くなる)という良い結果が生まれるため、広告費を更に出資することにつながります。

その上、広告を出稿している企業としても効果が高いメディア(サイトやブログ)に広告を表示したく、効果が高いブログを指定して広告を配信する「広告枠の指名買い」が起こります。

つまり、あなたのブログの広告枠が指名買いされた場合、必然的にクリック単価も上がるため収益も増えるのです。

クリック単価を高めるには、上記でも説明したようにクリックされやすい記事を書くことを心がけましょう。

簡単だからこそ注意すべきこと

Googleアドセンスは簡単に導入できることがメリットの広告ですが、注意すべきこともあります。

ここでは改善のつもりが、逆効果になってしまうGoogleアドセンスの運用について説明します。

広告を(無理矢理)見せることを目的にしない

Googleアドセンスはクリックorタップされることで報酬が発生し、あなたの収益となる広告です。

よって、読者に広告を見てもらう(認識してもらう)ことが肝心なのですが、だからといって目立つ場所に広告を表示させたり、画面いっぱいに広告を表示させて、むやみにクリックさせればよいというわけではありません。

むしろ読者は記事を読むことを阻害するような広告表示は、クリック率もクリック単価も落ちる傾向にあります。

あなたもサイトやブログを見ていて画面いっぱいに表示された広告や、画面をスクロールしても追いかけてくる広告が邪魔だと感じたことがあると思います。

たしかに誤クリック、誤タップによって一時的に収益は発生しますが、誤クリック、誤タップした読者が誘導先である広告主の商品、サービスを買うことはありません。広告主側も売上に貢献しないメディアへの広告表示は避けるようになり、適切な広告が表示されなくなってしまいます。

また、広告を無理矢理見せられるブログを積極的に見ようと思う読者はいません

最終的には広告収入どころかブログそのものの見られる機会すらも失ってしまいます。

コピー記事や伏せ字でもNGとなる

前述の通りGoogleアドセンス広告を掲載する記事にはオリジナル記事が求められますが、時には承認後に収益を手っ取り早く増やそうとコピー記事を量産したり、NGな記事については該当キーワードを伏せ字にしてポリシー違反を逃れようとする方も現れます。

引用の範囲を超えたコピー記事はポリシー違反とみなされるのはもちろん、コピー記事に集まる読者は質が低い傾向にあるため、広告主も広告表示を避けるだけでなく、コピー記事は広告収益だけでなく検索結果にも表示されなくなってしまいます。

また、NGな該当キーワードを伏せ字にすればポリシー違反から逃れられるということもありません。

Googleアドセンス広告はキーワードだけでなく、前後の文脈も含めて判定を行っているからです。

伏せ字でなくて隠語を使ってもNGと判定されます。

さらに、画像でも(特にアダルトは)NGと判断されるので、掲載しないよう注意しましょう。

まとめ

広告収入を増やすために必要なことは、読者のことを第一に考えることです。

ブログの記事を読むのも、そしてそこに掲載された広告を見てクリックするのも他ならぬ読者です。

独自の経験、視点を含めてオリジナルな記事を書き、有益な情報や悩みを解決に導くことができれば読者から支持されるだけでなく、広告主からも掲載を望まれるブログになり、そしてあなたも広告収益を得ることができます。

関係するすべての人が価値を得られるブログを目指してブログを運営していきましょう。

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ブログ運営しよう 収益化しよう

特化ブログを収益化するための10のステップを紹介

特化ブログについて、「始めたものの思うほどアクセスが集まらず収益化ができていない」「これから始めたいけど、アクセスを増やすだけでなく収益化を図れるかが不安」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

特化ブログは雑記ブログよりも収益化が容易な傾向にありますが、特化すれば必ず稼げるというわけでもありません。

特化ブログだからこそ意識しておかねばならないことや、ブログ以外での活動も大いに影響を及ぼすメディアでもあるので、労力は雑記ブログ比べて何倍もかかります。

この記事では特化ブログにて収益を出すための工夫やヒントについて解説します。

特にブログ以外の活動については簡単に出来ることではないものもありますが、あなた自身が実現できる範囲で実施して、特化ブログの収益化を目指しましょう。

特化ブログとは?

まずは特化ブログについて軽くおさらいをします。

特化ブログはその名の通り、テーマやジャンルが絞られた記事を綴るブログです。

雑記ブログと違い、特化ブログは専門性を求められるブログであり、色々な話題をテーマにして記事を書くことは避けられます。

また、テーマやジャンルの専門的な知識がなければ読者を満足させる記事を書けないのはもちろん、情報の真偽も求められるブログでもあります。

そのため、雑記ブログに比べるとネタも記事も少ない傾向にあり、情報の真偽の裏取りはもちろん、読者に専門知識を分かりやすく噛み砕いて説明するために文章を推敲するなど、1つの記事にかける時間も手間も大きくなってしまいます。

特に特化ブログを運営、記事を書く人の最大の悩みが、このネタ切れを起こすという問題です。

ただし、特化ブログは情報の新鮮さよりも専門性や正確性が求められますので、定期的に更新する工夫として常に記事やネタをストックしておくとよいでしょう。

他にも特化ブログには色々なメリット・デメリットがあります。以下の記事にまとめていますので参考にしてください。

【初心者向け】特化ブログの始め方・書き方から公開まで、じっくり解説

特化ブログを収益化する10の方法

特化ブログを収益化する方法は大きく分けて10個のステップがあります。

  1. テーマ、ジャンルを決める
  2. ブログの構造、構成を決める
  3. 想定読者を描き、読者目線で記事を書く
  4. 情報の正確性を意識して書く
  5. どこから集客するかを意識する
  6. ユーザーの反応を見て、記事をリライト(改善)する
  7. 検索クエリ(キーワード)から意図を読む
  8. 視点を変えて記事を派生させる
  9. リンクされやすい記事を書く
  10. ネット以外の活動をする

順に説明していきます。

1. テーマ、ジャンルを決める

1つ目は特化ブログで一番大事な「テーマ、ジャンルを決める」ことです。

単純にテーマやジャンルを決めれば良いわけではく、そのテーマ、ジャンルの専門を名乗るだけの知識、知見があることが望ましいのはもちろん、特化ブログの目的が収益化であるならば、世の中の需要に合わせることも必要になります。

好きだからという理由だけでテーマやジャンルを選ぶと定期的な記事更新は実現できても、世の中の需要と合わずにアクセスも集まらない、収益化もままならないという状況に陥ることにもなります。

特化ブログなのに収益化できていない理由の多くは、このミスマッチによって起こるものです。

以下の記事にテーマ、ジャンルごとに難易度と収益性を記載していますので、参考にしてみて下さい。

【ブログジャンル一覧】初心者におすすめアフィリエイトジャンルの選び方

また、テーマやジャンルは、あなた自身が日々の勉強、情報収集も苦ではないものが望ましいです。

収益性が高いテーマやジャンルは必然的に競合の数も多くなります。

その中から勝ち抜き、読者にあなたの特化ブログを選んでもらうには、プロと呼べるくらいの専門家でないと難しく、これまでの実績の積み重ねも見られるため、続けることが苦しく感じるテーマやジャンルは選ばないようにしましょう。

2. ブログの構造、構成を決める

2つ目は「ブログの構造、構成を決める」ことです。

特化ブログはブログ全体で情報を整理して読者に届ける、読者に分かりやすい構造にすることでより良い特化ブログへと昇華されます。

特化ブログのメリットは、先にテーマやジャンルが決まっていて、ブログの構造から考えられる点です。

また、この構造を適切に組み立てることで収益化の実現にも近づきます。

特化ブログは更新日時で記事を羅列するよりも、ジャンル別の一覧ページや、主要な情報をまとめた「まとめ記事」を作ってブログのTOPから遷移できるようにしておくと、読者にもよく読まれる記事となります。

なぜならば雑記ブログは最新の記事を読みたい読者、特化ブログはテーマやジャンルに沿った正確性のある記事を読みたい読者が集まる傾向が強いからです。

また、特化ブログは必然的に関連する記事も多くなるので、その記事同士をリンクで繋ぐと読者が複数の記事を回遊するきっかけにもなります。

このまとめ記事を作ることと、関連記事を増やすことを予め意識して、ブログ全体の構造、構成(どの場所にどの記事を配置するのか)を行うと良いでしょう。

また、特化ブログは情報の信頼性を上げるためにプロフィールページ(運営者概要ぺージ)も作成しておくことをおすすめします。

専門性な記事を書くことはもちろんですが、特化ブログは記事を書いた人やブログを運営している企業はどういう所なのかも気にする読者も多いです。

著者の名前や管理している企業、団体名を出すということは、その記事を書いた人や企業が責任を持って運営してることを示し、信頼性が増す要因になります。

3. 想定読者を描き、読者目線で記事を書く

3つ目は「想定読者(ペルソナ)を描き、読者目線で記事を書く」ことです。

想定読者を決めて記事を書くと記事の質はもちろんアクセス数も上がります。

特化ブログはテーマ、ジャンルが決まっているからこそかなり具体的に想定読者を決めて記事を書くことが求められます。

また、特化ブログは検索キーワードも一般的なキーワードよりも専門的なキーワードで検索されて流入することが多いため、想定読者を絞りやすい(どんな属性の読者に読まれているのか分かりやすい)とも言えます。

想定読者をある程度絞れるということは、検索意図(目的)を読み解き、検索意図に適う情報を提供する(記事を書く)のはもちろん、記事に関連する商品やサービスを紹介すれば購入や申し込みにも繋がり、収益化も可能になります。

特化ブログはとにかく多くの人を集めようとするのではなく、自身のブログのテーマ、ジャンルに興味を持っている人を集めることが肝要です。

4. 情報の正確性を意識して書く

4つ目は「情報の正確性を意識して書く」ことです。

特化ブログは雑記ブログ以上に、情報に専門性も正確性も求められるため、情報の正確性を担保しなければなりません。

情報の正確性を担保する方法は、信用できる情報を然るべきところから引用して根拠を示す(一次情報を示す)ことです。

引用せずにただ伝えるだけよりも「ここに元となる情報が書かれていましたよ」と引用先を示すほうが、読者も信用して情報を受け取れます。

また、特化ブログの記事には自身の専門性や知識を明示するためにも個人的な考察を加えることがあるでしょう。

前述のように特化ブログは情報に専門性も正確性も求められるため、個人的な意見(考察)と公的な事実がごっちゃになって書かれている記事では読者は混乱し、誤解の元にもなってしまいます。

「意見(考察)と事実をしっかり分けて記事を書く」

これは特化ブログでは徹底しなければならないことです。

記事を書く際は以下のことに気を付けてみてください。

  • 意見(考察)は知らない人への説明なので丁寧に
  • 事実は(誤解を招かないよう)余計な情報をつけずに端的に

この工夫は収益化に寄与するだけでなく、記事を読みやすくするための工夫でもありますので是非取り入れましょう。

5. どこから集客するかを意識する

5つ目は「どこから集客するかを意識する」ことです。

特化ブログは検索エンジンからの流入と相性が良く、多くの人がSEOを意識して特化ブログを運営、記事の作成を行います。

よって、特化ブログの記事は検索キーワードとその検索意図を充分に意識して書くことが求められます。

ただし、人は知っている言葉(単語)でしか調べない、検索しないように、知らない言葉で調べることはほぼありません。

専門的であればあるほど一般には知られていない言葉を使って記事を書くことも増え、やはりそのような記事はなかなか検索されない、検索流入も少ない記事になってしまうことがあります。

そうならないように専門的な言葉をなるべく簡単かつ、一般の人に分かる言葉で言い換える、もしくはカッコ書きにして見た目でも分かりやすく書くようにしましょう。

また、特化ブログは専門的である特徴をうまく利用して、専門用語を分かりやすく解説する辞書のような記事ページを作成するのも工夫のひとつです。

さらに、検索エンジン以外の経路から読者を増やすことも収益化を助けますので、積極的に行うことをおすすめします。

例えば、メルマガのテーマやジャンルも必然的に同じものになります。

テーマやジャンルが決まっているということは、それに興味がある、情報を欲しがっている人を集めるきっかけにもなります。

記事に書かれている情報をピックアップし、ブログの更新情報をお知らせしてブログへの流入を促しましょう。

今ならSNS(Twitter、Instagramなど)を使って多くの人に知らせるのも方法のひとつです。

6. ユーザーの反応を見て、記事をリライト(改善)する

6つ目は「ユーザーの反応を見て、記事をリライト(改善)する」ことです。

前出の通り、特化ブログは検索エンジンからの流入と相性が良く、多くの人がSEOを意識して特化ブログを運営、記事の作成を行います。

検索流入を増やすべく記事数を増やすことが良いのはもちろんですが、ただ闇雲に増やすのではなく、定期的に過去の記事を見直すことを私はおすすめします。

特に専門的な情報は記事を書いたときに最新であったとしても、時間が経てば古い情報になりますし、関連する情報も増えることもあるでしょう。

その際に一から新しく記事を作って公開するのもよいですが、以前の記事を現状に合わせて追記、修正すれば新しく記事を作るよりも時間も手間もかかりません。

また、以前からその記事を読んでいる読者に新しい情報を提供することにもなります。

もし、新しく記事を作るのか、古い記事をリライトするかで迷ったならば、過去の情報が残っていることが有益に働くかどうかで考えて下さい。

例えば、とあるソフトウェアのバージョンアップが起これば過去のバージョンは古い情報となってしまいますが、記事を消さずに最新バージョンの記事を別にすれば、古いバージョンの記事はアーカイブとして残せます。

さらに不具合が生じた時には過去の記事を参考しして元のバージョンに戻すこともできますし、古いバージョンの不具合の原因を調べる時にも役に立つ情報として活用できます。

7. 検索クエリ(キーワード)から意図を読む

7つ目は「検索クエリ(キーワード)から意図を読む」ことです。

読者のニーズをより具体的に掴んで、それに適う情報を掲載するのです。

アクセス解析が出来るのであれば、是非検索流入のキーワードもチェックしてみましょう。

なぜならば検索キーワードには読者の意図が多分に含まれているからです。

例えばサッカーの特化ブログで「ドリブル 方法」で検索流入があったとすれば、読者は「自分自身がうまくドリブルが出来る方法」を知りたいという意図があると推測できます。

「ドリブル 技」ならば、「プロのサッカー選手が使うドリブルの技を知りたい」という意図があると推測できます。

また、検索キーワードの意図に合った記事は検索結果でも上位表示されやすく、検索流入を増やすSEOでも有効に働きます。

このように、検索キーワードの第二、第三キーワードから読者の意図を読み取ることは新しい記事を増やすだけでなく、リライトによる記事の改善にもなりますので、定期的に行うようにしてください。

8. 視点を変えて記事を派生させる

8つ目は「視点を変えて記事を派生させる」ことです。

例えば先ほどのサッカーの特化ブログの場合、「ドリブル 方法」で検索している読者は「自分自身がうまくドリブルが出来る方法」を知りたいという意図があると推測できるように、その読者にはそれを行う為の道具、スパイクも合わせて紹介するのも良いでしょう。

ドリブルの方法を具体的に説明するのはもちろんですが、読者がよりスムーズに行動に移せるための手助けも一緒に行うことを意識して記事を作るのも工夫の一つです。

さらに派生させて、自分に合うスパイクの選び方などを紹介するのも良いでしょう。

(3つ目の「想定読者(ペルソナ)を描き、読者目線で記事を書く」を合わせれば、より正確に意図を掴むことが出来るでしょう。)

9. リンクされやすい記事を書く

9つ目は「リンクされやすい記事を書く」ことです。

リンクされやすい記事とは、人に紹介されやすい、引用されやすい記事です。

リンクが増えることは読者が流入するきっかけも増えることにもなります。また、リンクが増えると検索順位も上がる傾向にあります(他のブログやWebサイトで紹介される、引用されるということは質が良い記事だと検索エンジンも評価するため)。

ただし、人からのリンク(被リンク)を増やそうと思っても、その通りに自然と被リンクが増えることはなかなかありません。

被リンクを増やしたいならば、「自分ならどんな記事を人に紹介するか」と考えて記事を書くと良いでしょう。

誰にでも分かりやすく説明されている記事や、他のブログには書かれていないオリジナルの情報が書かれている記事などが思い浮かぶ筈です。

特に専門的で根拠もある一次情報の記事は引用されやすく、特化ブログだからこそそのような記事を書くことを常に意識しておきましょう。

10. ネット以外の活動

最後の10つ目は「ネット以外の活動」も積極的に行うことです。

前述のように特化ブログは情報に専門性も正確性も求められるだけでなく、記事を書いた人やブログを運営している企業はどういう所なのかも気にする読者も多いです。

名前を出すということは、その記事を書いた人、企業が責任を持って運営してることを示し、情報の信頼性が増すきっかけにもなります。

ただし、ただ名前を出せばよいわけではありません。

その記事を書いた人がどんな実績がある人なのか、どんな専門的な知識がある人なのかが分かってこそ、情報の信頼性が生まれます。

同様に、その特化ブログはどんな企業が運営していて、どんな商品、サービスを展開しているかが分かってこそ、情報の信頼性が生まれます。

例えばこの記事も、筆者である私のプロフィールが掲載され、サイトの運営元がロリポップであることが明示されているからこそ、情報の信頼性が担保されているとも言えるのです。

もし、この記事にどちらも掲載されていなければ、情報の信頼性はそんなには大きくならない、読者であるあなたも全てを信用して読むことはない筈です。

情報の信頼性を生むにはネット以外の活動を積極的に行い、実績を作ることです。

逆説的ではありますが、特化ブログを名刺代わりに使うのも良いでしょう。

「自分はこれだけの知識や技能を有しています」ということを特化ブログによってアピールすることで、外から声がかかることはそんなに珍しいことではない時代です。

講演を頼まれたり、書籍の執筆を依頼されたり、リアルでの経験が実績となれば特化ブログの権威性もさらに上がり、引いては特化ブログの最終目的であった収益化が適うのです。

まとめ

以上が特化ブログを収益化させる大きな10の方法です。

特に特化ブログはテーマとジャンルによって難易度と収益性が決まってしまうと言っても過言ではありませんが、この10の方法を愚直に行えば、アクセス数も収益額も伸びる可能性が充分にあります。

特化ブログは記事単体でアクセス数、収益額を増やすという考えではなく、専門性はもちろん、権威性、信頼性をブログ全体で獲得する考えで運営しましょう。

特化ブログは長い目で見る。

これこそが特化ブログの収益化の最大のコツです。

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ブログ運営しよう 収益化しよう

雑記ブログを収益化するための4つの方法を解説

すでに雑記ブログを始めている方はもちろん、これから雑記ブログを始める方も気になるのは「多くの人に見てもらいたい(アクセスを増やしたい)」ということと、「お金も稼ぎたい(収益化を図りたい)」ということではないでしょうか。

しかしながら、雑記ブログは収益化が難しいブログでもあります。

それは、雑記ブログは特化ブログに比べて差別化が難しいためです。

特化ブログのようにテーマやジャンルが絞られていないため専門性、権威性、信頼性を構築しにくく、記事として取り扱うネタも個人の日記や時事問題や世の中のトレンドなど、誰でも書ける記事にもなりやすいのです。

しかし、雑記ブログは絶対に稼げないというわけでもありません。

この記事では雑記ブログにて収益を出すための工夫やヒントについて解説します。

ぜひ、あなたの雑記ブログで収益を上げましょう!

雑記ブログとは?

まずは雑記ブログについて軽く説明します。

雑記ブログとはその名の通り記事のテーマやジャンルが決まっておらず、自身の日記や流行っているマンガの感想、芸能や時事問題についての見解、意見などを記事として書く、まさしく雑記を記すブログを指します。

また、雑記ブログはその自由さから、世の中で話題となっている事をネタにして書かれることも多い傾向にあり、特にそのような雑記ブログはトレンドブログとも言われています。

雑記ブログにはメリット・デメリットがあります。記事を書きやすい、続けやすいことが最大のメリットですが、差別化が難しく、収益化が難しいことが最大のデメリットでもあります。

(雑記ブログのメリット・デメリットについては、雑記ブログの始め方から書き方、公開までじっくり解説 で詳しく説明しています。)

もしブログの目的が収益化であるのならば、雑記ブログよりも特化ブログのほうが比較的簡単にかなえることが出来るため、特化ブログをおすすめします。

もちろん雑記ブログの最大のデメリットである収益化の難しさも工夫次第では解決します。

次に、雑記ブログでも着実に収益を上げる方法を説明します。

雑記ブログを収益化する4つの方法

雑記ブログを収益化する方法は大きく分けて4つあります。

  1. 記事をたくさん書いてみる
  2. 得意な記事、アクセスの多いテーマ、ジャンルを見つける
  3. 収益を得られる仕組みを導入する
  4. 記事を増やす。追記、修正をする

順に説明していきます。

1. 記事をたくさん書いてみる

1つ目は「記事をたくさん書いてみる」。「習うより慣れよ」のことわざ通り、とにかく記事を書いてみることです。

雑記ブログを始める人のほとんどは初めてブログを書く人、もしくは専門的な知識がない人、自分の得意なことが分からない人です。

そんな人に「専門的で自分の得意な事、自分しか知り得ない事を誰にでも分かりやすく、かつ、定期的に記事を書いて発信していきましょう」とアドバイスしても、記事どころか一文も書くことすら出来ないことは想像に難くありません。

やったことがないスポーツで、いきなりプロ選手と同様のパフォーマンスを期待する方が間違っているのと同じで、ブログも最初から期待しすぎると現実とのギャップに苦しんでしまいます。

幸い、雑記ブログは何でも好きなことを書けるブログです。

いきなりプロと同様の質を追い求めるのではなく、いずれそこに到達するためのトレーニングを重ねるという意味でも、まずは記事を書くこと、そして記事を書くことを習慣化しましょう。

とはいえ、初めてブログを書く場合「そのトレーニング方法すらも分からない」「自分で目安やノルマを決めることも出来ない」という方もいるでしょう。

そこで私が提案するのがブログ60日トレーニングです。3つの段階に分けてブログを書いていきましょう。

  1. 最初の20日は、毎日1,000字以上の記事を書く(テーマ、ジャンルは何でも良い)
  2. 次の20日は、最初の20日に書いた記事と同じテーマ、ジャンルの記事を書く(視点や前提、結論を変えた記事を書く)
  3. 最期の20日は、これまでに書いた記事を1日に2つ修正、追記する(情報の追加や、関連する記事同士にリンクを貼るなど)

恐らく初めてブログを書く人にとって毎日1,000字以上の記事を書くことは難しい、いや、文章を書き慣れている人であっても難しいことだと思います。

ですが、上記のブログ60日間トレーニングをこなすことが出来れば、文章を書くことにさほど抵抗を感じず、記事のネタ探しや改善にも取り組めるようになれます。

地味すぎる、もっと手っ取り早くできるコツを教えて欲しいとバカにせずに実際にやってみてください。

裏を返せばその基本的なことすらもやらないから、いつまで経っても収益化も実現出来ないとも言えます(基本的にトレーニングは地味なものですから…)。

2. 得意な記事、アクセスの多いテーマ、ジャンルを見つけよう

2つ目は「自分の得意な記事、アクセスの多いテーマ、ジャンルを見つける」ことです。

1つ目で示したように定期的に記事を書き、記事数が多くなってくると自身のブログの記事の傾向や、常にアクセスがある、多く読まれている記事が次第に見えてきます。

自由に書いている雑記ブログなのに、特定のテーマやジャンルの記事が多くなるということは、あなた自身がそのテーマやジャンルについての情報を多く発信できる、知っているということです。

つまり、それがあなたの強みであると言えます。

自分の得意なテーマやジャンルの記事ならネタに困ったり、
定期的に更新したりすることも苦に感じづらくなるでしょう。

また、自分自身しか知らない情報や、考察も加えることができれば、他のどこにも掲載されていないオリジナルな情報を読者に提供することにもなります。

オリジナルな情報を提供することは他のブログとの差別化にも繋がります。

読者もあなたのブログにしかない情報を求めてやってくる、集客、収益化のきっかけに充分なり得ます。

また、特定の記事に常にアクセスがあるということは、その記事で扱っているネタは世の中の人が関心を持っていて、情報を求めているから読まれていると言えます。

収益化を図るネタとしては、世の中のニーズを表したこちら記事のほうが重要です。

出来る事ならアクセスの多い記事のテーマ、ジャンルの記事を増やしていきましょう。

この考え方を更に発展させると、自分の得意な記事やアクセスの多いテーマ、ジャンルの記事を増やしていけば、雑記ブログを徐々に特化ブログにシフトさせいくこともできます。

ただ、雑記ブログを特化ブログに変えるよりは、特化ブログを別に立ち上げることをおすすめします。

その理由は、雑記ブログを特化ブログに変えてしまうと書きたいことや好きな事を書ける場所としての雑記ブログではなくなってしまうため、ブログが続かなくなるという本末転倒にもなりかねないからです。

この方法は雑記ブログの収益化というよりは、雑記ブログをきっかけにして特化ブログで収益化を図る方法ですが、収益化を図るための大事な考え方のひとつなので知っておいてください。

3. 収益を得られる仕組みを導入する

3つ目は「収益を得られる仕組みを導入する」ことです。

雑記ブログで収益を得られる仕組みとしてよく使われるのは広告の掲載やアフィリエイトの導入で、この2つは初心者でも実装し易い方法でもあります。

広告にも多くの種類、方法がありますが、一般的なものはバナー広告です。

広告サービスの1つであるGoogle AdSenseは、雑記ブログにバナー広告を掲載し、読者がその広告をクリックすると、広告主のページへ誘導した対価としてあなたに報酬が支払われる広告です。

Google AdSenseの優れている点は、掲載する広告が自動で選ばれて表示されるところです。

通常の広告は掲載するページ、場所、広告内容などを自分で決めなければなりませんが、Google AdSenseは掲載したいページの場所にタグを埋め込むだけで、そのページに適した広告を自動で選んで表示します。

そのため、広告を選んで貼る手間がほぼなくなり、記事を書くことに集中できるので雑記ブログには適した広告サービスだと言えます。

手軽に収益を得られるGoogle AdSenseですが、広告を掲載するには審査があり、承認されるにはいくつかの条件もあります。

まず、ブログのドメインは独自ドメインでないと承認されません。

以前は主な無料ブログサービスのドメインを利用したブログでも承認されていましたが、2021年5月現在では独自ドメインでないと承認されなくなりました。

次に、広告を掲載する雑記ブログにある程度の記事がないと承認されません。

Google AdSense側も広告を掲載するに値するかどうかを審査するのですから審査対象となる記事がない、あっても極端に少ないのではなかなか承認されません。

ある程度の記事を揃えた後に申請しましょう。

このある程度の数はハッキリしていません(公式でも発表されていません)が、記事数は30程度、記事の文字数も1000文字以上は揃えておきたいところです。

但し、この数はあくまで目安です。これよりも少ない数で審査に通ることもありますし、これより多くても審査に通らないこともあります。

また、広告主はどういう記事に広告を掲載したいかを考えて記事を書くことは質のよい記事を書くことにも繋がり、更に読者が増え、収益化に繋がるきっかけにもなります。

さらに詳しい情報や審査の手順は、こちらの記事で紹介してますので、ぜひご覧ください。

ブログにGoogleアドセンスを設置するまでの手順【審査のポイントと申請方法も詳しく解説します】

もうひとつの収益化の方法、アフィリエイトの導入は自分で掲載する広告を決めて、広告主のページへ誘導する広告です。

Google AdSenseと違い、クリックしただけでは収益にはならず、広告主のページで商品購入やサービスの申し込みが行われて初めて報酬を得られるサービスです。

その特性からも言えるように、アフィリエイトは雑記ブログよりは特化ブログに向いている広告サービスだと言えます。

そんなアフィリエイトサービスの中でもAmazonアソシエイトは雑記ブログに向いているサービスです。

Amazonアソシエイトはあなたの雑記ブログで紹介した商品が購入されると報酬を得ることができます。

雑記ブログの記事に適した商品を選んでバナー広告を貼ることは、この記事を読む読者はどんな商品が欲しいと思うかを考えることであり、読者の意図を適える記事は収益も上がります。

さらに詳しい情報や審査内容は、以下の記事で解説していますので、参考にしてください。

アフィリエイト初心者が月に1万円の報酬を得るまでにやるべきこと

4. さらに記事を増やし、追記、修正してみよう

雑記ブログは好きなように記事を書いて記事数を増やせばよく、もちろん少ないよりも多い方が良いのですが、ただ闇雲に増やすだけではかなりもったいない、収益化も遠きものとなってしまいます。

記事を増やすだけでなく、定期的に過去の記事を見直して追記、修正することをおすすめします。

記事を書いたときに最新だった情報も時間が経てば古い情報になりますし、関連する情報も増えることもあるでしょう。

一から新しく記事を作るのもよいですが、以前の記事を現状に合わせて追記、修正すれば新しく記事を作るよりも時間も手間もかからないだけでなく、以前からその記事を読んでいる読者に新しい情報を提供することにもなります。

また、追記、修正の方法は最新の情報を掲載するだけのものではありません。

読者のニーズをより具体的に掴んで、その情報を掲載するのもひとつの方法です。

雑記ブログを続けていて記事数も多くなってくると、常にアクセスがある、読まれている記事が次第に見えてきます。

特定の記事にアクセスがあるということは、その記事で扱っているネタは世の中の人が関心を持っている(需要がある)から読まれていると言えます。

追記だけでなく関連する記事をリンクにて案内すれば、読者はリンクを貼った記事も閲覧してくれる可能性が高まります。

さらに言えば、アクセス解析から検索流入のキーワードもチェックしてみましょう。

それは、検索キーワードには読者の意図が多分に含まれているからです。

例えば「カレーライス 材料」で検索流入があったとすれば、読者は「カレーライスに入れる具材や調味料を知りたい」という意図があると推測でき、「カレーライス レシピ」ならば、「カレーライスの作り方、手順を知りたい」という意図があると推測できます。

手順だけでなく具材や調味料、道具を記事内で合わせて紹介すれば購入してくれる読者も現れ、収益化にも繋がるでしょう。

このように、検索キーワードの第二、第三キーワードから読者の意図を読み取ることは記事を増やすだけでなく、追記、修正による改善にもなりますので、定期的に行うようにしてください。

まとめ

以上が雑記ブログを収益化させる大きな4つの方法です。

特に記事の増やし方や追記、修正に迷ったときは、「記事をたくさん書いてみる」で紹介したトレーニング方法を参考にして実施しましょう。

また、迷った時ほど初心に戻り、基本をしっかりこなすことを意識してみてください。

そして視点や前提、結論を変えることで記事を増やし、情報の追加や関連する記事同士にリンクを貼ることで、記事だけでなく雑記ブログ全体の質を上げていけば、自ずと収益化にも繋がりますよ。