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悩んでしまうWordPressのテーマ選び。見やすくて使いやすい無料のおすすめテーマ4選

WordPressのようなCMSは自分で一からブログをつくる必要がなく、特にWordPressはテーマがあらかじめ用意されているので、コンテンツ(記事)作成に特化したCMSであると言えます。

とはいえ、ブログの外見を決めるといっても過言ではないWordPressのテーマ選びはどうしても悩んでしまうものでもあります。

ブログ記事の見やすさ、読みやすさはもちろん、見た目のカッコよさ、そして使いやすさを追及したい人もいるでしょう。

特にWordPressでブログを始めたばかりの頃は、どのテーマを選べばよいかも分からず、その種類の多さからいろいろなテーマに目移りをしてしまうものです。

WordPressのテーマにはデザインに優れたものや機能が充実しているものがありますが、有料に限らず無料のテーマでも充分な機能が揃っています。

この記事では、無料のテーマで見やすく、かつ、使いやすいものに絞って特徴を交えて紹介します。

最初は見やすさ、使いやすさで選ぶ

WordPressを使ったブログの利点の1つは、テーマが多く存在し、サイトの種類や用途に合わせて選べることです。

一般的なホームページはもちろん、ブログ形式に適したテーマも多数あります。特にブログのように記事を読んでもらうことが主な目的となれば、読者が記事を読了できるように記事の内容、質を上げることが大切です。さらに、読者にストレスを感じさせないように自然に読まれる工夫や仕組みも必要となります。

特にブログの記事はテキストがメインとなるため、文章の読みやすさだけでなく、見やすさ、使いやすさも伴うテーマを選ぶことが重要だと言えます。

見やすさの観点からテーマを検討する際は、パソコンだけでなくスマートフォンでも見やすいかを検討、確認しましょう。

なぜならば今はパソコンよりもスマートフォンやタブレットなどのモバイル機器からブログを読む人が多いからです。自分も読者の気持ちになってスマートフォンで確認しましょう。

使いやすさの観点からテーマを検討する際も、同じくパソコンだけでなくスマートフォンでも使いやすいかを検討、確認しましょう。

メニューボタンが見にくくて(小さすぎて)タップしにくい、ブログにある別の記事を探しにくい(ブログ内を移動しにくい)など、記事内容というよりはブログの仕組みが使いにくいことは読者が離脱するきっかけにもなります。

実際に自分が使ってみて、見にくい、使いにくいと感じるようなテーマは避けると良いでしょう。

(もちろん自分でコードを修正してカスタマイズするのも1つの方法ではあります)

おすすめのテーマ4選

この節では先に説明した見やすさ、使いやすさを兼ね、WordPressのブログに適した無料のテーマをピックアップしてご紹介します。

1.Lightning

株式会社ベクトルが開発した、とてもシンプルでスタンダードなテーマです。

一般的なホームページを作成することを想定して作られたテーマではありますが、もちろんブログにも対応しています。

WordPressの公式ディレクトリーに登録されている(WordPressのメニュー「外観‐テーマ」から新規追加で検索してダウンロードできる)日本製のテーマでもあるので、利用者が多いのも特徴です。

また、多く使われているからこそLightningを題材にしたカスタマイズ方法や使い方について説明された書籍やネット上のコンテンツ(記事)も多いので、初心者向けだとも言えます。

さらにLightningには、機能が追加された有料版のLightning G3 Pro Unitも用意されています。

有料版では見出しデザインの変更やスマートフォンの固定ナビゲーションバーの表示など、さらなる機能が使用可能となります。

Lightningを実際に使ってみてブログの更なる拡張を行いたいならば、こちらも検討してみると良いでしょう。

2.Cocoon

「わいひら」さんという日本の方が制作したテーマです。

WordPressでブログを作成することを想定して作られたテーマです。特にアフィリエイトによる使用を想定されているので、アフィリエイト記事の作成に便利な機能が実装されているのも特徴です(もちろん一般のホームページの作成にも対応しています)。

Google AdSenseのコード実装や、Amazonや楽天市場などの商品リンクが簡単に作成でき、記事に実装できます。

さらに記事ごとの表示の設定や、モバイル表示など細かい設定が可能なため、見やすさ、使いやすさにも適したテーマだと言えます。

また、公式にてテーマ利用マニュアルが用意、提供されていますので分からないことがあればすぐに調べることができる、初心者にも簡単なテーマでもあります。

3.LIQUID LIGHT

日本国内産のテーマで、シンプルなデザインと機能が特徴です。

こちらもWordPressの公式ディレクトリーに登録されている(WordPressのメニュー「外観‐テーマ」から新規追加で検索してダウンロードできる)テーマでもあるので、利用者が多いテーマです。

Lightningと同様に、一般的なホームページを作成することを想定して作られたテーマではありますが、もちろんブログにも対応しています。

また、有料ではありますが「LIQUID MAGAZINE」や「LIQUID CORPORATE」など、用途別のテーマも多く用意されています。

さらに「LIQUID BLOCKS(GALLERY 37+ 無料デザイン)」や、「LIQUID CONNECT」という関連プラグインも多く存在し、これらを追加インストールすることで見栄えの良いデザインはもちろん、多くの機能を追加できることが最大の特徴です。

4.Arkhe

株式会社LOOSが開発した、シンプルでカスタマイズしやすい国内産のテーマです。

WordPressでのコーポレートサイトの制作を想定して作られたテーマではありますが、ブログを作成するのにも充分に適しています。

機能は一般的なホームページやブログで使う基本的なものだけに絞られてはいますが、逆に迷う事なく使うことができます。

また、自身でHTMLやCSSを触ってカスタマイズするだけでなく、有料ではありますが「Arkhe Blocks Pro」や「Arkhe Tools」、「Arkhe Wookit」というブロックエディターやeコマース機能のプラグインも用意されているので拡張性が高いのも特徴です。

実際に自分でコードを組み込んでみたい、HTMLやPHPに慣れている人には適したテーマだと言えるでしょう。

まとめ

今回、数多あるWordPressのテーマから、見やすさと使いやすさの観点から国内製の4つに絞って紹介しました。

特にブログの見た目と使いやすさ、与える印象はテーマで決まってしまうと言っても過言ではなく、せっかく良い記事を書いたのにテーマが悪くて読者を途中で離脱させてしまうのはもったいないことです。

また、海外製のテーマはデザインも優れていてお洒落なものも多いですが、見た目だけで選んでしまうと実際に記事を作成する自分自身はもちろん、読者も使い勝手が悪くなってしまうことが往々にして起こりえます。

今回紹介したテーマのように、国内製でもデザインが充実しているテーマは増えてきています。

最初はどうしても目移りしてしまうからものだからこそ、ブログに必要な基本的な機能が備わっていて、かつ初心者でも使いやすいテーマを厳選してみました。

使い慣れてくれば他のテーマに変更するのも良いですし、足りない機能があれば有料のテーマに変更するのも良いでしょう。

今回の記事を参考にして、あなたのWordPressブログに合うテーマを見つけていただけると幸いです。

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困ったら見る!レンタルサーバーで使用される用語集

ロリポップCRチームのエンジニアの たにわき です!

ロリポップを利用していて、「この用語ってどういう意味?」と思う事が出てくるかもしれません。

そんな悩みを解決するために、用語集を作りましたので、困った時にぜひご活用ください。

ネットワーク関連

プロトコル

コンピューター同士の通信を行うためのルールです。共通のルールをつくることで、異なる機器同士でもやりとりができるようにしています。

SSL/TLS

インターネット上でのデータのやりとりを暗号化し、第三者に情報をのぞかれたり盗まれたりしないようにする仕組みです。

ウェブ関連

アクセス数

閲覧されたページの合計数です。

キャッシュ

一度アクセスしたサイトのデータをブラウザやサーバーで一時的に保管し、次回、同じページにアクセスした際の表示を速くする仕組みです。

ディレクトリ(フォルダ)

ファイルを分類・整理するためのもので、複数の階層を作ることができます。

ドメイン

インターネット上の住所のこと。ロリポップにはサービスが提供するロリポップドメインと、お客様が取得する独自ドメインの2種類があります。

独自ドメイン

お客様が取得できる世界に1つだけのドメインの事です。

リクエスト数

アクセスに対して、サーバーに送信されるリクエストすべての数です。HTMLファイル以外にも、画像ファイルやJSファイルのリクエストもカウントの対象となります。 ※通常1アクセスは複数のリクエストにより構成されています。

レスポンス

サーバーが処理した結果のことです。

Basic認証

ホームページの閲覧に対して、IDとパスワードが必要になる仕組みです。ロリポップでは、ユーザー専用ページから設定することができます。

Let’s Encrypt

主にロリポップの独自SSL(無料)で利用している、非営利団体のInternet Security Research Group (ISRG) が提供する証明書認証局で、SSL証明書を無料で発行しています。SSL証明書の期限は3ヵ月のため、通常は更新が必要ですが、ロリポップでは自動で更新されます。

Mixed Content

ページに対してhttpsで始まるURLでアクセスしているのに、ページ内にhttpで指定した画像やJavaScript/CSSなどがある状態のことです。

WAF (Web Application Firewall)

Webアプリケーションの脆弱性を突いた攻撃からホームページを保護するセキュリティ対策のひとつです。

WebDAV

HTTPを活用して、ファイル共有・編集を容易に行うことができる技術です。

メール関連

IMAP

メールを受信する時に使うプロトコル(ルール)です。メールサーバーにあるメールデータをメールソフト上からそのまま閲覧、管理する方法です。

IMAPS (IMAP over SSL/TLS)

IMAP通信の認証情報やメールを暗号化し、安全に接続します。

POP/POP3

メールを受信する時に使うプロトコル(ルール)です。メールデータをダウンロードしてメールソフト上で閲覧することが前提の方法です。

POP3S (POP3 over SSL/TLS)

POP3通信の認証情報やメールを暗号化し、安全に接続します。

SMTP

メールを送信する時に使うプロトコル(ルール)です。

SMTPS (SMTP over SSL/TLS)

SMTP通信の認証情報やメールを暗号化し、安全に接続します。

FTP関連

Activeモード

FTPでサーバーに接続時に、サーバー側からFTPクライアントに接続するモードです。ロリポップでは使用出来ません。

FTP (File Transfer Protocol)

サーバーへファイルを転送するためのプロトコルです。暗号化・認証化を行わないため、通信内容が暗号化されません。ロリポップでは「FTP・WebDAVアカウント」を使って接続しますが、セキュリティの観点からFTPSの利用を推奨しています。

FTPS (File Transfer Protocol over SSL/TLS)

FTPの認証やファイル転送の暗号化・認証化を行い、サーバーへファイルを転送します。SFTPとは別物です。

Passiveモード

FTPクライアントからサーバー側に接続するモードです。ロリポップではこちらのモードのみを利用することができます。

SSH関連

SFTP(SSH File Transfer Protocol)

SSHによる暗号化FTPです。接続にはSSHのアカウトを使用します。FTP、FTPSとは通信プロトコルが違います。

SSH

ネットワークを介して、サーバーへのログイン、コマンド実行などを行う通信方法です。データは暗号化されて、やり取りするため、安全に通信を行うことができます。

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ブログを始めるにはどちらが良いの?WordPressとnoteのメリット、デメリット

ブログを始めるにあたり、雑記ブログを始めるのか、それとも特化ブログを始めるのか(扱うテーマ、ジャンルは何にするのか)を考えておくことは大切ですが、その前にどのプラットフォームでブログを始めるのかを決めないとブログの開設すらもできません。

既存のブログサービスを使うのか、それともレンタルサーバーを借りてWordPressやMovable TypeのようなCMS(Contents Management System)をインストールして使うのか、さらに言えば、長期的に使うことを考えているならば独自ドメインを取得してブログに適用するのかも決めておきたいところです。

このようにブログはただ記事を作成するだけに留まらず、ブログを開設する場所であるプラットフォームやサーバーなどの環境まわりについても考慮すべきことが意外と多いのです。

この記事では、現在のCMSの代表でもあるWordPressと、既存のブログサービスの中で特に最近多くのユーザーを集めているnoteについてのメリット、デメリットを解説します。

自身に合うのはどちらなのか、ブログの目的を満たすにはどちらが適しているかを考えながら読んで、ブログ開設の参考にしてください。

ブログを開設する場所を決めよう

WordPressとnoteについてのメリット、デメリットを開設する前に、まずはレンタルサーバーと独自ドメイン、そして既存のブログサービスの2つの大きな違いについて説明します。

  1. 有料か無料か
  2. 環境を含めての管理

1.有料か無料か

まずは有料か無料かの違いです。

レンタルサーバーと独自ドメインは、自身でレンタルサーバーを(期間を含めて)契約しなければならず、また、独自ドメインも自身で名前を決めて管理先を選んだうえで(期間を含めて)契約しなければなりません。

契約の延長にも料金が発生します。

一方、既存のブログサービスは基本的には使用料は無料です(サービス内容に応じて有料プラン、コースもあります)。延長料金もかかりません。

2.環境を含めての管理

次に環境を含めての管理面の違いです。

レンタルサーバーはアクセス負荷の分散やデータのセキュリティなど、サーバー環境や自身のメンテナンスについても考慮して契約する必要があります。

一方、既存のブログサービスは運営会社側がほぼすべてを管理、運営を行うので環境面では特に考慮することはありません。

しかし、ブログサービスが突然終わってしまうことで自身のブログも突然なくなってしまう可能性があります。データはエクスポートできたとしても、これまでのドメインに蓄積された信頼性、権威性を失ってしまって移動先では検索評価も落ちてしまうことが起こります(ドメイン、URLが変わってしまうため)。

その点、レンタルサーバーを借りて独自ドメインで運用していれば、置き場所でもあるレンタルサーバーが変わってもドメインに蓄積された信頼性、権威性は変わらないので、基本的には検索評価は変わりません。

この2つの大きな違いを考慮したうえで次節のWordPressとnoteのメリット、デメリットを読んでいただけると、自身に合う方を見つけられるでしょう。

レンタルサーバーを借りてWordPressを開設する場合

WordPressとは、CMSというコンテンツ管理システムの一つであり、プログラムなど技術的な知識がなくても容易に記事(コンテンツ)を制作、管理することができるシステムです。

また、WordPressにはブログの外観となるテーマ(テンプレート)が多く用意されており、機能面でもさまざまなプラグインが用意されているので、自身のブログにあうようにカスタマイズができることも特徴です。

メリット

WordPressのメリットには以下のようなものがあります。

1.WordPressの利用料は無料

インストール先のレンタルサーバー料金はかかりますが、フリーのソフトウェアなので特に使用料は必要ありません。無料で使用することができます。

(※ テーマやプラグインには有料のものもありますが、無料のもので充分といってよいほどに充実しています)

2.さまざまなカスタマイズが行えるエディター機能

記事を作成するエディター画面は簡素な作りとなっています。

さまざまなカスタマイズ機能がエディターに備わっているのはもちろん、エディター画面、機能はカスタマイズもできますので、自由度がかなり高いブログシステムだとも言えます。

3.段組み(サイドメニュー)など、ブログにさまざまな機能を追加できる

ブログによくある段組み(サイドメニュー)に好きな機能を加えることができるだけでなく、実装も簡単なのがWordPressの特徴でもあります。

左右どちらにも段組みをつけることもできますし、まったく付けないことも可能です。

上下にブログメニューや定型文、機能の実装もできます。

また、縦2分割に段組みしたレイアウトを「2カラム」、3分割に段組みしたものを「3カラム」と表現します。

4.ブログ以外にもWebサイトの作成と運営ができる

そもそもWordPressはブログをつくるためのものではなく、Webサイトを作成するためのCMSが始まりであるため、ブログ以外にもWebサイトの作成と運営が簡単に行えます。

たとえば最初は会社のコーポレートサイトとしてWordPressでWebサイトを作成し、後にブログをWebサイトのディレクトリー配下に設置して運営していくこともできます。

もちろん、その逆も可能です。

最近はブログをオウンドメディアとして運営する、会社のコーポレートサイトとオウンドメディアは(目的の違いによって)別ドメインで運営することが主流になりつつありますが、Webサイトとブログを別々にはしないという考えならば、最初からWordPressを選び、作成、管理するのも方法の一つでしょう。

デメリット

万能に思えるWordPressにも、もちろんデメリットはあります。

1. 自分で管理、メンテナンスを行わなければならない

「ブログを開設する場所を決めよう」の節でも説明しましたが、WordPressはレンタルサーバーを借りたうえで設定、作成し、かつ自身で運営を行うため、テーマやプラグインのアップデートも自ら行わなければなりません。

自動的にアップデートが行われることもありますが、テーマやプラグインのバージョンの違いによって不具合が生じることも起こり得るため、基本は自身で管理しなければなりません。

また、なんらかの不具合や障害によってブログのデータが消えてしまっても、すぐに元に戻せるように定期的にバックアップをとっておくことも大切です。

(レンタルサーバーのプラン、サービスによっては自動でバックアップを取得してくれるものもあります)

管理、メンテナンスを行うためのネットワークの仕組みやサーバー周りの知識も、ある程度は必要だと言えます。

2.サーバーやドメインには期限がある

基本的にレンタルサーバーは無期限にレンタルできるわけではなく、自身で期限を決めて契約を行います。

よくある失敗に、契約更新を忘れてしまってレンタルサーバーにアクセスできなくなり、データも削除されてしまう、つまり自身のブログを失ってしまうことがあります。

また、サーバーだけでなく独自ドメインにも契約期限があります。

こちらも契約更新を忘れてしまってドメインの所有権を失ってしまったり、失うだけならまだしも、契約が切れた間に他の人にドメインを取られてしまう失敗もよく起こります。

合わせて注意しておきましょう。

noteを開設する場合

noteは、『クリエイターが文章や画像、音声、動画を投稿して、ユーザーがそのコンテンツを楽しんで応援できるメディアプラットフォーム』です。

記事(コンテンツ)の投稿から外部への公開までを無料で利用できるだけでなく、同じnoteユーザーに「スキ」を送りあったり、筆者を「フォローする」機能を使ってさまざまなコミュニケーションも図れるブログサービスです。

その特性からブログサービスというよりは、ユーザー同士のゆるい繋がりを促進するSNSに近いサービスと言えます。

メリット

noteのメリットには以下のようなものがあります。

1.無料で使える

特に使用料は必要なく、無料で使用することができます。

無料会員以外にも月500円のプレミアム会員のサービスもあり、予約投稿やコメント欄のON/OFFの設定などができるようになります。

また、企業、法人向けの有料プランであるnote proも提供されています。

2.簡易なエディター画面

記事を作成するエディター画面はとても簡素であり、その他の機能がほぼ備わっていないからこそ特に迷うこともなく記事を作成できます。

3.クリエイターや企業、法人アカウント(ユーザー)が多く登録している

最近ではオウンドメディアをnoteで始める企業、法人も増えていて、「スキ」を送ったり、「フォローする」などSNS的なコミュニケーション、使われ方が活発に行われているメディアでもあります。

ブログを始めた最初の頃は、「読者からの反応がない」ことで気持ちが折れてしまう人も少なくないのですが、noteはSNS同様に「スキ」や「フォローする」などユーザー同士の交流が可視化される、「読まれている」という手ごたえを感じることができるサービスだと言えます。

特にBtoBである企業、法人のコンテンツはなかなか一般人には伝わらなくて読まれにくいものですが、同じくBtoBである企業、法人が読者として多く登録しているので「noteユーザーには読まれやすい」のも特徴です。

4.有料記事の購読によるマネタイズが容易

noteは記事ごとに有料/無料の公開設定が行えます。

つまり、自身の記事を課金制にすることで購読によるマネタイズが容易に行えるのです。

有料のプレミアム会員になれば、月額課金の定期購読マガジンの販売も行えます。

限定動画の公開やファンクラブやオンラインサロンの運営に適しているプラットフォームだと言えます。

デメリット

もちろんnoteにもデメリットがあります。

1.カスタマイズ性が低い

記事を作成するエディター画面がとても簡素であり、機能も限定されている反面、表現や実装できる機能もかなり制限されます。

プレーンテキストでの表現が基本なため画像や動画は記事に差し込む程度にしかできないことや、特に外観のデザインはまったくカスタマイズできません。

また、残念ながらnoteは段組みをつけることもできず、上下にメニューを入れるなどのカスタマイズもできません。

2.アフィリエイトサービスなど広告が掲載できない

noteは(一部の広告を除いて)広告の掲載が認められないようになっています。

つまり、アフィリエイトサービスの掲載、紹介やGoogle Adsenseなどの広告の掲載ができません。

noteは有料コンテンツの販売やオンラインサロン運営によるマネタイズのみに適したメディアだとも言え、アフィリエイトサービスでのマネタイズには適さないメディアとも言えます。

3.記事のURLを決められない(英数字の羅列)

note proでなければ、独自ドメインを適用することができないため、ドメイン名はもちろんnoteの記事のURLは自動で割り振られた英数字の羅列になります。

よって、自分だけでなくユーザーにも記事の見分けがつきにくい、URLだけでは何の記事か分からない状態になってしまいます。

(WordPressであれば自身でURLを決めることができます)

4.データをエクスポートできない

残念ながらnoteはデータのエクスポートができません。

つまり、データの可搬性がない(ポータビリティがない)ので、WordPressはもちろん他のブログサービスに自身の記事を簡単に移すことができないのです。

時間をかけて記事を作って公開しても、noteがサービス終了してしまえばそれで終わりであり、エクスポートができないため移管作業も簡単には行うことができません。

データが完全に消えてしまうのを防ぐためには、自分でバックアップデータを作っておかないといけないのです。

5.アカウントを停止されることがある

noteは規約(https://note.com/terms)に従って運営されており、その規約に反したとみなされた場合はアカンウントが停止されてしまいます。

また、違反の度合いによっては販売したコンテンツ代金および各種サービスの代金の支払いが拒否されて、違約金として没収されることがあります。

よほどの規約違反でないとアカウント停止になることはないとは思われますが、それを判断するのは自分自身ではなくnoteの運営側であることは認識しておきましょう。

6.コミュニケーション疲れ

noteはSNSのようにユーザー同士のコミュニケーションをも期待されるメディアでもあるため、しばしばコミュニケーション疲れを生じさせてしまいます。

読者の期待に応えようと毎日必死に記事を書くことや、終わりのないコメントのやりとりなど、筆者と読者の温度差の違いが「note疲れ」を引き起こし、ついにはnoteそのものを止めてしまう「note離れ」をしてしまう人もいます。

また、相互フォローしている筆者同士であっても記事を読み合う、スキを付け合うなど、過度なコミュニケーションで疲弊して「note疲れ」「note離れ」をしてしまう人も珍しくありません。

まとめ

レンタルサーバーと独自ドメイン、そして既存のブログサービスの違いとして、WordPressとnoteのメリット、デメリットをあげてみましたが、それでもどちらにするか迷っている、決めかねているならば、私は次のように選択することをおススメいたします。

ブログを長く続けたい、オウンドメディアとして続けていきたいのならば、間違いなくWordPressをおすすめします。

その理由は、noteはデータの可搬性がない(エクスポートできない)こととカスタマイズができないこと、そして独自ドメインでないならばnoteがなくなってしまうと同時にネット上の信頼性も権威性も一気になくなってしまうからです。

逆にnoteは技術を必要とせずに簡単に記事をアップできることが一番の特徴であり、今は多くのユーザーを抱えているため目につきやすい(目立ちやすい)環境でもあります。

WordPressでは敷居が高すぎて使いこなせない、マネタイズよりもユーザーとコミュニケーションを取ったり、記事を書くことだけに集中したいのならばnoteをおすすめします。

そのせいもあって、最近はnoteを日記代わりに使っているユーザーも多くなっています。ただ、テキストメインのメディアであるからこそ、文章力によって如実に読まれる数が違ってもきます。

以上を参考にして、ぜひあなたのブログをすぐにでも始めてみてください!

ロリポップなら、ライトプラン以上のプランで10日間のお試し期間中にもWordPressを簡単にインストールできます。 ぜひ、WordPressの管理画面を実際に操作してみてください。

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サイトが更新されない? キャッシュとのうまい付き合い方

ロリポップCRチームのエンジニアの kunit です!

みなさんは、普段WordPressで記事を更新したのにも関わらずなかなか記事が更新されなくて困ったことはありませんか?

記事がなかなか更新されない現象には、「キャッシュ」というものが関わっていることが多いです。

キャッシュはうまく利用すればサイトの表示を速くすることができますが、使い方を間違えると上記のような問題に悩まされることになります。

今回は、このキャッシュについて、種類や仕組みなどをじっくりと解説し、キャッシュとの上手な付き合い方について説明していきます。

キャッシュとは

キャッシュって何?

キャッシュという仕組みを知る上で、まずはみなさんのサイトがどのような流れで表示されているかを追いかけてみましょう。

WordPressを使ってサイトを公開している場合、ページを表示するまでに次のような流れとなります。

  1. サイトを閲覧する人がブラウザ(Google Chromeなど)に見たいページのURLを入力する
  2. ブラウザがURLに応じたWebサーバーに対してアクセスを行う
  3. WebサーバーはPHPを実行してデータベースからデータを取得してページを組み立てる(WordPressの動作)
  4. Webサーバーは組み立てたページをブラウザに渡す
  5. ブラウザはサーバーから渡されたページを表示する

実は、みなさんが普段ページを見るまでにはこのようなことを行われているのです。

これをページを読み込むたびに行っていると、各段階でそれぞれ時間がかかるため、ページの表示が遅いと感じることになります。

そこで、ページが表示されるまでのいくつかのポイントで出来上がったものを再利用すれば時間短縮になるのではないかと考えたものがキャッシュという仕組みになります。

例えば、上記の流れであれば、3つのポイントで再利用(=キャッシュ)できる場所があります。

  1. PHPを実行してページを生成
    再利用:生成したページ
    短縮:PHPの実行やデータベースからデータを取得する時間
  2. 生成したページを返却
    再利用:ブラウザに渡すページや画像/JS/CSS等
    短縮:Webサーバーからページを生成する素材を読み込む時間
  3. ページを表示する
    再利用:サーバーから渡されたページや画像/JS/CSS等
    短縮:Webサーバーにアクセスをする時間

このようにいろんな段階でページや画像/JS/CSS等を残して(=キャッシュ)おくことによりページの表示速度を上げることができるようになります。

キャッシュを使う上で起こる問題点

キャッシュを使うことにより、本来実行される処理やアクセスが省略され、ページを表示するまでの時間が大幅に短縮されますが、次のような問題が発生することがあります。

  • 画像を差し替えたのに、古い画像が表示されたままになっている
  • WordPressの管理ツールから記事の更新をしたのに、更新が反映されない

これらの問題はキャッシュを利用してページが表示されているために発生する問題となります。この問題に関しては、どこでキャッシュが行われているかをきちんと把握し、不必要となったキャッシュを適切に削除することにより対処できます。

これ以降、キャッシュの種類とどこでキャッシュされているのか、どのように削除を行うのかということを説明していきます。

ブラウザキャッシュ

ブラウザキャッシュとは

ブラウザキャッシュを利用すると、一度Webサーバーから取得したページや画像/JS/CSS等をブラウザ側で保持されます。

そして、次に同じページにアクセスした際にはWebサーバーからデータを取得するのではなく、ブラウザ側に保持しておいたデータを使ってページを表示することができます。

特に画像は容量が大きくなりがちなため、キャッシュすることによりアクセスの時間や容量を減らすことができるブラウザキャッシュがよく利用されます。

ブラウザキャッシュの欠点

ブラウザキャッシュの欠点としては次のようなことがあります。

  • サイトを閲覧した人によって表示されている内容が違う可能性がある
  • 一度ユーザー側にキャッシュされたものをサイト提供者側から強制的に削除する方法がない

ブラウザキャッシュの消し方

ブラウザキャッシュは次のような方法で削除することができます。

ブラウザの強制リロードを行う

ブラウザキャッシュを無視してページを再読み込みします。

例えば、Google Chrome であれば、次のように操作することにより強制リロードを行うことができます。

  • Windowsの場合は、Shift を押しながら F5 キーを押す
  • macOS の場合は、Cmd と Shift を押しながら R を押す

強制リロードのやり方はブラウザやOSごとに違いがあるため、ご利用のブラウザでどのように操作すれば強制リロードができるかを確認しておきましょう。

ブラウザの設定からブラウザキャッシュを削除する

ブラウザの強制リロードでうまく行かなかったときのみ試すようにしましょう。

サイトを更新したにも関わらずなかなか更新が反映されないという場合には、まずはブラウザの強制リロードをおこなって更新が反映されるかの確認をしましょう。

ブラウザの強制リロードをおこなっても更新の反映されない場合は、別のところでキャッシュされている可能性が高いため、これ以降の部分を確認していきます。

WordPressのキャッシュ系プラグイン

WordPressのキャッシュ系プラグインとは

WordPressはPHPというプログラミング言語で記述されたプログラムで、Webサーバー上でPHPのプログラムが実行され、データベースからデータを取得してページを生成しています。

このプログラムが実行される時間やデータベースからデータを取得する時間は複雑なページ構成になるほど長くなります。

毎回プログラムの実行やデータベースからのデータ取得を行わずに一度生成したページを再利用しようと考えられたのがWordPressのキャッシュ系プラグインとなります。

WordPressのキャッシュ系のプラグインは、一度生成したページをファイルとしてサーバー上に保持します。次回同じページが閲覧された際に保持しているファイルを返却することにより大幅な時間短縮を行います。

キャッシュ保存の流れ

キャッシュ利用の流れ

WordPressでよく利用されるキャッシュ系プラグインとしては次のようなものがあります。

これらのキャッシュ系プラグインはとても強力で、うまく利用すれば表示完了までに数秒かかっていたサイトが、1秒もかからずに表示されるといった変化をもたらすことができます。

利用上の注意としては、キャッシュ系プラグインは複数同時に使うものではないので、それぞれ個別に試してみて、ご自身のサイトにあったものを1つ選択するようにしましょう。

キャッシュ系プラグインの欠点

キャッシュ系プラグインも利点ばかりではありません。次のような欠点も存在します。

  • 記事を更新しても更新が反映されない
  • キャッシュファイルが大量に生成された結果、逆にサイトが重くなる
  • キャッシュファイルが大量に生成された結果、容量が増えすぎる

これらの問題は必要に応じてキャッシュをクリアすることによって解決することができます。

利用されているキャッシュプラグインで提供されているキャッシュの削除もしくはクリアという機能を利用して、キャッシュがあまり増えすぎないように管理しましょう。

ロリポップ!アクセラレータ

ロリポップ!アクセラレータとは

ここまで、ブラウザキャッシュとWordPressのキャッシュ系プラグインの解説を行ってきました。

最後に、ロリポップが提供しているキャッシュ機能であるロリポップ!アクセラレータについて解説します。

ロリポップ!アクセラレータは次のように動作することにより、サイトの表示速度を速くします。

  • ブラウザとWebサーバーとの間にキャッシュサーバーというものが存在してそこでキャッシュされる
  • Webサーバーが返却した内容をキャッシュサーバーで保持することにより、次回同じページや画像/JS/CSSへのアクセスがあった場合、Webサーバーにはアクセスせずに内容を返却することができる

キャッシュ保存の流れ

キャッシュ利用の流れ

ロリポップ!アクセラレータを使うと次のような利点があります

  • Webサーバー上でPHPが動作する時間やデータベースからデータを取ってくる時間をかけずにすむ
  • PHPの動作やデータベースからデータを取ってくるという処理は大量な同時アクセスにあまり強くないが、Webサーバーを介さずにキャッシュサーバーがデータを返却するため、大量な同時アクセスに耐えることができる

ロリポップ!アクセラレータは上記のような利点があるため、ページ表示速度の向上だけではなく、アクセスが大幅に増えるような場合に強力な支援を行うことが可能となります。

ロリポップ!アクセラレータの使い方

ロリポップ!アクセラレータはユーザー専用ページの「サーバーの管理・設定」メニューの「ロリポップ!アクセラレータ」から利用することができます。

ロリポップ!アクセラレータはドメインごとにON/OFFすることができます。

また、ONの場合では設定により2段階の使い方が可能です。

  • 初期設定
    • ページおよびCSS/JS/画像全てのキャッシュする
  • css js ico jpg jpeg png gif の拡張子のファイルのみキャッシュする
    • CSS/JS/画像のみをキャッシュする

ネットショップではあるサイト閲覧者のページがキャッシュされて、別のサイト閲覧者にそれが表示されると個人情報漏洩のトラブルに繋がる可能性があります。

このようなことが発生するのを防ぐために、ネットショップのようなWebサイトではCSS/JS/画像のみをキャッシュすることをおすすめします。

なお、WordPressの管理画面は全てキャッシュするという設定にしても、ロリポップ!アクセラレータのキャッシュサーバーにはキャッシュされないようになっているので、管理画面のためにCSS/JS/CSのみをキャッシュするにする必要はありません。

ロリポップ!アクセラレータが作成したキャッシュの消し方

ロリポップ!アクセラレータはページおよびCSS/JS/画像を強力にキャッシュするため、ページ更新時に反映の妨げになる場合があります。

その場合は、ユーザー専用ページの各ドメインの設定ボタンを押すと表示されるダイアログにキャッシュの削除というボタンがあるので、それを利用してキャッシュの削除を行ってください。

まとめ

今回は、3つのキャッシュについて解説しました。

キャッシュはうまく使うことによりサイトの表示速度を速くすることができますが、キャッシュされたデータを適切に削除することを怠ると、サイトの更新が反映されないといったトラブルが発生するので気をつけましょう。

サイトの表示が重いと感じた際には、まずはロリポップ!アクセラレータをONにしてサイトの表示速度が速くなるかをためしていただくことをおすすめします。

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【初心者向け】特化ブログの始め方・書き方から公開まで、じっくり解説

ブログを立ち上げるにあたり、特定のテーマ、ジャンルの記事を書くことを決めた人はもちろん、すでに雑記ブログを立ち上げていて、それとは別にブログを立ち上げようと考えている人におススメするのは「特化ブログ」です。

「特化ブログ」とは、その名の通りテーマやジャンルを絞り、専門的な情報を元にした記事を書くブログです。

最近では企業や法人も特化ブログ(オウンドメディア)を開設し、自社の商品やサービスの紹介や、業務に関連する情報を読者(ユーザー)に提供することも増えてきています。

この記事では特化ブログについて詳しく解説すると共に、始め方から記事の書き方、公開までをじっくり解説します。

特化ブログのメリットとデメリット

特化ブログのメリット

特化ブログのメリット・デメリットについては『雑記ブログと特化ブログの違い、特徴とは?メリットとデメリットを解説』でも解説しましたが、ここではもう少し詳しく説明します。

特化ブログのメリットは大きく分けて3つあります。

  1. 専門性、権威性、信頼性を得やすい
  2. 検索流入が伸びやすい
  3. 収益化しやすい

1. 専門性、権威性、信頼性を得やすい

まず1つ目は、「専門性、権威性、信頼性を得やすい」ことです。

特化ブログの記事はテーマやジャンルを絞って書かれるため、必然的に専門的なブログとなります。

また、特化ブログは権威性と信頼性も一緒に構築されやすい傾向にあります。

例えば、税理士や税理事務所が税に特化して書いた記事は、読者も記事内容に間違いはないだろうと認識、判断するので信頼を得やすいです。

しかし、有資格者でない一般人が税について書いた記事は、読者が間違っているのではないかと疑わしくも感じてしまいます。

さらに、その記事が掲載されたブログも税に特化されたブログなのか、もしくは他のことも書かれた雑記ブログなのかで読者に与える印象も大きく変わります。

誰もが前者のほうが専門性を感じ、著者や掲載しているブログに権威性も信頼性も感じるでしょう。

特化ブログだからこそ専門性が担保され、かつ権威性と信頼性も合わせて得ることができると言えます。

2. 検索流入が伸びやすい

2つ目は、「検索流入(SEO)の面で伸びやすい」ことです。

GoogleやYahoo!などの検索エンジンは、基本的に検索ユーザーが入力した検索クエリ(キーワード)の意図に則した情報が掲載されている記事ページを検索結果の上位に表示させる仕組み(アルゴリズム)になっています。

また、記事の内容はもちろん、それを書いた著者や掲載しているブログ(Webサイト)の専門性、権威性、信頼性(各項目の頭文字を取ってE-A-Tと呼ばれている)も評価に繋がります。

そのため特化ブログは検索評価や検索順位が上がりやすくなり、結果的に検索エンジンから訪問するユーザーも多くなるのです。

3. 収益化しやすい

3つ目は、「収益化しやすい」ことです。

特化ブログはテーマやジャンルを絞って専門的な記事を掲載しているからこそ集まってくる読者の属性も一貫しやすく、読者のニーズや意図も掴みやすいのです。

読者のニーズや意図が掴めれば、記事を用意しやすくなります。
読者の悩みや問題の解決方法、ヒントとなる情報を記事に書くことで、素早く、かつ簡単に解決に導くための商品やサービスを一緒に紹介することもできます。

例の税理士や税理事務所の特化ブログなら、分かりにくい勘定科目などを解説し、使いやすい会計ソフトなどを紹介すれば、その記事からその会計ソフトを購入、申し込まれる確率も上がり、収益化にも繋がりやすいのです。

特化ブログのデメリット

特化ブログのデメリットについても、もう少し詳しく説明します。

特化ブログのデメリットも大きく分けて3つあります。

  1. 専門知識が必要となる
  2. 書きにくいから続けにくい
  3. 世間の需要と一致しにくい

1. 専門知識が必要となる

まず1つ目は、記事を執筆するあなた自身に「専門知識が充分にあるか」ということです。

特化ブログはただ単にテーマやジャンルを絞って記事を書けば良いというわけではなく、それについての専門的な知識がなければ論理的な記事を書けないのはもちろん、書いた記事の内容も説得力も薄くなってしまいます。

特化とは専門家を名乗るということでもあり、専門家には普通では知りえない知識や見解も求められます。

特化ブログの読者はそのくらいの厳しい目で記事を読んでいることを常に意識してください。

また、特化ブログの記事を書く、ネタを集めるためにも日々の勉強、情報収集も欠かさないようにしましょう。

2. 書きにくいから続けにくい

2つ目は、専門性が必要だからこそ「記事を量産しにくい、記事を書き続けることが難しい」ことです。

前述のように専門を名乗るということは、それを裏付けるだけの知識も求められます。

記事内容の真偽の裏取りや独自の見解はもちろん、読者に専門知識を分かりやすく噛み砕いて説明するにも文章を推敲しなければならないため、1つの記事にかける時間も手間も大きく、量産は難しいと言わざるを得ません。

また、ブログは雑記であれ特化であれ、定期的に記事を更新することが読者を集めるための大切な工夫ですが、テーマやジャンルを絞っているからこそ記事ネタも狭いものになりがちです。

そもそも情報が少ないため定期的な更新すらも難しい状況にも陥ることがあります。

特化ブログは情報の新鮮さよりも専門性や正確性が求められますので、定期的に更新する工夫として記事をストックしておくとよいでしょう。

もう一つの工夫として、同じテーマの記事であっても視点や前提条件を変えれば別の記事としても成り立ちます。

深く掘り下げた記事の数が増えることは特化ブログの専門性を上げることにも繋がりますよ。

3. 世間の需要と一致しにくい

3つ目は、「世間の需要と専門性が一致しているかでアクセス数が大幅に変わる」ことです。

テーマやジャンルを絞っているからこそ検索流入を獲得しやすく、読者のニーズも意図も掴みやすいことが特化ブログのメリットです。

しかし、あまりに絞りすぎるとその情報を欲しがっている読者が少なく、場合によっては誰も望んでいない、世間のニーズは全くないために検索流入がないことも起こります。

「とあるキーワードで検索1位になった!」と喜んでも、そのキーワード自体が誰も検索しないものならば検索流入すらないのです。

また、特化ブログは収益化し易いことがメリットではありますが、マネタイズのポイントがアフィリエイトによる商品の紹介やサービスの申し込みであった場合、自身のテーマやジャンルに沿うアフィリエイトがなければ、収益化も難しくなります。

Google AdSenseなどのバナー広告によって報酬を得る方法もありますが、専門的であるからこそ記事内容と自動表示される広告内容が一致せずにクリック率や報酬が低くなることも起こり得るからです。

メリットデメリット
専門性、権威性、信頼性を得やすい専門知識が充分にあるか問われる
検索流入(SEO)の面で伸びやすい記事を量産しにくい、記事を書き続けることが難しい
収益化し易い世間のニーズ、意図と専門性が一致しているかでアクセス数が大幅に変わる

特化ブログを始めるために調査、準備しておくこと

特化ブログは雑記ブログと比べると、始めるための調査、準備することが多く、時間をかける必要もあります。

そんな特化ブログを始めるにあたり、調査、準備しておくことは4つあります。

  1. テーマ、ジャンルを決める
  2. ブログの全体の構造設計を行う
  3. 想定読者(ペルソナ)を決める
  4. 必ず情報の真偽を確かめる

1. テーマ、ジャンルを決める

1つ目は、「テーマ、ジャンルを決める」ことです。

単純にテーマやジャンルを決める、絞れば良いわけではく、そのテーマ、ジャンルの専門を名乗るだけの知識、知見があることが望ましいです。

あなた自身が日々の勉強、情報収集も苦ではないテーマ、ジャンルであると尚良いでしょう。

ただ、特化ブログの目的が収益化であるならば、世の中の需要に合わせることも必要になります。

以下の記事にテーマ、ジャンルごとに難易度と収益性を記載していますので、参考にしてみて下さい。

【ブログジャンル一覧】初心者におすすめアフィリエイトジャンルの選び方

2. ブログの全体の構造設計を行う

2つ目は、「ブログ全体の構造設計を行う」ことです。

「ブログなのだから記事を書けばよいだけ?」と思うかもしれませんが、ブログ全体で情報を整理して読者に届ける、読者に分かりやすい構造にすることを考えると尚良いブログへと進化します。

特に特化ブログはテーマやジャンルが決まった上でブログを開設しているため、更新日時だけで記事を羅列するよりも、ジャンル別の一覧ページや、主要な情報をまとめた「まとめ記事」を作ってブログのTOPから遷移できるようにしておくと、読者にもよく読まれる記事となります。

また、特化ブログは必然的に関連する記事も多くなり、その記事同士をリンクで繋ぐと、読者が複数の記事を回遊するきっかけにもなります。

このまとめ記事を作りやすいことと、関連する記事が多くなることを予め意識して、ブログ全体の構造設計(どの場所にどの記事を配置するのか)を行うと良いでしょう。

また、ブログの構造設計の1つとして、特化ブログは情報の信頼性を上げるためにプロフィールページ(運営者概要ぺージ)も作成しておくことをおススメします。

(※ 詳しい理由は、特化ブログを収益化するための10のステップを紹介で解説しています)

3. 想定読者(ペルソナ)を決める

3つ目は「想定読者(ペルソナ)を決める」ことです。

雑記ブログでも特化ブログでも言えることですが、想定読者を決めて記事を書くと、記事の質やアクセス数が上がる要因になります。

むしろ特化ブログはもっと具体的に想定読者を決めて記事を書くことが求められると言えます。

想定読者をある程度絞れることや収益化にも繋がりやすいことが特化ブログのメリットでもあり、要点でもありますので、しっかり考えて想定読者を決めましょう。

4. 必ず情報の真偽を確かめる

4つ目は「情報の真偽を調べる」ことです。

これも雑記ブログであっても真偽が定かではない噂レベルの記事や間違った情報を発信すると、自身はもちろん運営するブログの信頼や評判も落ちてしまいます。

特化ブログはミスによる信頼や評判の落ち方が雑記ブログよりも大きいものとなります。

そのようなことが起こらないよう、記事を書く前は必ず情報の真偽を確かめることを習慣付けましょう(真偽がハッキリしないものはネタとして扱わない、記事にしないほうがよいでしょう)。

特化ブログ投稿の書き方のコツ

それでは、特化ブログの記事を投稿してみましょう。

雑記ブログの記事投稿にコツがあるように、特化ブログにも記事投稿のコツがあります。

それは、信用できる情報を然るべきところから引用して根拠を示す(一次情報を示す)ことです。

特化ブログは情報に専門性も正確性も求められます。

そんな特化ブログの記事で間違った情報はもちろん真偽がハッキリしない情報を提供することは、自身はもちろん運営するブログの信頼や評判を落としてしまかねません。

記事に書かれていることが正しい、間違っていないことを示すために公的な機関から発表された情報を引用して根拠にするのです。

引用せずにただ伝えるだけよりも「ここに元となる情報が書かれていましたよ」と引用先を示すほうが情報の正確性も担保されるので、読者も信用して情報を受け取れるのです。

読まれやすい特化ブログを書くコツ

さらに記事の質を上げるためのコツは、人に読まれやすく、記事を完読してもらうよう読みやすい文章構成を行うことです。

これも基本的なことは雑記ブログと同じなのですが、特化ブログの記事は専門性や正確性が求められる特性のため、どうしても説明臭い記事、文章になる傾向があります。

そんな特化ブログの記事を読みやすくする文章、構成のコツは以下の4つです。

  1. タイトルや見出しを分かりやすく
  2. 接続詞や助詞を正しく使う
  3. 意見(考察)と事実を分ける
  4. 結論を最初に書く

1. タイトルや見出しを分かりやすく

まず1つ目は「タイトルや見出しを分かりやすい」文章にすることです。

雑記ブログの記事と同様に、タイトルと見出しだけを読んでも大筋の記事内容が掴めるような端的な文章にすることが望ましいです。

2. 接続詞や助詞を正しく使う

2つ目は「接続詞や助詞(てにをは)を正しく使う」ことです。

これも雑記ブログの記事と同様に接続詞や助詞を間違えると意味も内容も間違って伝わる、誤読してしまいやすいので記事を書き終えたら一度は読んで確認してみましょう。

実際に声に出して読むと、つまずく場所や文章表現がおかしい場所に気が付きますよ。

3. 意見(考察)と事実を分ける

3つ目は「意見(考察)と事実をしっかり分けて書く」ことです。

特化ブログの記事には自身の意見(考察)を加えることがありますが、特化ブログは情報に専門性も正確性も求められるため、個人的な意見と事実がごっちゃになって書かれた記事では読者も混乱し、誤解の元にもなってしまいます。

もちろんこれは雑記ブログの記事も意識すべきことですが、特に専門性も正確性も求められる特化ブログは徹底しなければならないことだと言えます。

前節の『特化ブログ投稿の書き方のコツ』にも書いたように、引用も合わせて使うと読みやすく、理解しやすい記事になるでしょう。

4. 結論を最初に書く

4つ目はブログにおいては一番大事なこと、「ブログの記事構成では結論を最初に持ってくる」ことです。

これも雑記ブログの記事であっても意識すべきことなのですが、特化ブログは特に意識しておかねばなりません。

なぜならば特化ブログの記事を読む読者は、まずは結論を知りたくて記事を読む読者が圧倒的に多いからです。

そして、結論を知った上でその理由、根拠も欲しがるからです。

記事に関しては最初に結論、次にその理由、根拠を説明し、そして例を紹介して最後にもう一度結論を述べてまとめる構成が完読されやすいカタチなのです。

特化ブログの集客、収益化の方法

最後に、特化ブログの集客、収益化について解説します。

ブログにおいて理想的な集客、収益化は「検索エンジンから流入する読者(ユーザー)を増やすこと」です。

特に特化ブログは検索キーワードも一般的なキーワードよりも専門的なキーワードで検索されて流入することが多いため、想定した読者を集客できる可能性も高くなります。

記事に適するキーワードを把握して、そこから検索意図(目的)を読み解き、検索意図にあう情報を提供する(記事を書く)ことが特化ブログの集客のコツです。

アクセス解析が可能であれば、定期的に記事ごとに流入キーワードをチェックしましょう。

検索意図に合う情報を提供できているかを確認し、できていないならば検索意図を適えることを充分に意識して記事の修正、追記を行ってください。

場合によっては新しい記事を書いて集客を図りましょう。

また、検索流入を増やすために、タイトルや見出しに検索ボリュームのあるキーワードを入れるというテクニックもありますが、そのキーワードが特化ブログと関係のないキーワードならば、記事内容とタイトルや見出しが乖離してしまいやすく、逆効果となる場合があります。

特に専門用語は定義や意図がハッキリ決まっているものも多く、曖昧な使い方をすれば意味はもちろん記事内容も曖昧になりやすいからです。

収益化の面では、特化ブログは記事の情報に興味がある読者が集まりやすく、記事に関連する商品やサービスを紹介することで購入や申し込みにも繋がりやすい傾向にあります。

よって雑記ブログよりも収益化は簡単ですが、専門的だからこそ読者も限られるため、多数の読者がこぞって購入、申し込みを行うことも少ないので、いかに成約率を上げるかが特化ブログの収益化の最大のコツでもあります。

特化ブログの収益化については収益化の仕組み(アフィリエイトなど)を含めて特化ブログを収益化するための10のステップを紹介でさらに詳しく解説しますので、そちらも合わせてご覧ください。

まとめ

特化ブログは雑記ブログと違って自由度が低く、さらに読者の潜在的なニーズを読み解くことも求められます。

ただ、難しくて手間も時間もかかるからこそ、信頼を獲得すればファンやリピーターが生まれやすいです。

テーマやジャンルを絞っているからこそ、読者も関連する他の記事も読みたい(調べたい)気持ちになるはずです。

また、読者が何度も訪問してくれるリピーターになることは安定したアクセスはもちろん、収益化にも繋がりますので、ぜひ特化ブログに挑戦してみてください!

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【初心者向け】雑記ブログの始め方・書き方から公開まで、じっくり解説

ブログは、大きく「雑記ブログ」「特化ブログ」の2種類に分類されます。
「雑記ブログ」は、明確なテーマやジャンルを絞られていない様々な記事が公開されているもので、「特化ブログ」は、その名の通りとあるテーマやジャンルに特化した専門的な記事が公開されているものです。

この記事では雑記ブログについて詳しく解説すると共に、始め方から記事の書き方、公開までをじっくり解説します。

「WordPressでブログを開設したものの、何を書けば良いのか分からずに手が止まってしまう」という方は、是非この記事を参考にして、まずは雑記ブログにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

雑記ブログのメリットとデメリット

雑記ブログのメリット

雑記ブログのメリット・デメリットについては『雑記ブログと特化ブログの違い、特徴とは?特筆すべきメリットとデメリット』でも解説しましたが、ここではもう少し詳しく説明します。

雑記ブログのメリットは大きく分けて3つあります。

  1. 書きやすいから続けやすい
  2. 時事ネタを扱いやすい
  3. 需要を知ることができる

1. 書きやすいから続けやすい

まず1つ目は、「記事を書きやすい」ことです。

テーマやジャンルを絞っていない雑記ブログだからこそ、自身が書きたいこと、好きなことを記事として書くことができます。

また、記事を書いている本人が楽しみやすいので「ブログが続きやすい」というメリットもあります。

テーマやジャンルを絞っていない雑記ブログだからこそ、自身が書きたいこと、好きなことを記事として書けるだけでなく、また、記事を書いている本人が楽しみやすいので「ブログが続きやすい」というメリットもあります。

ブログを始める初心者が挫折しやすい一番の理由は記事のネタがなくなってしまうことや、記事を書くこと自体に飽きてしまうことです。しかし、書きたいことや好きなことを書く雑記ブログでは、その自由さから記事のネタに困ることや、飽きたと感じることも少ないでしょう。

2. 時事ネタを扱いやすい

2つ目のメリットは、「時事問題や世の中のトレンドについて記事を書きやすい」ことです。

1つ目のメリットにもあるとおり書きたいことや好きなことを書ける雑記ブログは、時事ネタや流行について自分の意見や考察を述べることに適した場所だといえます。

また、時事ネタや流行はあなた自身が興味を持っているのと同じように、多くの人が注目、関心を持っていることでもあり、すぐにでも情報を欲しがっている人が多いからこそアクセスを集めやすい記事となる可能性が多分にあります。

ただし、時事ネタや流行でアクセスを集められるのは一時的なものであり、特にセンシティブな時事ネタを扱うと、注目を集めやすいからこそ炎上しやすい記事にもなりやすいデメリットもあります。

3. 需要を知ることができる

3つ目のメリットは、「自分の強みの発見と世の中の需要が分かる」ことです。

雑記ブログを続けて記事数も多くなってくると、最初は見えなかった自身のブログの記事の傾向や、常にアクセスがある、読まれている記事が次第に見えてきます。

自由に書いている雑記ブログなのに、とあるテーマやジャンルの記事が多くなるということは、あなた自身がそれだけの情報を発信できる、知っているということでもあり、それは自分の得意なテーマ、ジャンルであり、強みであるといえます。

また、特定の記事にアクセスがあるということは、その記事で扱っているネタは世の中の人が関心を持っている(需要がある)から読まれているのです。

自分の得意なテーマやジャンルの記事を増やせば雑記ブログを徐々に特化ブログにシフトさせることもできますし、場合によっては雑記ブログとは別に特化ブログを立ち上げて記事を移動することも1つの方法です。

雑記ブログのデメリット

雑記ブログのデメリットについても、もう少し詳しく説明します。

雑記ブログのデメリットも大きく分けて3つあります。

  1. 差別化が難しい
  2. 検索流入が伸びにくい
  3. 収益化が難しい

1. 差別化が難しい

まず1つ目のデメリットは、「個性が出にくい、差別化も難しい」ことです。

雑記ブログの記事を書きやすいというメリットは、裏を返せば誰でも書ける記事だからこそ元ネタも被りやすく、他と比較しても個性や特徴が出にくいデメリットにもなります。

雑記ブログでも個性や特徴を出しているものもありますが、それは各分野の有名人や元々名が知れている人など、他の分野での肩書きや実績がすでにある人だからこそ個性や特徴があるものとして受け入れられているのです。

ただし、実績や肩書きがない人は個性も特徴も出せないのかというとそうではありません。

誰でも書けるネタであっても独自の着眼点や別の分野の情報、自身の経験や知識を加えて記事を構成すれば、他のブログにはないオリジナルの記事となりますし、それを雑記ブログに多く積み重ねていくことで次第に個性、特徴へと昇華されていくのです。

2. 検索流入が伸びにくい

2つ目のデメリットは「検索流入(SEO)の面で伸びにくい」ことです。

雑記ブログに多い日記のような記事は他人に読んでもらうことを前提に書かれていないのはもちろん、検索ユーザーの検索意図までも考慮して書かれていない(そもそも検索するユーザーは自分が欲しい情報を探しているからこそ検索する)ため、検索流入はどうしても少なくなります。

また、日記ではない記事であったとしても、雑記ブログはテーマやジャンルが絞られていないため検索評価は上がりにくいです。

なぜならば検索エンジンは専門性、権威性、信頼性(各項目の頭文字を取ってE-A-Tと呼ばれている)を重視しているため、専門ではない雑記ブログの検索評価は上がりにくく、結果として検索順位も上がりにくくなるからです。

そんな雑記ブログの記事の検索流入を少しでも上げるには、記事の主題を絞り、納得できる結論を書くことです。

検索エンジンに内容を認識されやすい、評価されやすい文章構成は主題が明確かつ、結論に理由や根拠もある文章構成です。

また、主題が明確かつ、結論に理由や根拠もある文章構成は、おのずと人も内容を理解しやすい文章の記事となってしまいます。

3. 収益化が難しい

3つ目のデメリットは「収益化が難しい」ことです。

前述のように雑記ブログは専門性、権威性、信頼性を構築しにくく、数は多くても一定の属性に絞られない読者に特定の商品やサービスを紹介しても購入や申し込みまでに繋げることは難しいのです。

雑記ブログで収益をあげるコツは、商品やサービスの感想を具体的に書くことや、身近な悩みについて自身の解決方法を伝える記事を書くことです。

また、自分と同じ悩みを持つ人に解決の糸口となる情報を提供することは、あなた自身の信頼を重ねることにもなり、引いては雑記ブログの収益を上げていくきっかけにもなるのです。

メリットデメリット
記事を書きやすい、ブログが続きやすい個性が出にくい、差別化も難しい
時事問題や世の中のトレンドについて記事を書くとアクセスが集まりやすい検索流入(SEO)の面で伸びにくい
自分の強みや世の中の需要を知ることが出来る収益化が難しい

雑記ブログを始めるために調査、準備しておくこと

雑記ブログのメリット・デメリットを一通り認識、把握したら、次は雑記ブログを始めるための調査、準備を行いましょう。

基本的に雑記ブログは書きたいことや好きなことを書くブログであるため、前もって調査、準備することはあまりないのですが、だからといって好き勝手に記事を書いても多くの人に読まれる記事にはなりにくいでしょう。

そんな雑記ブログを始めるに当たり、調査、準備しておくことは2つあります。

  1. 想定読者(ペルソナ)を決める
  2. 必ず情報の真偽を確かめる

1. 想定読者(ペルソナ)を決める

1つ目は「想定読者(ペルソナ)を決める」ことです。

本も読者がいて実際に読まれるからこそ価値を発揮するように、ブログも読む人がいる、読者がいてこそ成り立つメディアです。

最初はかなりざっくりで構いませんので、想定読者を決めましょう。

性別や年齢、趣味嗜好など読者をある程度想定して記事を執筆することで、読みやすい記事にもなりやすいです。

特化ブログは読者を具体的に想定することが求められます。色々な人が読む雑記ブログであっても記事を書く前に読者を想定するのとしないのとでは記事の質はもちろん、アクセス数もかなり違ってきます。

2. 必ず情報の真偽を確かめる

2つ目は「情報の真偽を調べる」ことです。

特に雑記ブログに多いトレンド記事にいえることですが、真偽が定かではない噂レベルの情報、間違った情報・デマも多いです。その記事をそのまま鵜呑みにして自分のブログに記事を書いてしまうと、意図はなかったとしても結果的にデマを広めてしまう、場合によっては読者を騙してしまうことにもなり兼ねません。

また、自身はもちろん運営する雑記ブログの信頼や評判を落としてしまうことにもなります。

そういうことが起こらないよう、記事を書く前は必ず情報の真偽を確かめることを習慣付けましょう。むしろ真偽がハッキリしないものはネタとして扱わない、記事にしないほうがよいでしょう。

雑記ブログ投稿の書き方のコツ

雑記ブログについて一通り説明も終わりましたので、いよいよ記事の書き方について解説します。

ただ、せっかく記事を書くのですから少しでも良い記事になるよう、記事投稿のコツを合わせてまとめます。

雑記ブログの記事はどうしても日記のような記事になる傾向があり、前述の通り、日記的な記事は自身の考えたことをつらつらと連ねるだけの内容になりがちです。

また、日記は主題がハッキリしないから検索もされにくい(人はもちろん検索エンジンもその記事が何について書かれているか認識できない)デメリットがあることも説明しました。

そのデメリットを消すためにも雑記ブログの記事を書く時は「日記を書く」という意識ではなく、「自分ではない誰かに物事を伝える読み物を書く」という意識を持って書いてください。

調査、準備で説明した通り、読者を想定し、自分ではない誰かが読むことを意識することで、誰にでも分かるように記事を書く(端的かつ文章表現に気を使う)ようになります。

一般には知られていない言葉を多用していないか、記事の主題が絞られているか…など、自分以外の人、読者を意識するからこそ記事の質が上がりますし、記事の主題が絞られると人にも検索エンジンにも内容を認識されやすい文章構成になりやすいです。

ちなみに検索流入を増やすために、タイトルや見出しに検索ボリュームのあるキーワードを入れるというテクニックがありますが、それを意識しすぎると記事内容とタイトルや見出しが乖離してしまった記事になることが往々にして起こります。

キーワードを使うという手段を目的にせず、あくまでキーワードは適切なものを適切な場所で使うものだと意識して記事を書いてください。

読まれやすい雑記ブログを書くコツ

さらに記事の質を上げるために、記事を人に読まれやすく、完読してもらう工夫についても説明します。

読まれやすく完読される記事とはすなわち、読みやすい文章、構成にするということです。

読みやすい文章、構成のコツは以下の4つです。

  1. タイトルや見出しを分かりやすく
  2. 接続詞や助詞を正しく使う
  3. 画像や箇条書きを使う
  4. 結論を最初に書く

1. タイトルや見出しを分かりやすく

まず1つ目は「タイトルや見出しを分かりやすい」文章にすることです。

タイトルと見出しだけを読んでも大筋の記事内容が掴めるような端的な文章にすることが望ましいです。

2. 接続詞や助詞を正しく使う

2つ目は「接続詞や助詞(てにをは)を正しく使う」ことです。

接続詞や助詞を間違えると意味も内容も間違って伝わる、誤読してしまいやすいので記事を書き終えたら一度は読んで確認してみましょう。

実際に声に出して読むと、つまづく場所、文章表現がスムーズではないところに気が付きますよ。

3. 画像や箇条書きを使う

3つ目は「文章だけでなく画像や箇条書きを使う」ことです。

文章だけでなく図で説明を加えたり、重要ポイントを箇条書きにすることで読者は内容を整理、理解しやすくなります。

また、関連する画像を適度に入れることで合間のアクセントとなり、長文でも読みやすい記事になります。

4. 結論を最初に書く

4つ目はブログにおいては一番大事なこと、「ブログの記事構成では結論を最初に持ってくる」ことです。

小説の構成は起承転結だと言われますが、雑記ブログの記事、ましてや個人の日記に近い記事で起承転結の構成の記事では、記事を完読する前に多くの読者は途中離脱してしまいます。

ブログに記事に関しては最初に結論、次にその理由、根拠を説明し、そして例を紹介して最後にもう一度結論を述べてまとめる構成だと完読されやすい記事になります。

雑記ブログの集客、収益化の方法

最後に、雑記ブログの集客、収益化について解説します。

ブログにおいて理想的な集客、収益化は「検索エンジンから流入する読者(ユーザー)を増やすこと」です。

検索エンジンから流入する読者を増やすということは集客を行う、お客様を増やすこととほぼ同じです。

検索意図(目的)を持っている読者に自身のブログ記事を閲覧してもらえるということは、あなたのブログ記事は読者の検索意図(目的)に適う情報を提供していると言えるからです。

また、ブログ記事に関連がある、それを使ってもらうことで読者の目的や悩みを解決できる商品やサービスを合わせて紹介すれば購入や申し込みにも繋がりやすく、引いてはブログで収益を上げることにもなります。

しかし、前述のように雑記ブログは専門性、権威性、信頼性を獲得するのが難しく、検索流入(SEO)の面でも増えにくいデメリットを抱えているため、集客、収益化は簡単には適わないと言わざるを得ません。

そんな雑記ブログの記事で集客、収益化を適えるには、読者が得をする記事を書く、すなわち価値を与える記事を書くしかありません

ただ「良かった」「面白かった」というありきたりの感想を伝えるのではなく、自分が実際に使った商品やサービスについて他の人が知りたいであろう情報を自分の言葉で具体的かつ分かりやすく伝えることが肝要となります。

また、身近な悩みについて自身の解決方法を分かりやすく伝えることも読者に価値を与えることになります。

どこにも掲載されていない自分だけのオリジナルな情報を提供することは他の同様のブログ記事との差別化となり、それこそが雑記ブログの信用や評判を上げる要因にもなります

信用や評判は一朝一夕で獲得できるものでもありません。

だからこそブログは長期的かつ定期的に記事を投稿、発信していく必要があるのです。

少し余談になりますが、雑記ブログとSNSは相性が良いので、私はSNSを並行して運用することをおススメします。

SNSは目的を持って閲覧されるよりも、特定のアカウントの発信する情報を知りたくて閲覧するために使われることが多く、特定のアカウントの発言として雑記ブログを紐つけることで集客のきっかけにもなりやすいです。

例えばTwitterで雑記ブログの記事の概要とリンクをつけてつぶやけば、興味のある人はリンク先の記事を読んでくれるのはもちろん、元々そのアカウントの発言に興味があるので記事にある商品やサービスにも興味を持ちやすく、収益化しやすいのです。

まとめ

今回は初心者の方の目線で雑記ブログのメリットやデメリット、雑記ブログの書き方をまとめました。

雑記ブログの収益化は難しいと書きましたが、自由に書けるという魅力は捨てがたいです。そのためには書き方がとても大切だということも解説させていただきました。

雑記ブログの書き方に悩んでいた方は、この記事を読んでぜひ挑戦してみてくださいね。

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雑記ブログと特化ブログの違い、特徴とは?メリットとデメリットを解説

WordPressでブログを開設する際に考えることであり悩むこと、それは「ブログで扱うテーマやジャンルを決めること」ではないでしょうか。

テーマを決めずにブログを開設してしまうと、ジャンルがあやふやで見てもらいづらいブログになってしまいます。
また、テーマ選択に慣れていないまま始めてしまい、記事ネタに困ったり記事すら書けなくなって、止めてしまうということもありがちな一例です。

そこで初心者におすすめしたいのが「雑記ブログ」「特化ブログ」といったジャンルです。

ここではブログを「雑記ブログ」と「特化ブログ」の2つに分け、双方の違いや特徴、メリットとデメリットについて詳しく説明します。

雑記ブログと特化ブログの違い・特徴

ブログは大きく分けてテーマやジャンルを決めずに記事を連ねる「雑記ブログ」と、逆にテーマやジャンルを決めて記事を連ねる「特化ブログ」の2つに分けられます。

雑記ブログはその名の通り、テーマやジャンルを持たない記事、例えばその時に流行っている映画、ドラマの感想や、時事問題についての見解など、自身が気になったこと、好きなことを記事として書くブログです。

雑記ブログはその性質上、タイムリーな話題について書かれることが多い傾向にもあり、そのようなブログはトレンドブログとも言われます。

特化ブログはこちらもその名の通り、テーマやジャンルを絞った記事が書かれるブログで、違う話題については記事にしないブログでもあります。
(もちろんテーマやジャンルに関係が深いものであれば、少々ズレていても記事として取り上げることはあります)

また、初めてブログを開設する人の多くが「雑記ブログと特化ブログだと、どちらのほうが自分に向いているのか?」という疑問を抱きます。

結論から言ってしまえば「自分がやりたい方で始めましょう」なのですが、「それが分からない、決められないから教えて欲しい」という本音を抱えた人が大多数でしょうから、次の節より雑記ブログと特化ブログのメリット、デメリットを詳しく解説します。

メリット・デメリットを踏まえて、自身に合うブログはどちらかを考え、決めてみてください。

雑記ブログのメリットとデメリット

雑記ブログのメリット

雑記ブログのメリットは大きく分けて3つあります。

  1. 書きやすいから続けやすい
  2. 時事ネタを扱いやすい
  3. 需要を知ることができる

では、順に説明していきます。

1. 書きやすいから続けやすい

まず1つ目は、雑記ブログのメリットにおいて最大のメリットでもある「記事を書きやすい」ことです。

テーマやジャンルを絞っていないのですから、自身が書きたいこと、好きなことを書けばよいからです。

また、書きたいことや好きなことを書くと、楽しむこともできるため「ブログが続きやすい」というメリットもあります。初心者にありがちな早々に飽きてしまうことが少なくなります。

2. 時事ネタを扱いやすい

2つ目のメリットは、「時事問題や世の中のトレンドについて記事を書くとアクセスが集まりやすい」ことです。

流行とはそれだけ多くの人が注目、関心を持っていることであり、情報を欲しがっている、それも即時に手に入れたいと願っている人が多いため、アクセスを集めやすいのです(但し、これは一時的なことでもあります。詳しくはデメリットにて説明します)。

3. 需要を知ることができる

3つ目のメリットは、「自分の強みや世の中の需要を知ることが出来る」、場合によっては雑記ブログだけでなく後の特化ブログの開設のヒントも手に入れられることです。

雑記ブログで色々な記事を書いていると、最初は見えなかった自身のブログの記事の傾向や、世間で求められている情報が次第に見えてきます。

自分が書きやすいテーマやジャンルの記事はもちろん、特定の記事にアクセスが集まることで、そのテーマやジャンルの記事を増やせば雑記ブログを徐々に特化ブログにシフトすることもできます。

場合によっては雑記ブログとは別に特化ブログを立ち上げて記事を移動するのも良いでしょう。
自分では気が付かなった得意な事、世間の意外な需要などを見つけることが出来るのは雑記ブログならではのメリットだと言えます。

雑記ブログのデメリット

メリットが多い雑記ブログですが、デメリットもあります。
雑記ブログのデメリットも大きく分けて3つあります。

  1. 差別化が難しい
  2. 検索流入が伸びにくい
  3. 収益化が難しい

こちらも順に説明していきます。

1. 差別化が難しい

まず1つ目のデメリットは、雑記ブログは記事を書きやすい、裏を返せば誰でも書ける記事だからこそ「個性が出にくい、差別化も難しい」ことです。

雑記ブログは時事問題やトレンド、そして自身の日記が主な記事となる傾向のため、名前も顔も知られていない人の書く記事はどうしても軽視されてしまう(例えば自身が読者となって考えると、何処の誰が書いたか分からない記事を真に受けることはない)のです。

リアルな生活でも知らない人の話はあまり真剣には聞かない、話半分で聞くことと同じです。

残念ながら実績や肩書きはもちろん、個性も特徴もない雑記ブログは世の中には溢れていて、更に個性も特徴も出しにくい雑記ブログではブロガーとしての専門性、権威性、信頼性をも構築しにくいのです。

雑記ブログでも個性や特徴を出して成功しているものもありますが、それは各分野の有名人や元々名が知れている人など、他の分野での肩書きや実績が既にある人だからこそ成り立つものでもあります。

2. 検索流入が伸びにくい

2つめのデメリットは「検索流入(SEO)の面で伸びにくい」ことです。

GoogleやYahoo!などの検索エンジンは基本的に検索ユーザーの検索意図に則した記事ページを検索結果の上位に表示させます。

そもそも個人的な日記は人に読んでもらうことを前提に書かれていません。

検索ユーザーの意図まで考慮して書かれる雑記ブログの記事はとても少なく、時事問題、トレンドも人が興味を持って検索し、アクセスが集まる時間もほんのわずかな期間でしかありません。

さらに検索エンジンは前述の専門性、権威性、信頼性を重視している(各項目の頭文字を取ってE-A-Tと呼ばれている)ため、検索の評価も上がりにくい、引いては検索順位も上がりにくいのです。

3. 収益化が難しい

3つめのデメリットは「収益化が難しい」ことです。

これも前述のように雑記ブログは専門性、権威性、信頼性を構築しにくいだけでなく、記事のテーマやジャンルがバラバラな雑記ブログだからこそ集まってくる読者の属性もバラバラになりやすいからです。

属性がバラバラで「時事問題やトレンドについて知りたい」という人に、特定の商品購入やサービスの申し込ませようとするのは難しいです。なぜならば、その記事を見た理由が特定の商品が欲しいのではなく、サービスに申し込みたいわけでもないからです。

やたらと広告が多くて記事が読みにくく、途中で記事を読むのを止めた。なんてことがあなたにもありませんか?

むしろ記事に関係のない商品やサービスを不自然に薦めたり、広告の露出を多く挟みすぎると逆に嫌悪感すら与えてしまいます。

メリットデメリット
記事を書きやすい、ブログが続きやすい個性が出にくい、差別化も難しい
時事問題や世の中のトレンドについて記事を書くとアクセスが集まりやすい検索流入(SEO)の面で伸びにくい
自分の強みや世の中の需要を知ることが出来る収益化が難しい

特化ブログのメリットとデメリット

特化ブログのメリット

特化ブログのメリットは大きく分けて3つあります。

  1. 専門性、権威性、信頼性を得やすい
  2. 検索流入が伸びやすい
  3. 収益化し易い

では、順に説明していきます。

1. 専門性、権威性、信頼性を得やすい

まず1つ目は、特化ブログのメリットにおいて最大のメリットでもある「専門性、権威性、信頼性を得やすい」ことです。

テーマやジャンルを絞っている、特化している時点で専門性があると言えますし、専門性は権威性も信頼性も一緒に構築されやすいのです。

例えば保険会社に勤めている社員やファイナンシャルプランナーが保険に特化した記事を書けば、記事内容も間違いはないだろうと判断されて一定の説得力も生まれて信頼を得やすいでしょう。

逆にそうではない、素人に分類される一般人が保険について記事を書いても、情報が不足しているのではないか、間違っているのではないかと懐疑的に感じてしまいやすいものです。

また、その記事が掲載されたブログも保険に特化したブログなのか、他のことも書かれた雑記ブログなのかで読者(ユーザー)に与える専門性、権威性、信頼性も大きく変わります。

誰もが前者のほうが専門性も権威性も信頼性もあると感じるのは言うまでもありません。

特化ブログだからこそ専門性、信頼性が担保されて権威性も生まれるのです。

2. 検索流入が伸びやすい

2つ目のメリットは「検索流入(SEO)の面で伸びやすい」ことです。

前述の通りGoogleやYahoo!などの検索エンジンは基本的に検索ユーザーの検索意図に則した記事ページを検索結果の上位に表示させます。

また、専門性、権威性、信頼性(E-A-T)も重視しているため、それが適う特化ブログは検索の評価も上がりやすい、つまり検索順位も上がりやすいのです。

3. 収益化し易い

3つめのメリットは「収益化し易い」ことです。

特化ブログは専門性、権威性、信頼性を構築しやすいだけでなく、テーマやジャンルを絞っているからこそ集まってくる読者の属性も一貫しているので読者のニーズも意図も掴みやすいのです。

読者のニーズも意図も掴めれば、例えば読者の悩みや問題の解決方法、ヒントとなる情報を提示し易く、解決を早期かつ容易に導くための商品やサービスを一緒に紹介し易いとも言えます。

また、テーマやジャンルを絞っているからこそ読者も他の記事を読みやすく、何度も訪問してくれるリピーターにもなりやすいのです。

こうして見ると、雑記ブログのデメリットがそのまま特化ブログのメリットになると言えます。

ただし、特化ブログであったとしても関係のない商品やサービスを紹介したり、広告の露出を多く挟みすぎたりすると嫌悪感を与えてしまうのは雑記ブログと同じですので注意しましょう。

特化ブログのデメリット

こうして見ると断然特化ブログの方が良いと思えるかもしれませんが、特化ブログにもデメリットはあります。

特化ブログのデメリットも大きく分けて3つあります。

  1. 専門知識が必要となる
  2. 書きにくいから続けにくい
  3. 世間の需要と一致しにくい

こちらも順に説明していきます。

1. 専門知識が必要となる

まず1つ目は、記事を執筆するあなた自身に「専門知識が充分にあるか」ということです。

特化ブログはただ単にテーマやジャンルを絞れば良いというわけではありません。

テーマやジャンルを絞っても、それについての専門的な知識がなければ記事を書けないのはもちろん、書いた記事の内容も説得力も薄くなってしまいます。

2. 書きにくいから続けにくい

2つ目のデメリットは専門性が必要だからこそ「記事を量産しにくい、記事を書き続けることが難しい」ことです。

記事内容の真偽の裏取りや独自の見解はもちろん、読者に専門知識を分かりやすく噛み砕いて説明するにも文章を推敲しなければならないため、1つの記事にかける時間も手間も大きくなってしまいます。

また、テーマやジャンルを絞っているからこそ必然的に記事に書くネタも狭いものになりがちであり、そもそも情報が少ないため定期的な更新すらも難しい状況に陥ることもあるでしょう。

ブログは雑記であれ特化であれ、定期的に記事を更新することが読者を集めるための大切な工夫です。

情報の新鮮さよりも専門性や正確性が求められる特化ブログは、記事をストックしておくのはもちろん、同じテーマの記事であっても視点や条件を変えて書いた記事を定期更新、投稿することを心がけてみてください。

3. 世間の需要と一致しにくい

3つめのデメリットは「世間のニーズ、意図と専門性が一致しているかでアクセス数が大幅に変わる」ことです。

テーマやジャンルを絞っているからこそ集まってくる読者の属性は一貫しています。

読者のニーズも意図も掴みやすいのは特化ブログのメリットではありますが、あまりに絞りすぎるとそれを望んでいる読者自身が少なすぎて、場合によっては世間のニーズは全くないことでアクセスが伸びないこともよく起こります。

また、特化ブログのメリットとして収益化し易いことを挙げましたが、マネタイズのポイントがアフィリエイトによる商品の紹介やサービスの申し込みであった場合、自身のテーマやジャンルに沿うアフィリエイトがなければ紹介料を得ることすら出来ません。

どんなテーマ、ジャンルを選ぶかを決めかねているならば、難易度と収益性を纏めた以下の記事を参考にしてみて下さい。

【ブログジャンル一覧】初心者におすすめアフィリエイトジャンルの選び方

メリットデメリット
専門性、権威性、信頼性を得やすい専門知識が充分にあるか問われる
検索流入(SEO)の面で伸びやすい記事を量産しにくい、記事を書き続けることが難しい
収益化し易い世間のニーズ、意図と専門性が一致しているかでアクセス数が大幅に変わる

ちなみに最近はアフィリエイトを介さずに自社の商品やサービスを提供するためにブログ(オウンドメディア)を自前で始める法人、企業も増えています。

オウンドメディアは自社の商品、サービスはもちろん、それに関する情報を提供することが主な目的ですので、正に特化ブログと言えますね。

あなたにおすすめなのは雑記ブログか?特化ブログか?

ここで最初の質問である「雑記ブログと特化ブログだと、どちらのほうが自分に向いているのか?」という質問の答えをまとめます。

メリット、デメリットを読んでもピンと来ない方は「雑記ブログ」をおすすめします。

ピンと来ないのは具体的なイメージを持てないぐらいに圧倒的に書く経験が足りないからであり、そういう方はまずは何でも良いのでブログを書きましょう。

最初から収益を出したい、アクセスを増やしたいという気持ちがあると思います。
しかし、いきなり結果を出したり収益やアクセスが増えるというのは非常に難しいです。

まずは記事を書くことを始めましょう。
自分の得意なことが具体的に分かっている人や専門的な知識を持っている人は「特化ブログ」をおすすめします。

世間のニーズ、意図を踏まえつつ、ブログの定期的な更新が行えればアクセスは順調に伸びていくでしょう。

特化ブログは続ければ続けるほど専門性、権威性、信頼性も増すので、ブログ以外での仕事の依頼チャンスも広がる可能性も含んでいます。

あなたの傾向おすすめは…
自分の書きたいように書きたい雑記ブログ
メリット・デメリットを読んでもピンと来ない雑記ブログ
特化ブログを書くには知識も経験も乏しい雑記ブログ
自分の得意なことが具体的に分かる雑記ブログ
専門的な知識を有している特化ブログ
自身のブランディングを兼ねたい特化ブログ

まとめ

以上が雑記ブログと特化ブログのメリット、デメリットです。

そして、どちらのブログにも共通することは定期的に記事を更新することが読者を集める、リピーターを増やすための工夫でもあります。

例えば雑誌と一緒で毎週〇曜日、毎月〇日など発売日が決まっているからこそ読者はその日に合わせて購読するように、ブログも更新するタイミングが予め決まっている、知られていれば読者もそのタイミングに合わせてブログに訪問するようになります。

また、どちらのブログも読者を意識して記事を書くこと、読みやすさや分かりやすさはもちろん、読後感を意識して記事を書くだけでも記事の質がかなり上がります。

それだけで雑記ブログの日記が誰にも読めるコラム記事に、特化ブログの専門記事が誰にも理解できるレポート記事に昇華されるのです。

最後にあなたの自己実現、自身の目標をブログで適えることを心から願って、締めの言葉といたします。

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サイト開設しよう

WordPressの使い方・記事ページの書き方から公開までをじっくり解説

WordPressにてWebサイトやブログを開設し、実際に記事(コンテンツ)の作成を始めてみたものの、特に初心者の方はWordPressの使い方がイマイチ分からなくて戸惑っている方も多いのではないでしょうか。

エディター画面は同じでも、投稿ページや固定ページでメニューが別になっていたり、WordPress5.0から実装されたブロックエディターの使い方や機能が分からなくて肝心の記事作成が滞っていたり…なかなか前に進めない方もいるでしょう。

この記事ではWordPressの投稿ページと固定ページの違いや使い方、ブロックエディターによる記事の書き方、機能について解説します。

さらには他にもあるWordPressの設定方法についても解説しますので、この記事を読んでWordPressの使い方、書き方をマスターして、あなたのWebサイト、ブログを充実させましょう!

WordPressの投稿ページと固定ページの使い方

まずは投稿ページと固定ページの違い、主な用途について説明します。

投稿ページとは、主にブログ記事(コンテンツ)やお知らせとして作成、使用するページです。

複数の記事ページで構成されるため、カテゴリーやタグで分類分けを行うことができ、その分類別に記事を一覧で表示することも出来ます。

一方、固定ページはブログ記事のように複数あるページと言うよりは単体で成り立つページであり、プロフィール(会社概要)やお問い合せフォーム、プライバシーポリシーなどが作られ、使用されるページです。

また、上記のような使い方に限らなくても良いのですが、自身はもちろんWebサイトやブログの構造、構成をユーザー(読者)にも分かりやすく伝えることを考えれば、その通りに使用することをおススメします。

(最近では企業、法人のコーポレートサイトに新着情報をブログ記事として公開したり、ブログサイトに自身のプロフィールを掲載することも増えています。どちらにも使われる機能として備わっていると言えます。)

ページの追加・編集・削除方法

WordPressの投稿は、新規追加ボタンをクリックして記事を作成し、最後に公開ボタンをクリックすればページが追加されて公開されます。

また、一度公開した投稿ページや固定ページを後に編集・削除を行う事もできます。

ここではページの追加・編集・削除の方法を説明します。

ページの追加

早速、ページの追加を行ってみましょう(ここでは投稿ページを例に説明します)

WordPressにログイン後、左横に表示されているメニューの「投稿」にオンマウスするとさらにメニューが表示されるので、投稿一覧をクリックします。

すると、現在投稿されている記事の一覧が表示されますので、上の「新規登録」ボタンをクリックすると、エディター画面に遷移します。

(メニューにて投稿一覧でなく新規登録をクリックすると、一覧表示をスキップしてエディター画面に直接遷移します)

エディター画面にてタイトルを追加し、公開ボタンをクリックすれば(記事はなくても)ページが追加、生成されて公開となります。

記事およびタイトルは後に編集できますので、まずは好きなタイトルをつけて、投稿ページを追加してみてください。

新しい投稿ページが追加されているはずです。

ページの編集

次は投稿したページの編集を行ってみましょう。

ページの追加と同じように、左横に表示されているメニューの「投稿」にオンマウスするとさらにメニューが表示されるので、「投稿一覧」をクリックします。

すると現在投稿されている記事の一覧が表示されますので、先ほど追加した記事のタイトルをクリックします。

クリックするとエディター画面に遷移しますので、タイトル、および記事の編集を行えます。

また、記事一覧にてタイトルにオンマウスするとタイトルの下にメニューが表示され、メニュー内の「クイック編集」をクリックすると、簡易的な編集を行うこともできます。

ページの削除

もちろん投稿したページは削除が可能です。

ページの編集と同じように、左横に表示されているメニューの「投稿」にオンマウスするとさらにメニューが表示されるので、「投稿一覧」をクリックします。

すると現在投稿されている記事の一覧が表示されますので、記事のタイトルにオンマウスするとメニューが表示されます。

メニュー内の「ゴミ箱」をクリックすると該当の記事はゴミ箱に移動し、記事の一覧からは削除されます。

ただし、これは完全に記事が削除されたわけではなく、該当の記事は非公開かつゴミ箱に移動した状態です。

さらに「ゴミ箱」をクリックすると、「ゴミ箱」にある記事一覧が表示され、削除したい記事のタイトルにオンマウスすると「復元」や「完全に削除する」などメニューが表示されます。

ここで「復元」をクリックすると、ゴミ箱に移動する前の状態に戻ります(該当記事は記事一覧に戻ります)。

記事そのものを削除してしまいたい場合は「完全に削除する」をクリックしてください(これを実行すると記事は完全に削除されるため、「復元」することも出来なくなります)。

ブロックエディターの基本的な使い方

以前のエディターはクラシックエディターが標準でしたが、WordPress5.0以降はブロックエディターが標準となりました。

ブロックエディタでは文章や画像をブロックという単位で管理するもので、レイアウトの変更や位置調整をしやすいのが特徴です。

よってここではブロックエディターの基本的な使い方について説明します。

(※ クラシックエディターとはWordPressが提供していた旧エディターです。クラッシックエディターを使って記事を作成したい場合は、プラグインの「Classic Editor」をインストールして有効化すればクラシックエディターを利用することが出来ます)

ブロックエディターを開くと、以下のような画面が表示されます。

1.タイトルを作成する

まずは記事のタイトルを入力します。

灰色で「タイトルを追加」と書かれている部分をクリックして、記事のタイトルを入力します。

2.記事を作成する

次に+が書かれているアイコン(画面上もしくは画面右横に表示されている)をクリックしてブロックを追加します。

追加できるアイコン一覧が表示されますので、ここではテキストを入力する「段落」を選択します。

これでテキストが入力できるブロックが出来ましたので、実際にテキストを入力してみてください。

3.見出しを作成する

テキストを読みやすくするために、適度な文節で見出しを作成しましょう。

+アイコンをクリックするとアイコン一覧が表示されますので、「見出し」を選択します。

後は段落と同じです。実際にテキストを入力して見出しを作成してください。

4.文字を装飾する

さらにテキストを読みやすくするために、重要な単語、文節を太字で強調したり色をつけて読みやすくしましょう。

強調や色をつけたいテキストを選択するとツールバーが表示されますので、太字の場合は「B」を、色を変える場合は「Aのテキスト色」をクリックして色を選択します。

他にも「I」を選択するとテキストがイタリック表記に、下矢印ボタンを選択すると、その他の機能が表示されてフォントサイズの変更や下線を引くこともできます。

5.リストを作成する

テキスト内容を分かりやすく伝える工夫として、箇条書きにしてリスト表示を行うのもひとつの方法です。

リスト表示には番号付きのものと番号無しのものの2種類があります。

リスト表示を行いたいテキストを選択するとツールバーが表示されます。

記事内容に応じて適切なものを選んで使いましょう。

6.画像を挿入する

記事にはテキストだけでなく、画像を添付することも出来ます。

+アイコンをクリックするとアイコン一覧が表示されますので、「画像」を選択します。

貼り付けたい画像ファイルを選択して貼り付けるだけでなく、画像をドラッグ&ドロップすることで簡単に張り付けることもできます。

7.テキストの引用

記事には自身のオリジナルテキストだけでなく、記事内容の根拠や元となった他のWebサイトの記事を引用して紹介することもあるでしょう。

+アイコンをクリックし、「すべて表示」をクリックするとアイコン一覧が表示されますので、「引用」を選択します。

また、引用を行う場合は引用したテキストだけでなく、引用元(Webサイト名やリンク)も明記しておきましょう。

8.リンクを挿入する

記事にはテキストリンクを貼ることも出来ます。

リンク化したいテキストを選択するとツールバーが表示されますので、「鎖のアイコン」をクリックします。

すると入力欄が開きますので、URLをペーストまたは入力してリターンキーをクリックして設定します。

以上が、ブロックエディターの基本的な使い方です。

全ての入力、設定が終わったら画面右上の「公開」ボタンをクリックして完了です。

ブロックの挿入・削除などの機能

記事を作成していると新しいブロックを挿入することでテキストや画像を追加したりするのはもちろん、いらないブロックを削除することも起こるでしょう。

これもブロックエディターでは簡単に行うことが出来ます。

ブロックの挿入

ブロックの挿入を行うには、新しくブロックを挿入したい箇所のブロックとブロックの間にオンマウスします。

すると「+」ボタンが表示されますのでボタンをクリックするとブロックを選択するツールバーが表示されます。

挿入したいブロックを選択することでブロックが挿入されます。

ブロックの削除

ブロックの削除を行うには、削除したいブロックを選択します。

ブロックを選択後、ツールバーから「…」の詳細設定アイコンをクリックするとメニューに「ブロックを削除」が表示されますのでクリックします。

これでブロックの削除は完了です。

ブロックの移動

ブロックは挿入や削除だけでなく、ブロックの場所を移動することも出来ます。

ブロック選択後、ツールバーの上下のボタンをクリックすることでブロックの移動が行われます。

(上を押せば選択したブロックが一つ上に、下を押せば選択したブロックが一つ下に移動します)

また、ブロックは一つだけの選択ではなくshiftキーを押しながら複数のブロックを選択することで、複数のブロックを一緒に移動することも出来ます。

以上の機能を使えば、記事の修正もよりスムーズに行えるでしょう。

他にも使えるWordPressの設定方法

記事の作成におけるブロックエディターの基本的な使い方は以上ですが、ブロックエディター以外にも記事を充実させる機能がWordPressには実装されています。

是非、こちらも実装してあなたの記事をさらに充実させてみましょう。

アイキャッチ画像の設定

記事を一覧表示した際に画像があると読者も記事を読む前にイメージを掴みやすく、また、SNSなど他のメディアでリンクを引用した際に画像があると興味を引きやすいです。

(SNSにてアイキャッチ画像を表示させるにはOGP設定を行わなければなりませんが、ここではその説明は割愛いたします)

WordPressは記事ごとにアイキャッチ画像を設定することが出来ます。

まずはアイキャッチ画像を入れたい記事を開き、ブロックエディターの右上にある投稿ボタンをクリックしてメニューを開きます。

メニューにある「アイキャッチ画像」をクリックすると「アイキャッチ画像の設定」ボタンが表示されます。

クリックして画像ファイルを選択、設定を行いましょう。

カテゴリーの設定

WordPressでは投稿した記事をジャンル分けするためのカテゴリー機能と、投稿記事にタグを付けるタグ機能があります。

特にカテゴリー機能は複数あるブログ記事をグループ分けすることでカテゴリー別に記事一覧を表示することも出来ますので極力設定しておきたい機能です。

まずはカテゴリーを設定したい記事を開き、ブロックエディターの右上にある投稿ボタンをクリックしてメニューを開きます。

メニューにある「カテゴリー」をクリックするとカテゴリーの一覧が表示されるので、該当するカテゴリーにチェックを入れて設定を行います。

また、「新規カテゴリーを追加」をクリックして新しいカテゴリーを作成、設定することも出来ます。

記事のURL(パーマリンク)の設定

WordPressでは投稿した記事に固有のURL(パーマリンク)が自動で割り振られます。

この自動で割り振られるURLを変更することも出来ます。

まずはURLを設定したい記事を開きます。

ブロックエディターの右上にある投稿ボタンをクリックするとメニューが開きます。

メニューにある「パーマリンク」をクリックするとURLスラッグという入力欄が表示されるので、ここに変更したいURLを入れて設定を行います。

URLは分かりやすい文字列にするのが望ましいですが、日本語URLではSNSなどでパーマリンクをシェアした場合に文字列が変換されてしまうため、極力半角英数字にすることが望ましいです。

下書き保存、非公開、パスワード設定

記事がまだ作成途中で公開したくない場合には下書き保存を行いましょう。

ブロックエディターの右上に「下書き保存」ボタンがありますので、これをクリックします。

また、一度公開したページを非公開に戻すことも出来ます。

非公開にしたい記事を開き、ブロックエディターの右上にある投稿ボタンをクリックします。

メニューにある「ステータスと公開状態」をクリックすると表示状態が「公開」になっていますので、これをクリックして「非公開」を選択します。

さらに、記事ページを閲覧できる人を限定するパスワード設定も行う事ができます。

同じくパスワード設定したい記事を開き、ブロックエディターの右上にある投稿ボタンをクリックします。

メニューにある「ステータスと公開状態」をクリックすると表示状態が「公開」になっていますので、これをクリックして「パスワード保護」を選択し、パスワードを入力、設定します。

これでパスワードを入力しないと閲覧ができないページになりました。

まとめ

以上がWordPressの使い方・記事ページの書き方から公開までの一連の設定です。

この記事を見ながら実際に手を動かしてみると理解も早まり、操作にも慣れることが出来るでしょう。

これらの設定をしっかり行うことであなたのWordPressの記事作成が容易になるのはもちろん、読者(ユーザー)にとっても読みやすい記事を提供することに繋がりますので、是非マスターしてくださいね!

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複数人でメールアドレスを共有するときの注意点

ロリポップCRチームのmochikoです。今回は、会社の代表メールアドレス、部署内で共有しているメールアドレスなど、複数人がひとつのメールアドレスを使う際に起こるよくある問題とその対策についてご紹介します。また、知っておくと便利なメールの仕組みについても詳しく解説します。

複数人での共有メールアドレス運用のトラブル

会社の営業所でinfo@example.comというメールアドレスを複数人で使っているケースを思い浮かべてみてください。このメールアドレスを営業所の全員で共有している場合、各々のパソコンでメールを確認閲覧できたり、営業チームは外出先からスマートフォンで確認することもありそうです。

そんなとき、次のようなトラブルが発生することがあります。

  • 誰に聞いても削除した形跡がないのに、メールサーバーにあるはずのメールが見当たらない!
  • 営業所のパソコンでは確認できたメールが、外出先でスマートフォンから確認できなかった
  • 削除したはずなのに、同じメールが復活している?

上記のようなケースは、メールを受信する際の接続方式の違いと、その設定によって発生する可能性があります。

今回は、メールの送受信の仕組みを説明しながら、大切なメールのデータを失わずに、できるだけ安全に運用するための注意点についてまとめていきます。

メールのしくみ

メールのしくみを理解するために、まずは専門用語の説明をします。この記事では以下の用語を次のような意味で使います。

  • クライアント
    メールソフトが動いている機器のことや、そこで動作しているメールソフトのことを指します。サーバーとの対比で「クライアント」というキーワードを使用していますが、難しく感じる方は、この後の説明ではおおむねメールソフトと同じ意味として読み替えてもらっても構いません。
  • メールソフト
    クライアント上でメールの送信や受信、閲覧を行うためのソフト(OutlookやThunderbird、Macやiphoneの標準メーラーなど)
  • メールサーバー
    メールを送信したり受信したりするサーバー(本記事では受信時と送信時のサーバーを区別せずにメールサーバーと表記します)

まずは、実際にメールが送られる時の流れを簡単に見てみましょう。

例)ロリポップのメールサービスを使っているAさんがBさんあてにメールを送る場合の図
  1. Aさんが自分のPCからBさん宛にメールを作成して送信する
  2. Aさんのメールソフトからロリポップのメールサーバーにメールのデータが届く(SMTP)
  3. Bさんが使っているメールサーバーにメールのデータが届く(SMTP)
  4. Bさんのメールソフトがメールをメールサーバーに取得しにいく(POPまたはIMAP)
  5. Bさんがメールソフト上でメールを確認する

かっこの中に書かれているSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)やPOP(Post Office Protocol)、IMAP(Internet Message Access Protocol)などは「プロトコル」と呼ばれるものの種類を表しています。プロトコルとは、通信するときの約束事やルールのことです。
メールにはメールの、WebにはWebのルールがあって、メールソフトなどのアプリケーションが通信をするときは、そのルールを守る決まりになっています。

ここではひとつひとつのプロトコルに対する詳しい解説は割愛しますが、SMTPはメールを送信する時に使うルールで、POPとIMAPはメールを受信する時に使うルールであるということだけ覚えていただければ大丈夫です。

なんとなく全体像を把握したところで、Bさんのメールサーバーにメールが届いてからBさんが実際にメールを確認するまでを、さらに詳しく見てみましょう。

Bさんから見ると、Aさんからのメールは自分のスマートフォンまで自動的に届いているように感じるのですが、実はそうではありません。
スマートフォン上で動いているメールソフトはメールサーバーからメールが送られてくるのを待っているのではなく、自らメールサーバーにアクセスしてデータを取得しにいっています。

つまりメールサーバー側がクライアントに「メールが届いたよ」と送ってくれているのではなく、クライアント側からメールサーバーに「メールはありますか?」と問い合わせをしているのです。

POPとIMAPの違い

メールソフトでメールを受信する方法は、POPとIMAPの2種類があります。 それぞれクライアントからメールサーバーにアクセスするという点は共通していますが、 以下のような違いがあります。

POP

  • メールデータをダウンロードしてメールソフト上で閲覧することが前提の方法
  • 基本的にメールサーバーにメールが残らない(※1)

IMAP

  • メールサーバーにあるメールデータをメールソフト上からそのまま閲覧、管理する方法
  • メールサーバーの容量を気にする必要がある

※1 メールサーバーにデータを残す設定も可能です。

スマートフォンなどのモバイル機器で動くメールソフトやWebブラウザ上で使うメールソフトなどは、 メールデータをダウンロードできないため、IMAPが使われています。

共通メール運用のトラブルの原因と対処方法

ここで最初に出てきたケースについて、改めて考えてみましょう。何が起こったと考えられるのでしょうか。

  • 誰に聞いても削除した形跡がないのに、メールサーバーにあるはずのメールが見当たらない!
  • 営業所のパソコンでは確認できたメールが、外出先でスマートフォンから確認できなかった
  • 削除したはずなのに、同じメールが復活している?

メールを受信するときのPOPとIMAPの違いを踏まえて、順番に見ていきましょう。

誰に聞いても削除した形跡がないのに、メールサーバーにあるはずのメールが見当たらない!

考えられる要因

  • 新しいパソコンAで新たにメールソフトの設定を行った際の設定ミスが考えられる
  • POPにてメールサーバーにデータのコピーを残さない設定にして、メールを受信した

メールデータをパソコンAでダウンロードしてしまうと、別の時にパソコンBでメールを閲覧しようとしてもメールサーバーにメールデータがないので、メールを閲覧することができません。

ただし、パソコンAでメールデータをダウンロードするよりも前に、パソコンCでPOPで接続しメールデータをダウンロードしていた場合は、パソコンCではメールの内容を確認することができます。

対処方法

  • POPでメール設定をする際に「メールデータのコピーの残す」という設定にチェックが入っているか確認する
  • POPを使わずにIMAPで設定する

POPでは基本的にメールデータをダウンロードするため、メールサーバーに残しません。メールソフトによっては「メールデータのコピーの残す」という設定がデフォルトで有効になっていないケースがあるので、必ず確認するようにしましょう。
また、POPを使う理由が特にないのであれば、メールソフトの設定をIMAPで統一することで防ぐことが可能です。

営業所のパソコンでは確認できたメールが、外出先でスマートフォンから確認できなかった

考えられる要因

  • 営業所のパソコンのメールソフトをPOPでメールサーバーにデータのコピーを残さない設定にして、メールを受信した

最初の例でも説明したとおり、メールが確認できた営業所のパソコンは、メールサーバーからデータが削除される前にメールをダウンロードしていたと考えられます。
もしかしたら、このパソコンのメールソフトの設定がメールサーバーにデータのコピーを残さない設定になっているかもしれません。

スマートフォン上で動くメールソフトはほとんどがIMAPを使っています。IMAPでは、メールサーバー接続した時点でそこにデータがなければメールは確認できません。

対処方法

  • 該当のメールが閲覧できるパソコンのメールソフトの設定を確認する

POPでメールの設定を行う場合は、「メールデータのコピーの残す」という設定に必ずチェックが入っているか確認を行います。

こちらも、POPを使う理由が特にないのであれば、メールソフトの設定をIMAPで統一することで防ぐことが可能です。

削除したはずなのに、同じメールが復活している?

考えられる要因

  • 削除したのはPOPでダウンロードしたパソコン上にあるメールのデータであり、メールサーバーからは削除されていなかった
  • メールサーバーにメールデータが残っている状態なので、別のクライアントには同じメールが届いた

POPは基本的にダウンロードしかできないので、メールソフトでメールを削除してもメールサーバー上のデータを削除することはできません。

そのため、別のパソコンやスマートフォンがメールサーバーにアクセスすると、メールサーバーにはメールのデータが残っているので、パソコンで消したはずのメールが復活したようにみえてしまいます。

対処方法

  • メールのPOP設定を見直す

POP接続であっても、メールソフトの設定で削除操作と同時にメールサーバー上のメールデータを削除することが可能です。また、IMAPでメールを削除すると、メールサーバーのデータを削除することになるので、同じメールが再び届いてしまうということがありません。

複数人でのメール管理の落とし穴

POPによる接続であっても、設定さえ正しくしておけばメールサーバーにメールデータを保持しておくことは可能です。
しかしPOPの基本的な考え方は、「クライアントにメールデータをダウンロードして管理する」というものでした。
複数人でメールアドレスを共有する場合、メールサーバーにはメールデータを残しておく必要があるので、POPの基本的な考え方とは少し異なる使い方をすることになります。

また、POPを使ってメールソフトの設定をする際には、メールアドレスを共有する人全員が設定を正しく行う必要があります。
1台でも設定を誤ると、メールサーバーからメールのデータを削除してしまう事態になる危険性があることが先程あげた例でお分かりいただけたと思います。

こういったことを起こさないためにも、普段はメールのデータをメールサーバー側で管理する、IMAPによる接続を使うのが安全かもしれません。

ただし、残しておきたい大切なメールは、必ず定期的にメールサーバーからダウンロードしてメールデータのバックアップを取るようにしましょう。
メールサーバーにデータを残し続けることで、データ容量やメールの数が増えすぎてしまうケースもあります。メールサーバーの上限を超えないようにデータを整理しながら利用することが大切です。

共有メールアドレスでのよくあるトラブルと、POPとIMAPというメールを受信する際のルール(プロトコル)の違いについて簡単に説明してきました。
最後に、POPとIMAPにはそれぞれメリットとデメリットがありますので、利用用途に応じておすすめなケースを紹介します。

POPがおすすめなケース

  • メールの送受信をひとつのクライアントのみで行う場合
  • インターネット接続ができない環境で過去のメールを確認する必要がある場合
  • メールサーバーのディスク容量が少ない場合

IMAPがおすすめなケース

  • 複数人で管理する共有メールアドレスを使う場合
  • 外出先と自宅など、複数のクライアントからメールを使う場合
  • メールが到着し次第、新着メールとして常に確認しておきたい場合(一般的にPOPより早く確認ができます)
  • モバイル機器などクライアントのディスク容量が少ない場合
  • パソコンを買い替えた時にメールデータの移設をせずにそのまま使いたい場合

まとめ

  • 基本はIMAPで利用してサーバーのデータを複数クライアントから閲覧するのがおすすめです
  • 新しくメールソフトを設定する時は設定に間違いがないか特に注意しましょう
  • 定期的にメールサーバーのデータの容量やメールの数をチェックして、バックアップを取るなどメールデータを適切に管理するようにしましょう

メールの設定内容を理解して、正しく安全に共有メールアドレスを運用しましょう。

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アフィリエイト初心者が月に1万円の報酬を得るまでにやるべきこと

アフィリエイトを始めたばかりだけど報酬を得られない…。アフィリエイトで月1万円の報酬を得るにはどうすれば達成できるのか分からない。と悩んでいる方はいませんか?

実際にアフィリエイトで月1万円稼げない人の割合は65%以上いると調査結果が出ています。

引用:アフィリエイトマーケティング協会

この調査結果によると、アフィリエイトで月1万円以上の収入がある人の割合は、全体の35%(2020年7月)程度です。この結果を見ると月1万円の報酬を得るのは難しいように思えますが、実態は知識が全くない状態でアフィリエイトをしていることが原因です。

アフィリエイトで月1万円の報酬を得るためには、以下の5点をしっかりと理解し、実行する必要があります。

  1. アフィリエイトとはなにか
  2. どんな人の悩みを解決させたいか
  3. 検索順位を上げるためには何をすればよいか
  4. 「収益記事」と「集客記事」の役割を理解し、使い分けられているか
  5. 報酬を得るために必要な期間はどれくらいか

この記事ではアフィリエイト初心者のために、理解しておきたい5つのことと、よくある失敗に関して詳しく解説していきます。

アフィリエイトとはなにかを理解しよう

アフィリエイトの仕組みについて、しっかり理解をした上でブログを運営している人は多くはありません。

アフィリエイトの基本的な仕組みは「商品を紹介すると紹介料がもらえる」ということです。

アフィリエイトの始め方を詳しく知りたい方は【アフィリエイト初心者向け】アフィリエイトの始め方をわかりやすく解説をご覧ください。

アフィリエイトの種類

実際にアフィリエイトで報酬を得る場合、どのような種類があるかを理解しておきましょう。

アフィリエイトは種類がたくさんあるのですが、主に使われるのは3種類です。

  1. ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)
  2. 物販アフィリエイト
  3. クリック型報酬アフィリエイト

この3つを抑えておけば十分です。

これらは記事に合わせて同時に使用することができるので、しっかり登録して使えるようにしておきましょう。

1. ASP(アフィリエイト ・サービス・プロバイダ)

ASPとは、アフィリエイト広告を管理し、広告主とメディア(私たち)を繋げてくれる企業のことです。

ASPに登録すると様々な企業の広告をブログに貼れるようになります。アフィリエイトをするためには、必ずASPに登録しておく必要があります。

ここでは代表的なASPを紹介します。

アフィリエイトを初めた人が必ず登録しておくべきASPです。

ブログ開設した直後にも登録ができ、審査がないのでブログ初心者におすすめです。
既にブログ運営していて記事を書いているという場合は、下記のASPもおすすめです。

ASPによって使うことができる広告の種類が変わってきます。複数登録することで、使いたい広告がなくて困ったという状況を防ぐことができます。

ただし、それぞれ審査がありますので、ブログを20記事程度書いてから申請しましょう。

2.物販アフィリエイト

物販アフィリエイトとは、「楽天」や「Amazon」にある商品を紹介できるアフィリエイトプログラムです。

この2つは登録するだけで、それぞれのショッピングモールに掲載されている商品全てを紹介することができます。

Amazonアソシエイト:紹介料率 2%〜10%

Amazonで販売している商品及びサービスを紹介することができます。
料率について詳しくは「アソシエイト・プログラム紹介料率表」 をご覧ください。

楽天アフィリエイト:紹介料 2%~4%

楽天サービスで販売している商品を紹介することができます。Cookieの保持期間が長いのが特徴です。
料率について詳しくは「楽天アフィリエイト ジャンル別料率一覧」をご覧ください。

Amazonアソシエイトも楽天アフィリエイトも特別紹介料など、日々変更があるのでチェックしてみてください。

Amazonアソシエイトの登録はこちら

楽天アフィリエイトの登録はこちら

3.クリック型報酬アフィリエイト

クリック型報酬アフィリエイトは広告をクリックされるだけで報酬が発生するもので、収益化が最も簡単です。

広告を貼るだけで一定数の報酬が見込めるので、特に初心者の雑記ブログにおすすめです。

クリック型報酬アフィリエイトで有名なのが、「Google Adsense」です。

Google Adsenseは審査が厳しく、ブログに記事がないと合格しないので、記事を10本程度書いてから申し込みましょう。

GoogleAdsenseを設置するまでの手順については、「ブログにGoogleアドセンスを設置するまでの手順【審査のポイントと申請方法も詳しく解説します】」をご覧ください。

どんな人の悩みを解決させたいかを理解しよう

アフィリエイトをしても報酬に繋がる記事とそうでない記事には大きく違いがあります。それは以下の2つです。

  • ペルソナを設定しているか
  • 読者の悩みを解決しているか

順に説明していきます。

ペルソナを設定しているか

アフィリエイトに関する記事でよくある間違いは「誰に対して紹介しているのか」を想像せず、売れたらラッキーだなと思ってブログを書くことです。

あなたは、報酬を得られそうという理由で知り合いに何かを紹介しますか?相手のことを知っているなら、その人が興味もないものを紹介したりはしないはずです。

インターネット上での紹介は、相手の姿・形が見えないので想像しにくいですが、実際に知り合いに紹介するのと同じように考えブログを運営する必要があります。

例えば、高級チョコレートを販売する時を考えてみましょう。世界中の全員に対して高級チョコレートを販売するよりも、「24歳の会社員が自分へのご褒美として、普段よりちょっと贅沢したいときに食べるチョコレート」とした方がどんな言葉遣いでどんな訴求をすべきか想像しやすいですよね。
このように記事を書くときは「購入する人はどんな人か」を想像し、ペルソナを定義することが重要です。

ペルソナで定義する項目の一例を紹介します。

  • 名前
  • 性別
  • 年齢
  • 職業
  • 学歴
  • 収入
  • 既婚・未婚
  • 同居家族構成
  • 休日の過ごし方
  • 趣味

項目を細かく定義していくことによって、紹介する商品を購入したいと思う人を特定して考えることができるようになります。

ペルソナを、細かく設定してしまうと該当する人がいなくて誰も買わないのではないかと思うかもしれません。しかし、1人の悩みを解決する商品やサービスでも、実は世の中に似たような境遇の人はたくさんいます。その人の悩みに深く入り込みやすいので、むしろ購入されやすくなります。

読者の悩みを解決しているか

ブログの記事に、何も考えずアフィリエイト広告を貼ってみてもほとんど場合、報酬を得ることができません。それは「その記事で人の悩みが解決されていない」ことが原因です。

実際にインターネットで何かを検索する時を思い出してください。ほとんどの場合「何かを調べたいとき」ではないでしょうか。

ブログ記事に必要なことは、その人の悩みを解決できるような「情報」を提供することです。ブログに「今日の日記」を書いても誰も興味ないですし、悩みを解決していないので読まれません。

あなたが、今なぜこの記事を読んでいるのかというと「アフィリエイトで月1万円の報酬を得る方法」知りたいからです。

この記事の様に「アフィリエイトで報酬を得る方法が知りたい」という悩みを解決している場合は、必要な人にしっかりと読まれます。

必ず「何かの悩みを解決する」というのを心がけてブログを運営するようにしましょう。

検索順位を上げるためには何をすればよいかを理解しよう

SEOについて

人の悩みを解決する記事を書くといっても、ただがむしゃらに書けば良いというわけではありません。ブログを運営していく上で必ず理解する必要があるのがSEOです。

SEOは「検索エンジン最適化」の略で、人が言葉を検索した際に自分のブログ記事を上位に表示させるための対策のことをいいます。

例えば「風邪 治し方」と検索した場合、下記の画像のようにたくさんページが表示されます。

検索結果の中でページがクリックされる確率は、掲載順によって大きく変動し、4番目以降の結果がクリックされる確率は10%もありません。

検索順位クリック率
1位28.5%
2位15.7%
3位11.0%
4位8.0%
5位7.2%
6位5.1%
7位4.0%
8位3.2%
9位2.8%
10位2.5%

引用:Why (almost) everything you knew about Google CTR is no longer valid (SISTRIX)

この結果を見ると、人が知りたいことを検索した際、最低でも1位~3位に書いた記事が表示されてければ、あなたの書いた記事に来ることはほとんどないことがわかります。

そのためにも、SEOを理解して上位に表示させる記事を書く必要があります。

ビッグワードとスモールワードについて

SEOが大事なことは理解したと思いますが、どうやって上位表示させるのでしょうか。私は「スモールワード」を狙って記事を書くことをおすすめします。

スモールワードとは、「あまり検索されないけども悩みを解決できるキーワード」の事を指します。逆によく検索されるキーワードの事を「ビッグワード」と言います。

ビックワードは、1語か2語であることが多いです。

バスケットボール            →ビッグワード

バスケットボール 上達 公園 練習方法 →スモールワード

スモールワードでは、バスケットボールうまくなるための練習方法を調べていることがわかります。

このように「調べる人の悩みを細かく」することにより、ピンポイントで悩みを解決できる記事を書けるというメリットがあります。また、同じ内容の記事を書く人が少なくなるので、競合が減ります。

「競合が少なく」「悩みを的確に解決」することができる情報であれば、検索順位を上げることは難しくありません。

キーワード選定について

では、スモールワードはどのように調べたら良いのでしょうか。それは「キーワード選定」のツールを使用します。

キーワード選定ツールは、ビックワードを入力するとよく検索されているスモールワードが一覧となって出てくるツールです。

それでは具体的に見ていきましょう。

まずはラッコキーワード開き、調べたい単語を入力します。

今回は例として「英語」と入力しました。

そうすると大量に結果が出てきます。ここに書かれているキーワードがよく検索されているキーワードになります。

左側にある「サジェスト」と書かれている部分は収益が発生しやすいキーワードです。簡単に言うと「○○ おすすめ」のような「誰もがよく調べそうなキーワード」です。ただし、本当に調べたい情報が何かが分からないので「ビッグワード」と考えてください。

右側や下の方にスクロールすると出てくる「単語+単語」に表示されているキーワード「スモールワード」です。

この中には「単語+単語」の2つの組み合わせしか表示されないことが多いです。そこで検索欄にその2語を入力してさらに空白を入れてみましょう。するとより詳細なキーワードを探すことができます。

このようにして、自分が悩みを解決できるというキーワードを探していき、このキーワードをタイトルにして記事を書いていきます。

※サジェストキーワードの全てがビッグキーワードで、その他はスモールキーワードというわけではありません。よく検索されそうなキーワードは、最終的に自分で想像して判断しましょう。

「収益記事」と「集客記事」について

キーワード選定の項で「収益が発生しやすいキーワードはサジェストされたビッグワード」と書きました。しかし一方で「スモールワードを狙って記事を書きましょう」と解説をしています。

なぜこのような言い方をしたのかというと、記事の種類には「収益記事」と「集客記事」の2種類が存在するからです。

  • 収益記事:「サジェスト」の部分のビッグキーワードを狙う記事
  • 集客記事:「単語の組み合わせ」で絞っていくスモールキーワードを狙う記事

スモールキーワードで検索上位を狙っていきアクセスを集め、ビッグワードに移動させて収益を発生させるという方法がオススメです。

この時に重要なのが「収益記事」と「集客記事」は記事の書き方です。

どちらの場合も必ず「キーワードを記事のタイトルに含めて」書いていきますが、その書き方は異なります。

それでは、それぞれの記事の書き方を理解していきましょう。

収益記事の作り方

収益記事では、悩みをすぐ解決できる記事を書く必要があります。

よく「英語勉強 おすすめアプリランキング」などの○○ランキング形式を見かけると思いますが、このランキング記事が収益記事に当たります。

【収益記事の例】(キーワード:英語 勉強 おすすめアプリ)

タイトル:英語勉強おすすめアプリランキングTOP5
記事内容:英語勉強におすすめのアプリを5つ紹介します。
5→○○
理由:
4→○○(アフィリエイト商品を紹介)
理由:
3→○○
理由:
2→○○
理由:
1→〇〇(アフィリエイト商品を紹介)
理由:
まとめ:費用を押さえたい場合は2位がおすすめですが、総合では1位の〇〇がおすすめです。

このような感じで、商品を紹介していきます。

この時に重要なことは、アフィリエイト商品でなくてもランキングに含めて問題ないということです。

アフィリエイト商品だけで全てを紹介しようとするのは難しいので、あくまでも検索した人の悩みを解決するということだけを考えて配置してください。

収益記事はこのようなランキングだけではなく、今読んでいるこの記事のように「アフィリエイトで月1万円の報酬を得る方法」というタイトルで、その中にアフィリエイト広告を貼り付けても流れで購入できるので問題ありません。(ちなみにこの記事にはアフィリエイト広告はありませんが…)

あくまでも「収益に結びつきやすい記事」を収益記事と考えてください。

収益記事はブログ全体の1割を目安に書くようにしましょう。

残りの9割は「集客記事」です。

集客記事の書き方

集客記事はアクセスを集めるための記事を書きます。

アクセスを集めるためには競合とかぶらないようにスモールワードを使って記事を書いていきます。

集客記事の書き方は主に次の4つを意識して書いていきましょう。

  1. タイトル
  2. リード文(問題提起&共感・結果)
  3. 本文作成
  4. まとめ

記事を書くときは上記の内容を当てはめて書くと書きやすいのでオススメです。中でも重要なのは「リード文」です。

リード文とは、文の最初に「何について書いてある内容なのかを解説する」部分です。このリード文で記事の文章が読まれるかどうかが決まるくらい重要です。

リード文の書き方としては、

  • 問題提起→どのような悩みを抱えて検索してきたかを再度確認する
  • 共感→その悩みについて理解をする
  • 結果→この記事では悩みを解決できると伝える

この3つの順番で書いていくようにしましょう。

【集客記事の例】(キーワード:海外旅行 ホテル チェックイン フレーズ)

タイトル
海外旅行でホテルチェックインを英語でするときのフレーズ
リード文
初めての海外旅行で英語を使ってホテルにチェックインする時はどのようなフレーズを使っていいか悩みますよね。 そんな時はこの記事に書いてあるフレーズを覚えていくと、旅行の当日チェックインをする際に焦らずに済みます。
本文
チェックインのフレーズ
まとめ
今回は海外旅行の時のホテルにチェックインする時に必要なフレーズを紹介していきました。 海外旅行に行くときにスラスラと英語が喋れるようになりたいなと思っている方は、こちらの記事からおすすめの英語アプリを紹介しているので参考にしてみてください。

初心者の方はこの記事の構成を真似して組み立ててみてください。

今あなたが読んでいるこの記事も「集客記事」に分類されますので、上記の流れで全て組み立てています。

タイトルでは「アフィリエイト 1万円 報酬」などのキーワードで検索

リード文では「アフィリエイトで1万円の報酬を得るのは大変ですよね(共感)→この記事を読めば達成できます(結果)」

本文「1万円の報酬を得る具体的な方法」

という流れです。

そして、集客記事の役目としては「アクセスを集める」ことです。アクセスを集めることにより収益記事に移動させて、収益記事で商品を紹介するという流れです。

また、必ずしも集客記事は収益記事に移動させる必要はありません。アクセスを集めるだけでも相乗効果で他のキーワードの記事も検索結果の上位表示がされやすくなるからです。

見出しの使い方

本文を作成する際に必ず使用をおすすめするのが「見出し」です。見出しとは「ひと目見て内容が分かる項目」いわゆる「目次」です。

項目が無いとどこに何が書いてあるのかが分からなくなるので、文章が読みづらくなります。必ず見出しの項目を記事上部に付けるようにしましょう。

報酬を得るために必要な期間はどれくらいかを理解しよう

アフィリエイトで必要なこといくつか紹介してきました。報酬を得るためには、これらを意識して地道に継続していく必要があります。

そして記事の数ですが、まず50記事を目安として書いてみてください。もちろん記事の内容や書くジャンルによっては、もっと少なくても報酬を得られる場合や、もっと多く必要な場合もあります。

また、報酬を月1万円得るようになるには、一般的に半年から1年はかかる場合が多いです。

月1万円で1年もかかるのか・・・。と思う方も多いかもしれません。しかし、月1万円を達成したあとは月5万円にするには難しくはありません。

実は最初の達成が一番大変で、始めた人が最も多く辞めていくの壁なんです。そこを乗り越えると、月10万円も夢ではありません。

よくある失敗について

アフィリエイトで月1万円の報酬を得ることができない人は、以下のような失敗に陥りがちです。

  • 簡単に稼げる方法を探す(特別な手法があると思う)
  • 色々な事に手を出す
  • 継続できない

「簡単に報酬を得る方法」というものはありません。そして特別な手法も基本的に存在しません。

アフィリエイトの報酬をえる方法を解説している私も、約7000文字のこの記事を数時間かけて、ここで解説した手法を用いて書いています。

つまり、コツコツ継続して記事の数を増やし、人の悩みを解決していく事が一番の近道です。

まとめ

アフィリエイトで月1万円の報酬を得る方法は、この記事を参考にブログを運営していけば達成に大きく近づきます。

何度も読み返し、意識して実践してみてください。

アフィリエイトはすぐに結果が出るわけではありませんが、時間をかけて着実に進めればきっと報酬につながります!